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青少年(22歳未満)限定のアマチュア無線啓発イベント
WAKAMONOアマチュア無線イベントを秋葉原UDXで2回目の開催
【 2018 WAKAMONOアマチュア無線イベント・レポートムービー(YouTube)】
JARLでは2018年10月28日(日)、東京都千代田区外神田の秋葉原UDX6階ルームC・D・E・Fで、22歳未満の方を対象とした第2回目の「WAKAMONOアマチュア無線イベント」を開催し、今年も保護者も含む約250名の参加者を集めて盛大に開催しました。
●そもそも「WAKAMONOアマチュア無線イベント」とは?
JARLでは、現在のアマチュア無線界にとって最も重要な青少年層の育成について各種の事業に取り組んでいます。第1回の「WAKAMONOアマチュア無線イベント」は22歳未満の青少年向けに特化して、「アマチュア無線への強い関心を引き出すことや、基礎的な楽しみ方を紹介すること」を強く意図して昨年10月29日に初開催し、当日はあいにくの荒天気味ながら、子供たちや保護者を含めて約250名の参加があり、参加した子供たちは、アマチュア無線の楽しみについてやさしく解説する5つの講演、遊び感覚の無線交信体験、FMラジオの工作などを大いに楽しみ、抽選会の後、笑顔いっぱいで会場を後にする姿が印象的でした。
●第2回「WAKAMONOアマチュア無線イベント」の開催
さてJARLでは、昨年の初開催の実施経験を踏まえて、本年度も第2回目の「WAKAMONOアマチュア無線イベント」に取り組みました。JARLが近年実施中の「青少年お試し入会キャンペーン」のフォローアップイベントにも位置付けています。
今年の「WAKAMONOアマチュア無線イベント」の参加者募集のプレ案内は、8月25日・26日、東京ビッグサイト西展示棟2ホールで開催した「ハムフェア2018」会場内、JARL特設ブースの「青少年・ビギナー向けイベントコーナー」から開始し、コーナーに来場した保護者の方や子供たちからは好感触が得られました。
●増加傾向を示した「大きなWAKAMONOたち」の参加
参加者の事前募集は、9月上旬からJARL Webの案内ページ等で開始し、今年も開催までに100名に迫る子供たちや青少年の事前申込をいただきましたが、初回の昨年と比べてみますと、実参加者の傾向に変化が感じられました。
昨年の事前参加申し込み者は、小学校高学年〜中学校低学年の児童・生徒を中心として、両翼の年齢に分散していく傾向が感じられたのですが、今年の参加者は、対象を22歳未満と定めていることが浸透しているためか、高校生から大学生に至る高い年齢層の青年層、いわば「大きなWAKAMONOたち」の参加がたいへん多く見られたのです。
さらに当日は、秋葉原のショッピングを兼ねて集まった「大きなWAKAMONOたち」の飛び込み参加が思いのほか多く見られました。
▲「開会挨拶」JG1KTC尾 義則JARL会長 |
▲講演1「電波の不思議、無線の魅力」JG1KYL羽根田 新氏 |
▲講演2「アマチュア無線局を開局しよう」JH8HAV伊藤 広信氏 |
▲講演3「交信してみよう」JO1LDY黒木 重弘氏 |
▲講演4「南極昭和基地(8J1RL)と交信しよう」7K2GMJ新谷 一徳氏 |
▲講演5「アマチュア無線の友達を増やそう」JG1KTC尾 義則JARL会長 |
そして11:00に約100席の講演会場で開会式が前回同様、来場の参加者や保護者で立ち見が出る中で開催され、JG1KTC尾義則会長の開会挨拶ののち今回の各イベントがスタートしました。
イベントでおこなった各種の催事は、手作りFMラジオ工作教室(申し込み制:35名が参加)、特定小電力トランシーバーを使った無線交信体験スタンプラリー(50名が参加)、アマチュア無線ビデオ上映、参加の子供たち同士で8枚の名刺を交換しあうアイボール名刺交換、JARL中央局JA1RLとの交信体験(60局と交信、会場でQSLカード即日発行)、アマチュア無線なんでも聞いちゃおうコーナー、総務省関東総合通信局・JARDの相談コーナー、アマチュア無線関連機器メーカーの製品展示、そしてアマチュア無線の初心者や青少年向けの5つのテーマによる講演会などです。3つ以上の講演を聞くと記念品がもらえる「お話しラリー」も実施しました。JARLが現在取り組んでいる「青少年お試し入会キャンペーン」や「会費助成による継続受付」もおこないました。
参加した「大きなWAKAMONOたち」は、興味のある講演などの合間に、会場内に設置した休憩所で同年代の仲間たちとのアイボールをも楽しんでいたようです。
WAKAMONOアマチュア無線イベントの最後を飾るのは、ハンディートランシーバーなどの賞品が当選するお楽しみ抽選会です。
この抽選会への期待は「小さな子供たち」も「大きなWAKAMONOたち」もまったく変わらず、小さな子供たちに同行した保護者の方々も交えて、大いに盛り上がりました。
目玉賞品となった3台のハンディートランシーバーのうち、1台は中学生に、2台は親子づれの2名のかわいい小学生たちがみごと当選!
当選者のみなさんには、見事に当選したハンディートランシーバーで、大いにアマチュア無線を楽しんでいただきたいものです。
こうして、今年も「青少年に特化したアマチュア無線イベント」は盛況のうちに幕を閉じ、参加していただいた皆様は嬉しそうに秋葉原電気街の街並みを後にされたようです。
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JARLでは、これまで2回のこのイベントの実施経験を踏まえて、来年度以降も「WAKAMONOアマチュア無線イベント」を定期的に開催して参ります。
▲会場ではお楽しみイベント「チェキに残そう」も大人気!
(11月01日)
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