「ふじ3号」概 要


目 的
  • JAS-1およびJAS-1bの機能の継承
  • 国際親善への寄与
  • 新通信システムと新技術習得の機会の提供

機 能
  • 音声および電信信号の中継
  • デジタルパケット信号の中継
  • デジトーカによる音声信号の送信
  • 新型太陽電池と半導体の宇宙使用実験


    軌 道
  • 高度   :近地点高度 799km、 遠地点高度 1320km
  • 周期   :106分
  • 軌道傾斜角:99度


打上げ
 平成8年8月17日10時53分(JST)、宇宙開発事業団(NASDA)のH−Uロケット
4号機によって、種子島宇宙センターから打ち上げられました。


ミッション系(通信系)
 地球から衛星へのアップリンク回線に145MHz帯、衛星から地球へのダウンリン
ク回線に435MHz帯の周波数を使用します。(Jモード)
  • アップリンク周波数 145.90MHzから146.00MHz
  • ダウンリンク周波数 435.80MHzから435.90MHz
  • CWビーコン周波数 435.795MHz
  • 送信電力      1W

2)デジタル系中継器(電子掲示板、電子メール)

  • アップリンク周波数 145.85、.87、.89、.91MHz
  • ダウンリンク周波数 435.91MHz
  • 通信速度      1200bps及び9600bps(切替え運用)
  • 1200bpsモード   アップリンク /FM変調
                ダウンリンク 2相PSK
  • 9600bpsモード   アップリンク FSK(G3RUH方式)
                ダウンリンク FSK(G3RUH方式)
  • 送信電力      1W

3)デジトーカ

30秒程度の音声(FM)による情報の伝送。音声情報は管制局からPCM変換したデータを衛星にロードする。

4)データ処理系

 CPUはV50、メモリー容量約2Mバイト、デジタル通信、デジトーカ、姿勢制御、テレメトリ・コマンド処理、運用制御。


バス系
 衛星の姿勢はスピン軸が軌道面に対して垂直となるホィールモードです。
姿勢制御系は太陽センサー、地磁気センサー、磁気トルク発生用コイル(磁気トル
カ)、制御用コンピュータで構成されています。
  • 相対する主面間隔44cm、本体の高さ47cmの26面体。
  • 重量 50kg

   電源系

  • ガリウムひ素太陽電池、ニッケルカドミウム電池(6Ah)


    ふじ3号の外観


    ふじ3号の通信回線

    ふじ3号のシステム構成

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