入賞者レポート 入賞局のタイムチャート 電子ログデータに見るQSO分析 意見・コメント 総評 野外でITを駆使するフィールドデーコンテスト
JARLコンテスト委員会
野外移動運用を堪能するフィールドデーコンテストが8/3〜4の日程で開催されました。いつものシャックを離れて,ANT設営などを行う移動運用は,一味違う無線の醍醐味を味わうことができるものです。 今年は比較的天候に恵まれた方だと思われますが,地域によっては,一時的に豪雨に見舞われたり,落雷の恐怖におののいたこともあったかもしれません。このような大自然の中で,無線機やパソコンネットワークなどのITを駆使することのギャップの面白さも,このコンテストの面白さかもしれません。昨今は,パソコンによるロギングも増えてきていますので,無線機だけでなくパソコンも持ち出すこととなり,大掛かりになってきているようです。またマルチオペの場合は,LANを敷設して,ネットワークを組む事まで行われています。 アマチュア無線は,技術的な興味に基づき,様々な実験を行っていくものですが,野外運用という特殊な環境において機器を稼動させていく技術ノウハウも,コンテストとして,切磋琢磨するに値する領域であると考えます。 さて,コンディションの方は,ローバンドは比較的好調であったように感じました。しかし,一部空電ノイズが強かったようで,コピーするのに大変だったようです。ハイバンドの開け具合は,今ひとつであったようです。大きなオープンはなく,スキャッター気味のギリギリのQSOが続いたようです。終了間際になって,各バンドコンディションがあがり,一気に局数マルチを増やせた事でしょう。 V/U/SHFは,やはりコンテストですので各バンド賑わったようですが,遠距離マルチの取得は困難だったようです。 移動運用では様々なトラブルもありますが,今思い返すと,よい経験,思い出に変化しているのではないかと思います。2003年も着実に夏に向い,フィールドデーコンテストの時期が近づいてきますが,設備の準備,体調の管理のほか,緊急時の対処法なども含めて,万全で臨んでいただけたらと思います。 ドナー盾今回のコンテストでは,下記の方にドナー楯が贈られました(カッコ内ドナー)。
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