JARL主催コンテスト(ALL ASIAN DX、QSOパーティを除く)では、1.9MHzから430MHz帯において、コンテストに参加しない局にも配慮して、電波型式ごとに「コンテスト使用周波数」を次のように設定しています。この周波数表記は、バンドプランの周波数表記方法と同じで、各周波数は電波のスペクトラムの境界を表わしています。
運用にあたって特に注意してほしいのは、SSBにおいてLSBの場合は下限周波数、USBの場合は上限周波数です。
たとえば、7MHzにおけるコンテストの下限周波数は7060KHzですが、LSBですので、ダイヤルに表示される周波数は、7063KHzになります。仮に7060kHzの表示周波数で送信すると7057kHz~7060kHzの範囲の電波を送信したことになり、周波数帯の逸脱になります。
14MHzの場合はUSBですので、上限周波数は14297KHzの表示周波数になります。 14300kHzの表示で送信すると14300kHz~14303kHzの範囲の電波を送信したことになり、周波数帯の逸脱になります。
以上の点に注意して、コンテストをお楽しみください。
周波数帯 |
電信 (CW) |
電話 (AM/SSB) |
電話 (FM) |
1.9MHz帯 | 1.801~1.820 | 1.850~1.875 | - |
3.5MHz帯 | 3.510-3.530 | 3.535-3.570 | - |
7MHz帯 | 7.010-7.040 | 7.060-7.140 | - |
14MHz帯 | 14.050-14.080 | 14.250-14.300 | - |
21MHz帯 | 21.050-21.080 | 21.350-21.450 | - |
28MHz帯 | 28.050-28.080 | 28.600-28.850 | 29.200-29.300 |
50MHz帯 | 50.050-50.090 | 50.350-51.000 | 51.000-52.000 |
144MHz帯 | 144.050-144.090 | 144.250-144.500 | 144.750-145.600 |
430MHz帯 | 430.050-430.090 | 430.250-430.700 | 432.100-434.000 |
1200MHz帯以上 | 現在のところ決めていません。 バンドプランに従って運用してください。 |
3.570 - 3.575MHz | (FT8:3.573-3.575MHzかつJT65:3.570-3.573) |
7.074 - 7.079MHz | (FT8:7.074-7.077MHzかつJT65:7.076-7.079MHz) |
14.074-14.079MHz | (FT8:14.074-14.077MHzかつJT65:14.076-14.079MHz) |
21.074-21.077MHz | (FT8:21.074-21.077MHzかつJT65:21.076-21.079MHz) |
28.074-28.077MHz | (FT8:28.074-28.077MHzかつJT65:28.076-28.079MHz) |
| / 50.313-50.316MHz (FT8) |
50MHz帯:51.30MHz / | 144MHz帯:145.30MHz / | 430MHz帯:433.30MHz |