アウトドアで楽しさ再発見!

自作品コンテスト入賞作品

 ハムフェア2010自作品コンテストには、規定部門および自由部門に、個性あふれる24作品の応募がありました。審査の結果、次のとおり各部門の受賞が決まりました。受賞者のみなさん、おめでとうございます。

 入賞作品はハムフェア会場内に展示いたしますので、ぜひ実物をご覧になってください。

 また受賞者の方々は、8月21日(土)、ハムフェア2010イベントコーナーでおこなわれる表彰式で表彰いたします。


規定部門・テーマ「アウトドア関連機器」


最優秀賞
(総務大臣表彰)

PICLOG

7K1PYG
長澤弘幸さん

  • 市販のキーボードを接続し、種々のQSO情報をオンタイムで記録できる。
  • 無線機と接続し、モールスコードを自動送出できる。(キーヤー、タッチキーコーダー)
  • Real Time ClockやEEPROMを内蔵し、1500件以上のQSOを正確に記録できる。
  • 記録したログをパソコンに出力できる。
  • 単三乾電池4本で、8時間以上の稼働が可能。


優秀賞第一席

50MHz帯移動用
縦長逆三角形
ループアンテナ

7N4WBD
山本浩治郎さん

  • パソコンシミュレータによる広帯域設計で、再現性がよい(SWR1.5以下の帯域幅約1.2MHzを確保)。
  • マッチングセクション、バランを廃した直接給電方式による低ロス化と軽量化を同時実現。
  • 収納寸法:約45p、重さ:約550グラムのコンパクト収納で可搬性が極めて良い。
  • フィールドでの組み立ては、僅か5種類の構成部品を接続するだけ(工具は不要)。
  • ロッドアンテナ、アルミパイプなど誰でも入手可能な部品のみを使用している。


優秀賞第二席

赤外線
ワイヤレス・
エレクトリック
キーヤー

JA1MKB
黒岩 保さん

  • エレキー本体とリグのキージャックに取り付ける赤外線信号受信アダプタで構成し、エレキーとリグの間は赤外線による機器コード信号伝送により、周囲の赤外線雑音による誤送信を防止したワイヤレス化により、リグとキーヤーの位置関係の自由度を広げた。
  • エレキー本体を付属のベルト足腿に固定し使用することにより、スペースに制限のある車内での設置、操作性をはかっている。
  • 本体は、回路、キーパドル機構全体をケースに収め開口部を最小限とし、電源スイッチとパドル以外の突起物をなくすことにより、防塵と携帯性を高め、アウトドア使用に適した構造としている。


優秀賞第三席

ハンドヘルド
パドル

JR1OAO
中島 一さん

  • 歩きながらでも片手でCWが運用できる新しいスタイルの提案。
  • 片手で握り反対の手でキー操作することもできる。
  • 180度回転して持つだけで短点と長点を入れ替えることができる。


デザイン賞

RJX601ミニi

JK1BMK
青木一郎さん

  • ケースデザインは「National RJX601」とし(縮尺は0.8倍)指針表示の丸窓部にマジックアイを付けた。
  • 変調の状態は、指針のような機械的慣性が無いため、俊敏な動作となって表示される。
  • マジックアイの影の閉じ方の監視により過変調にさせず、適切な状態で送信できる。
  • 高圧電源は9Vの積層電池(006P)×9ケ、低圧電源は12V。
  • 送信周波数は、固定の周波数5波及びVXOによる連続可変が選択可能。


あると便利で賞

七色表示、
バッテリー電圧計
(モールス表示付き)
JA1XRQ
山繁一さん

  • PICマイコンを使用、操作が容易な簡単な構成。
  • フルカラーLEDの色で変化により0.5V単位の電圧を表示。
  • 必要な場合には押しボタン操作で、モールス数字符号4桁により電圧を音と光により送出します。
  • バッテリー終止電圧の10.5Vを下回ると赤色LEDの点滅及び断続音により過放電防止の警報を出す。
  • 小さな部品を使用することにより、小型に作ることができ、機器への組み込みが容易。


自由部門


最優秀賞
(総務大臣表彰)

オールバンド
CWトランシーバ

JE1UCI
冨川寿夫さん

  • コイルにバンド情報を入れているので、DDSの周波数は自動的に設定される。
  • DDSにはAD9851を用い、ソフトでCWバンドを外れることを禁止している。
  • RIT回路があるので、受信時の周波数だけ9.99kHzの範囲を自由に動かすことができる。
  • 内部の制御はほとんどCPUを介しておこなっているので、ソフトを使ってフルブレークインでの運用が可能となっている。


    優秀賞第一席

    Q-L Meter

    JA4LAO
    伊藤恒雄さん

    • 周波数を横軸にとり、縦軸にQを表示することで、そのコイルの周波数に対するQの分布が一目でわかる。
    • Cを固定した場合のQ分布曲線も描くことができる。
    • 信号源としてDDSを採用したので、DDSの出力をスイープさせてQ検出部を使ってスイープジェネレータとしても使え、固定するとシグナルジェネレータとして使える。


    優秀賞第二席

    144MHz SSB
    トランシーバー

    JG3ADQ
    永井正範さん

    • 144MHzのコンパクトなSSBトランシーバー。
    • 同調はバリキャップと10回転ヘリポットを採用し、平均1回転で19kHzとチューニングを容易にし、また周波数表示はメータ(ラジケータ)を使用。
    • 三角波発振回路により5秒でバンドをスキャンし、交信相手を迅速に見つけ出せる。
    • プリント基板は、(1)SSBジェネレータ部、(2)トランスバータ部、(3)リニヤアンプ部の3枚に分け、コンパクト化と基板単位の動作確認を容易にした。
    • VXO発振部はカバーで被い、QRHの少ない構造とした。
    • VXOやフィルタに使う水晶は市販の安いものを使用。
    • ケースはアルミ板で自作。


    優秀賞第三席

    DFX-GT6
    50MHz AM
    トランシーバ

    JG6DFK
    児玉智史さん

    • 長期にわたり標準となり得ることを目指した回路構成と使用部品の選定
    • 1石再生付レフレックスIFアンプの採用で、受信回路を簡素化しながらも高感度化。
    • 1石マイクアンプ兼トランスレス変調回路の採用で送信回路を簡素化。
    • 調整箇所を極力少なくした設計。
    • 小型(幅60mm×高さ120mm×厚さ24mm、突起物含まず)。
    • 低消費電力(無信号時の送受信総消費電力が約70mW)。


    デザイン賞

    メッセージ
    メモリー
    キーヤーAQV
    18F14K50_EK1
    JA1AQV
    野尻幸雄さん

    • 入手が容易なパーツで構成することを前提に、回路を検討し再現性が高い。
    • 小型のプラスチック製ケースに収納し、電池での動作が可能。
    • レタリングは防水フィルムにパネル全面のデザインを印刷することによって、テプラーによるラベルの貼り付けとは違った印象を出している。
    • 押しボタン部分は、基板上のタクトスイッチと防水フィルムの組み合わせでメンブレインスイッチと似た操作性が得られている。


    たのしいで賞

    無線の部屋

    JA1FUI
    鈴木和夫さん

    • 50年代のドールハウス風にまとめた。
    • 真空管6AK5を主体としたQRPp機で、7MHz、200mW程度とした。
    • TXは6AK5出力とし、高さはFT243型水晶発振子の高さとした。
    • RXは6AK5再生式で、スピーカを鳴らすためICを使用。
    • 電鍵は超小型の使用に耐えうるものを自作。
    • 飾りとしてはしごフィーダ式ダイポールアンテナ、床下に接地板などを作り付けた。


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