8月27日(土)、28日(日)、東京都江東区有明の東京ビッグサイト西2ホールで、2011アマチュア無線フェスティバル(ハムフェア2011)が盛大に開催されました。 3月11日に発生した東日本大震災や、併発した福島第一原子力発電所の事故の影響で、慎重に開催が検討された今年のハムフェアですが、前年とほぼ同数の出展団体(177クラブ、ビジネスコーナー・JAIAコーナーに28団体、計205団体)を得て、当日は不安定な天候にも関わらず熱心なアマチュア無線家と関係者32,000名(初日21,000名、2日目11,000名)が来場し、さまざまな展示や催事を楽しみました。 今年で第35回目を迎えたハムフェアは、毎年この時期に総務省ほかの後援により開催されていますが、今年は東日本大震災関連の講演や義援金募集、日本赤十字社の献血コーナーを設けるなど、キャッチフレーズの「社会につながるアマチュア無線」に併せた催事が準備されました。 また、アメリカの連盟ARRLのケイ・クレーギー会長(N3KN)夫妻、KARL(韓国の連盟)のソン会長(DS5XCW)夫妻、PARA(フィリピンの連盟)のベルデス会長(DU1EV)をはじめとした世界の連盟の首脳も、多数ゲストとして迎えました(写真はテープカットのひとこま。左から、PARA(フィリピンの連盟)のベルデス会長(DU1EV)、JAIA(日本アマチュア無線機器工業会)井上会長、JARLの原会長(JA1AN)、ARRL(アメリカの連盟)のクレイギー会長(N3KN)、KARL(韓国の連盟)のソン会長(DS5XCW)) 初日の27日は、10:00の会場オープン前から入場ゲート前に長い行列ができ、入場開始後も続々と訪れる来場者によって行列はお昼過ぎまで絶えることなく続きました。 毎年大盛況のアマチュア無線関連機器の機器展示、メーカーや販売店の即売、クラブコーナーの各種展示・発表・不要品販売、特別記念局8J1Aの運用のほか、イベントコーナーでの大変興味深く役立つ楽しい講演など多数も開催されました。 15:00を過ぎても、場内全体の混雑具合に大きな変化は見られませんでした。ご来場いただいた方々の、場内滞留時間はかなり長かったようで、各種の展示や催事をお楽しみいただけたようです。この結果、初日の来場者数は前年の20,000名を上回る21,000名を数えることとなり、また、のべ来場者数が前年と同数だった2日とトータルとしても、昨年の1,000名増となりました。 来年のハムフェア2012は、2012年8月25日(土)・26日(日)の2日間、同会場の東京ビッグサイト西2展示ホールで開催を予定しております。
■「イベントコーナー」
■今年もアクティブに運用された!ハムフェア2011特別記念局8J1A ■大盛況のDXCCデスク ハムフェア2011のDXCCアワード申請受付には、ARRLから会員養成部長の デーブ・パットン氏が来日し、JARLのフィールドチェッカーとともにDXCCの申請受付を おこないました。 初日にはARRLのケイ・クレーギー会長もDXCCの申請受付に参加し、熱心に申請受付を
おこなっていました(写真右)。 ■ハムフェア2011自作品コンテスト/絵画コンクール入賞作品展示 自作品コンテスト規定部門のテーマは、「災害時対応アマチュア無線機器」。自由部門は「アマチュア無線関連機器」です。 絵画コンクールは、高校生以下の若者や子供たちによる、「ファミリーで楽しむアマチュア無線」 をテーマにした素晴らしい作品が多数展示されました。
■さまざまなイベントを楽しむちびっ子たち 今年のハムフェアでも、会場にご来場いただく子供たちに、ハムフェア会場内の見学を楽しみながら 参加していただけるイベントとして、中学生以下のお子さんを対象にスタンプラリー開催しました。 また、工作教室、電気の散歩道も大変好評で多くの子供たちが工作や実験を体験していました。 ■初日(8月27日)13:30ごろの会場内のようす 上の写真は初日(8月27日)13:30ごろの、ビジネスコーナー/クラブコーナー会場のようすです。この人混みはオープン直後から15:00過ぎまで絶えることなく続いていました。
ビジネスコーナーには無線関連機器メーカーの展示、ハムショップ・パソコン関連機器ほかの展示販売がおこなわれました。 注目の新製品や、熱心に掘り出し物を探す方々でいっぱい!また、クラブコーナーはクラブ活動のPRや自作品の展示、不要品の 展示販売など盛りだくさんで、今年も熱気むんむんでした。 なお、ハムフェア2011でおこなわれた。「クラブブース人気」投票については、第1位「JLRS1エリア」、第2位「ARDF日本」、第3位「アウト・ドア」という結果でした。各クラブのみなさん、おめでとうございます。
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