「みんなで楽しむハムライフ」

自作品コンテスト入賞作品

 ハムフェア2014自作品コンテストには、規定部門に16作品、自由部門に15作品の応募がありました。
 第1次審査(書類審査)に合格した、作品の中から実作品で審査する第2次審査をおこなった結果、次のとおり各部門の受賞が決まりました。受賞者のみなさんおめでとうございます。
 入賞作品はハムフェア2014会場内に展示をおこない、受賞者の方々にはハムフェア2014イベントコーナーで表彰状が授与されます。

 なお、自作品コンテストと同様に毎年おこなっておりました絵画コンクールですが、今年は諸事情により中止させていただきましたのでご了承をお願いいたします。

規定部門「CW関連アイディアグッズ」

最優秀賞(総務大臣表彰)

移動用多機能CWキーヤー
JJ1BMB大湖淳一さん

【おもな特徴】

  • コンテスト形式のCW送受信訓練ができる「コンテストQSO練習機能」を搭載。
  • ダブルレバーの電鍵の他にパソコンのキーボードを接続したCW運用も可能。
  • 送出内容をmicroSDカードに記録可能 〇保護等級IP54〜65の防水・防塵機能(カバー閉時)
  • 移動地点を正確に把握できるGPSと爆弾低気圧の予知に役立つ気圧計・温度計搭載。GPSから日時を取得するため、時刻合わせ不要。

優秀賞第1席

モールス受信・送信練習機
JA3GTG中田 晄さん

【おもな特徴】

  • PICマイコン(PIC16F1937)と1MbitシリアルEEPROM(24LC1025)を使用したモールス練習機。
  • 簡単メニュー操作とコンパクトなボディーサイズ。
  • 簡単メニュー操作により、欧文・和文符号の受信練習、暗文の受信練習、平文の語句等の受信練習、ラバースタンプの受信練習、送信練習の選択や各種設定が可能。

優秀賞第2席

エレキー付きCW/PHONE CQマシンPCインターフェース
鴻巣アマチュア無線連合会代表
JA1COU村田 豊さん

【おもな特徴】

  • 各社無線機と簡単に接続可能
  • 多くのコンテストログ・ソフトウエアに対応。移動運用でHamlogを使えばこのインターフェースでCQマシーンにすることも可能。
  • デジタルモードでの運用を配慮したインターフェースを内蔵。
  • シンプルなエレキー機能も搭載。
  • 電源はUSBを使用しているためACアダプター等は不要。

優秀賞第3席

ロックインアンプで超狭帯域受信を可能にしたQ5'er PLUS
JH2ECU沼尻英二郎さん

【おもな特徴】

  • ロックインアンプだから超狭帯域受信が可能。30Hz離れたQRMを完全にシャットアウト。
  • ロックインアンプだから微弱信号も受信。
  • CW信号はサイン波オッシレーターによるクリアなサウンド。
  • 微弱信号も強力な信号もさらにQSBがあってもいつも一定な音量。
  • アナログ回路で製作容易。古い機器から最新機器まで対応。
  • 簡素な操作性。


自由部門

最優秀賞(総務大臣表彰)

21〜50MHzマグネチックループアンテナ
JR1OAO中島 一さん

【おもな特徴】

  • 独自設計のバタフライ型スライド方式のバリコンで中心周波数を調整。
  • バリオメータ方式(回転方式)給電ループでインピーダンス整合を実施。
  • バリコンおよび給電コイルの位置をボリュームで検出。MLAコントローラのメーターに表示するとともに、その情報で自動祖調整を実現。
  • メインループのアルミパイプにはループの内周に銅テープを貼り付け低ロス化。
  • MLAコントローラは内部電池で動作。外部電源不要。15mコントロールケーブル付き。
  • バリコンと給電ループ回転部に透明アクリル板を使用し内部が確認しやすい。

優秀賞第1席

7MHz・CW・QRPトランシーバー
JA8CXX高野順一さん

【おもな特徴】

  • 実用性のあるRIGとすることを心がけました。
  • 送信出力1WのQRPですが、操作性を考慮して無理に小型化せずに、ほどよいケースサイズにしました。
  • 6poleのクリスタルフィルターにより良好な選択度が得られています。
  • チューニングダイアルは7:1減速器を使用し1kHz直読目盛り付きです。
  • 送信部:VXO+局発周波数混合方式、ファイナル2SC1957、受信部:RF1、IF2シングルコンバージョン(中間周波数12.96MHz)、フロントエンド複同調バントパスフィルター、6poleクリスタルフィルター

優秀賞第2席

いろいろ楽しめる
真空管式電信無線機
JR0PHS堀内 修さん

【おもな特徴】

  • 製造中止になってなかなか手に入らない部品や手作り可能な部品を製作しました(送信機用電源トランス、πマッチ回路用バリコン、プラグインボビン、バーアンテナなど)。
  • 7MHzアマチュア無線の他に、短波放送等いろいろ楽しめる機能を加えました(海外短波放送、中波放送受信機能など)。
  • 真空管式電信無線機の内部構造が見られるようにスケルトンタイプとしました(上蓋の開閉、裏側面の透明板、下面の解放)。
  • 誰でも手軽に製作できるように無調整回路など簡単な構造と少ない部品点数にしました。
  • 地震災害等に備えて、電気がなくともどんなところでも災害情報を聞くことができる「防災用ゲルマラジオ」をスピーカに内蔵し、いつでも持ち出せるようにして災害に備えました。

優秀賞第3席

40m QRP AMハンディトランシーバー
(Micro40AM2014)
JR8DAG菅野正人さん

【おもな特徴】

  • 大きさは幅70mm×厚さ35mm×高さ150mm(電池含む)、重さは電池込みで約330gであり、片手で持つことが可能。
  • 電源、マイク、スピーカを内蔵し、アンテナを用意すれば運用可能。
  • 電源は006Pを搭載し簡単に電池を交換可能。
  • 周波数変換トランシーブトランシーバーで7.165〜7.195MHzを運用可能。
  • 受信はラダー型水晶フィルターを使用した中間周波数12.0MHzのシングルスーパーヘテロダイン方式であり、運用に必要な選択度や感度を確保。
  • 送信は終段コレクタ変調で出力200mW。周波数構成やコイルの使い方を工夫することで、必要なスプリアス性能を確保。
  • 回路変更や予期せぬトラブルに対応できるメンテナンスがおこないやすい構造。

アイデア賞

プラグイン方式で作った
7MHz SSBトランシーバー
JE1GIX金子勝郎さん

【おもな特徴】

  • ICソケットで使われている小型のピンタイプのプラグインを使用して全体をユニット化した。
  • テストベンチ等で調整、テストをおこなった後のユニットをICソケットに差し込むような感覚でユニットをベース基板に差し込んで使用できる構造とした。
  • プリント基板を上面して部品を配置することで、高価なスルーホール加工を不要にした。
  • パネル面は、文字を貼り付けた透明なシートをアクリル板で挟む構造として、周波数変更などの変更があってもシートの入れ替えだけで対応できるようにした。
  • 完成後でもモードの追加やアンプの追加などの変更が楽しめるように,大き目のケース(リードPK-1、W250×H90×D210)を使用してスイッチにも空き回路を用意した。
  • 周波数の表示には、一般的なデジタル表示ではなく、ローラー式減速器に目盛板を取り付けた昔ながらのダイヤル式を採用した。
  • ダイヤルとSメーターの照明には、より麦球に近い発光色であるローソク色のものを使用した。

今回応募があったそのほかの自作品コンテスト第1次審査通過作品を紹介


▲JH1NNI星原義彦さん

▲JH1SFY渡辺 顯さん

▲JA9BSL野村 実さん

▲JA1VXQ塚原敏夫さん

▲JA1CQJ井伊克行さん

▲JH1KYQ田中 宇さん

▲JA1MKB黒岩 保さん

▲JN3DMJ松本貢一さん

▲JA3YCK淀川工科高等学校アマチュア無線部代表・河邑直哉さん

▲JR2ASX手島 斉さん

▲JR1UJX松永浩史さん

▲JF3RGS奥山悦雄さん

▲JF2NMY高木正人さん

▲JA5GOJ田中泰則さん

▲JA3CVF森本 清さん

▲JH7OZQ荒井克典さん

▲JH1MMB榎 雅晴さん

▲JH1FWW山下 薫さん

▲JG1CCL内田裕之さん

▲JI1AQD井上佑寿さん
 


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