8月20日(土)・8月21日(日)の2日間、東京都江東区有明の、東京ビッグサイト南3・4ホールで、日本のアマチュア無線界最大のイベント「アマチュア無線フェスティバル ハムフェア2022」が開催されました(後援:総務省・文部科学省・東京都・NHK・公益財団法人日本無線協会・一般財団法人日本アマチュア無線振興協会・日本アマチュア無線機器工業会・公益財団法人東京観光財団、協賛:電波新聞社・電波タイムス社・CQ ham radio・子供の科学)。
3年ぶりの開催となった今回のハムフェアは、ハムフェアの開催を心待ちにしていた多数の皆さんにご来場くださり、来場者数は初日は25,000名、2日目は10,000名で、2日間でのべ35,000名となりました。 会場では、ハムフェア特別記念局8J1HAMの運用はもちろんのこと、イベントコーナーでの講演やトークショー、無線機器関連メーカーのコーナーやクラブコーナーなどの展示に加え、特設ブースではWAKAMONO相談コーナーをはじめとして、今年新企画の「ハムフェアアンテナ&記念局見学ツアー」や南極ブースでの「南極昭和基地8J1RL観測隊オペレーターと話そう!」に青少年の皆さんが参加し、現役大学生が中心に相談相手となり会話が弾みました。 ★ ★ ■特別記念局8J1HAMをアクティブに運用 8J1HAMの運用希望者はJARL会員証と無線従事者免許証を持参のうえ当日会場で事前申し込みが必要ですが、希望者も多く1人30分間の運用枠がいっぱいになってしまう状況でした。8月20日・21日ともに、13時半〜14時頃は女性ハム向けの優先枠が用意され、YLオペレーターをコールする方が多数ありました。 ■インフォメーション/スタンプラリー インフォメーションでは会場の案内のほかに、総務省が作成した「小中学生のアマチュア無線の実体験の機会が拡大!」「社会貢献活動でのアマチュア無線の活用」を紹介するパンフレットを配布。また記念スタンプの押印や、子どもたちが楽しみながらハムフェアの会場内を見学できるように、中学生以下を対象にスタンプラリーが用意されました。場内にはスタンプカードを片手にスタンプを探して歩き回る元気な子どもたちが見受けられました。達成一番乗りの参加者は、開場から1時間もたたずに見事にクリアし、記念品のJARLミニポーチを手にしていました。 ■Radio JARL.com ハムフェア特別番組(特設スタジオから公開生放送)
■WAKAMONOビギナー相談コーナー 運営側も若手スタッフ(WAKAMONO無線家有志の学生さん12名)が中心となって担当し、WAKAMONO 目線で相談に乗っていました。 ■ハムフェアアンテナ&特別記念局見学ツアー 屋上に設置した高さ26メートルにおよぶタワーやアンテナを見ながら、若手スタッフによる分かりやすさを心掛けた説明があり、また、希望者にはアンテナタワー前でチェキによる記念撮影サービスもおこなわれました。 そのあと特別記念局8J1HAMや南極局8J1RLのブースに移動し、各スタッフから無線設備についての説明がおこなわれ、参加者の質問にも答えていました。 ■南極昭和基地8J1RL観測隊オペレーターと話そう!」コーナー
■FMスピーカーラジオが人気! 工作教室 キット代はいずれも500円。ベテランのスタッフがサポートしてくれるので、30分〜1時間ほどで組み立てられます。希望者には「修了証」も発行されました。夏休みの自由研究に最適だと、例年人気のコーナーです。 【参考】工作教室で用意した教材の「FMスピーカーラジオ」の組立マニュアルは「FMスピーカーラジオ組立説明(PDF形式)」「モールス練習機組立説明(PDF形式)」でご覧いただけます。(TNX JH1CRF功力芳郎さん(教材制作)) ■イベントコーナー イベントステージでは、技術解説からトークショー、出展報告や集い・表彰式まで、多彩なイベントが2日間に渡り開催されました。(敬称略) ○8月20日(土)のイベントコーナーの演目
■ハムフェア2022自作品コンテスト表彰式 今回の自作品コンテストでは、コロナ禍の影響もあり新たに「ハムフェア2022」としての募集はおこなわず、昨年予定されていた「ハムフェア2021自作品コンテスト」の入賞作品が今回、会場内に展示され、表彰状の授与となりました。応募は規定部門39作品,自由部門19作品。入賞はそれぞれ5作品です。 ■ビジネスコーナー/JAIAコーナー/クラブコーナー クラブコーナーも、日頃の活動のPRの場として、またハム仲間の交流の場・情報交換の場として、さらには掘り出し物散策の場として、多くのアマチュア無線家や友人・ご家族などで両日とも大いに賑わいました。
Copyright © 1997-2022 by The Japan Amateur Radio League, Inc. |