8月31日・9月1日の2日間、東京都江東区有明の、東京ビッグサイト南3・4ホールで、日本のアマチュア無線界最大のイベント「アマチュア無線フェスティバル ハムフェア2019」が開催されました(後援:総務省・文部科学省・東京都・NHK・読売新聞社・公益財団法人日本無線協会・一般財団法人日本アマチュア無線振興協会・日本アマチュア無線機器工業会・公益財団法人東京観光財団、協賛:電波新聞社・電波タイムス社・CQ ham radio・子供の科学)。 新設されたばかりの南3・4ホールでの開催となった今回のハムフェアは、国内はもとより海外からも多数の皆さんにご来場いただき、来場者数は初日は30,000名、2日目は12,000名で、2日間でのべ42,000名となりました。これは2日間で開催するようになってから、過去最高の来場者数です。 会場では、ハムフェア特別記念局8J1HAMの運用はもちろんのこと、イベントコーナーでの講演やトークショー、無線機器関連メーカーのコーナーやクラブコーナーなどの展示に加え、特設ブースでのJARLの情報番組「Radio JARL.com」のハムフェア2019・ライブ中継、収録など様々な催し物、展示がおこなわれました。 ★ ★ ■特別記念局8J1HAMをアクティブに運用(12時台はYLタイム!) 開催初日、午前9時45分からのオープニングセレモニー(尾義則JARL会長の挨拶と来賓の皆様とのテープカット)に続き、特別記念局8J1HAMの運用が会長の第一声によって始まりました。JARL広報大使で演歌歌手の水田かおりさん,同じくJARL広報大使でシンガーソングライターのMasacoさんもその様子を見守りました。 8J1HAMの運用希望者はJARL会員証と無線従事者免許証を持参のうえ当日会場で事前申し込みが必要ですが、希望者も多くて1人25分間の運用枠がいっぱいになってしまう状況です。8/31、9/1両日ともに、12時台は女性ハム向けの優先枠が用意され、YLオペレーターをコールする方が多数ありました。 ■ハムフェア2019 JARL特設ブース/スタンプラリー ●ハムフェアワールドミニツアー ●スタンプラリーで景品ゲット! ●Radio JARL.com ハムフェア特別番組(特設スタジオから公開生放送) ●モールス体験コーナー ■子供にも大人にも大人気だった工作教室 今回用意されたキットは「FMスピーカーラジオ」「IC+TRラジオキット」「モールス練習機」です。教材費はいずれも500円。「FMスピーカーラジオ」はブレッドボードで組み立てるFMラジオで、はんだ付けは不要。「IC+TRラジオキット」はプリント基板にはんだ付けが必要なAMラジオです。ベテランハムに教わりながら工作を楽しんでいたようです。 【ご参考】ハムフェア2019工作教室にご用意しました教材の、「FMスピーカーラジオ」と「モールス練習機」につきまして、「組立マニュアルを見てみたい」というお問い合わせを多数いただいております。マニュアルの閲覧をご希望の方は「FMスピーカーラジオ組立説明(PDF形式)」「モールス練習機組立説明(PDF形式)」でご覧いただけますのでご利用ください。 (TNX JH1CRF功力芳郎さん(教材制作)) ■「電気の散歩道」で電気の不思議を体験 電気や電波のおもしろさを体験できるコーナーです。一部ですが,こんな実験機材が並んでいました。 ・単線ランプ(直流,交流を流したときにランプのフィラメントが磁場により,それぞれ異なった振動をするという実験) ・リニアモーターの実験(フレミングの法則の応用です) ・ガウス加速器(数個並べた鉄球に別の鉄球をぶつけると,反対側の端にある鉄球が同じ速度で打ち出されます。このとき「鉄球を当てられる側」に磁石を入れると,どうなるか…) ■イベントコーナー イベントステージでは、技術解説からトークショー、出展報告や集い・表彰まで、多彩なイベントが2日間に渡って開催されました。(敬称略) ○8月31日(土)
■ハムフェア2019自作品コンテスト表彰式 ハムフェア2019年自作品コンテストには、規定部門に25作品、自由部門に8作品がありました。 ■ビジネスコーナー/JAIAコーナー/クラブコーナー ビジネスコーナー/JAIAコーナーに出展のアマチュア無線機器関連メーカーブースには、各社の注目の製品が一堂に展示されました。
来場者の皆さんは見て触って体験して、また興味深い製品に関して、ブースの担当者の方の説明に熱心に聞き入る姿が印象的でした。 ■ハムフェア2019 アイボールパーティ ハムフェア2019の初日終了後,アイボールパーティがおこなわれ、200名の参加者で賑わいを見せました。来賓の泉田裕彦衆議院議員(7K1KJK)より祝辞をいただいた後、播磨正隆JAIA会長の乾杯の音頭でパーティが幕を切りました。恒例の「じゃんけん大会」では、尾義則JARL会長との戦いを勝ち抜いた参加者が賞品を射止めました。締めの豪華賞品(144/430MHzハンディ機)の際には、泉田裕彦衆議院議員が登壇。じゃんけんを勝ち抜いた参加者へのプレゼンターも務めました。
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