国際宇宙ステーションと交信に成功
◆企画の発端
学習会の際に参加児童に常に意識させていたのは、約10分という時間の制約です。20名が質問を終えるため、英語の練習や「偽宇宙飛行士」を仕立てての模擬交信練習を何度もおこないました。回を重ねるごとに真剣さも増し「後ろの友達が質問できるように」という責任感や一体感も生まれてきました。 ◆いよいよ当日 新型コロナウイルスの第7波の影響が心配される中、奇跡的に本校では感染者ゼロで当日を迎えることができました。 午後1時から関西ARISSプロジェクトチームの方々が、着々と準備を進めて下さいます。午後4時半には交信会場であるランチルームに参加児童が全員揃い、体育館ではZoomによるパブリック・ビューイングの準備も整いました。 校長による挨拶、JARL関西地方本部長によるARISS概要の説明に続き、児童が最後のリハーサルに臨みます。家でも練習してきたのか、一人一人の英語にも自信が感じられ、頼もしい限りです。
終始信号は良好。子ども達の英語も好調です。20人目の児童が質問を終えた時、まだ余裕があるように思えました。 交信が終わった時、児童はもちろん、そこに居合わせた全ての人達が笑顔になりました。パブリック・ビューイング会場の体育館からも拍手が聞こえ、改めて会場に拍手が広がったのが印象的でした。Kjellさんは、質問に答える際に、20人全ての名前を呼んでくれました。また、コントロールオペレータとの会話の中で、学校の創立50周年に対する「おめでとう」の言葉をくれました。 この体験は、参加した20人だけでなく、北小倉小学校にとって大きな思い出・大きな宝物となりました。 最後になりましたが、実施に力を貸していただいた諸団体の皆さん、どうもありがとうございました。
※北小倉小学校では、ARISS臨時局とは別に、今年度中(令和4年4月1日〜令和5年3月31日)、体験局「8N3YAA」を開設し、全校の児童が随時アマチュア無線体験運用をおこなっています。
[レポート:杉浦雅人(JF3PLF)]
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