第13回西日本ハムフェアを 福岡県京都郡苅田町の新会場で開催 (平成26年3月2日)
九州地方本部は、平成26年3月2日(日)に、毎年恒例の西日本ハムフェアの開催を予定しています。今回で13回目となる西日本ハムフェアですが、今回は長年住み慣れた「ジャパンマリンユナイテッド(旧ユニバーサル造船)有明事業所体育館」(熊本県玉名郡長洲町)から、新会場の「日産自動車九州株式会社体育館およびゲストホール」(福岡県京都郡苅田町(みやこぐんかんだまち)新浜町1番)に会場を移して開催されることとなりました。
北九州都市圏に位置する、苅田町は周辺自治体の行橋市、みやこ町(京都郡)とともに「京都(みやこ)地域」とも呼ばれ、北九州市のベッドタウン化が進んでいます。特に苅田町は、2006年3月に開港した海上空港の「北九州空港」があり、さらにセメント産業が集積している地域であるほか、日産自動車やトヨタ自動車等の大手自動車メーカーの関連企業・工場をはじめとして、大規模な工業団地が形成されており、大企業城下町となっている地域でもあります。
今年の西日本ハムフェアの会場となる日産自動車九州の最寄り駅は、JR日豊本線の「苅田」「小波瀬西工大前」の両駅ですが、日産自動車九州前を通る県道25号線には、路線バスなどの公共交通機関はないそうで、最短距離ルートの徒歩は40〜50分かかるようです。
西日本ハムフェア事務局を務めている、JE6ONQ井上 滋さんによれば「昨年までの会場よりも広く、会場横が駐車場で約1,000台駐車が可能です。今年の西日本ハムフェアにご来場の折には、お仲間の皆様方とお誘い合わせのうえ、お車でご来場ください」とのことです。
なお、九州地方本部では平成25年12月12日から、西日本ハムフェアの記念局である、8J6HAMの運用を開始し、沖縄県支部・熊本県支部・鹿児島県支部・宮崎県支部・長崎県支部・佐賀県支部・大分県支部(運用終了)、福岡県支部(2/21〜3/2)の順に持ち回りで、順次PR運用をおこなっています。
新会場で開催の「西日本ハムフェア」に、大いに期待しましょう。
【おもな出展内容(順不同)】
■玄関、ロビー
受付・ガイドブック配布(九州地方本部)、抽選会
JARL会費受付、QSLカード転送受付、弁当販売、憩の場(アイボール広場)
福岡・大分県電波適正利用推進員協議会(電波利用に関しての周知啓発活動。グッズ類の配布)
■館内ブース
- HL1OWW、HL1WOU
ポータブルHFアンテナ、アンテナ基台 など
- JARL
DXCCフィールドチェック
- 総務省 九州総合通信局
アマチュア局の電子申請手続きのPR 電子申請用ID&パスワードの発行と資料配布。電子申請の入力体験
- 全国高文連アマチュア無線専門部準備会
活動報告、チラシ配布、写真展示
- Q-net/APRS network JAPAN
APRS VOIP Radio関連の展示
- ハムのラジオ
FMぱるるんで放送中のアマチュア無線番組の紹介
- オール九州NET
Echolink、APRS展示、コーヒー販売
- 3エリア6m AMロールコールグループエリア
ロールコール紹介、資料配布、ジャンク販売 ロールコールの実施 その他
- JVみなこの梅鉢技研
グリットロケーターの測定・資料配付、日本・世界地図パズルでGO、AMいろんなバンド
- 絵HDキー
製品の展示および販売
- A1クラブ
クラブ紹介、パンフレット配布、入会案内など
- 2m SSBグループ福岡
ジャンク品販売
- 筑後川DXクラブ
通信機、電源、ジャンク品、その他
- くぼた
QSLカード用紙 ジャンク品
- 小島屋
中古電動工具、その他
- RGBデルタループ
デルタループアンテナ展示・販売
- JYAN研究会
電磁波と地震電磁気に関する展示
- JI6RCY
無線機、パソコン周辺機器、家電品、日用品などのジャンク
- マイクロウェーブ熊本
自作マイクロウェーブ機器の展示、実験写真の展示、ジャンク品販売
- 九州マイクロウェーブ同好会
マイクロウェーブ機器の展示、移動運用のようすビデオ・写真展示
- わいえ〜だぶりゅ〜@あたご〜
小倉高校無線部OB有志による活動紹介、フリーマーケット
- ラジオパーツジャパン
輸入製品、MFJ、スパイダービーム、DXワイヤー、アンテナ・アンテナ用竿
- RSGB IOTA相談コーナー
RSGB IOTAアワード紹介、アワード申請の相談
- JH3GVJのお店
電子部品、変換コネクター、同軸コネクター、その他
- HOI'P ANT
つり竿ANT、モービル用HF、デルタループ21〜50MHz、ジャンク
- JO2ASQ
CW移動運用、移動運用の成果報告、自作便利グッズの展示
- 案てな工房
手作りのモ−ビル及び移動運用アンテナ、付属品、他
- カホパーツセンター(株)
部品販売(電子部品)、工具類、測定器、ジャンク品販売
- のむさんローテク工房
自作のバドル、ジャンク品、電鍵等の電信を楽しむためのグッズ販売
- 移動運用勝手に応援隊
移動運用の資料やグッズの展示、移動局・固定局の情報交換
- IIM工房
デュアルバンダーアンテナの展示販売
- 電子ラウンド國府
電子パーツ、ジャンク品販売、コーヒー販売
- (有)福岡ハムセンター
アマチュア無線機器の展示・販売
- アート似顔絵COM
似顔絵コーナー
- オリエンタルハムショップ
周辺機器、ソフト
- 博多アマチュア無線協会
海外移動運用紹介、FCC試験紹介、ジャンク品販売
- CQ出版(株)
アマチュア無線関連図書販売
- 八重洲無線(株)
C4FMプレミアムHF機展示、他
- JARL長崎県支部
ジャンク品、その他
- 神埼ハムクラブ
パソコンによるSSB(CW)の受信機の周波数特性測定、その他
- (株)ハムセンター長崎
無線機関連の展示・販売
- 九州計測器(株)
電子計測器 中古計測器(完動品)、ジャンク計測器 コーヒー販売
- 日赤筑後無線奉仕団
ガレージセール(ジャンク品)
- (株)コムハンズ波夢人
アンテナ、同軸、コネクター類、電子パーツ、ジャンク品など
- 西福岡ハムクラブ
EHアンテナ、クラブ紹介、ジャンク品
- 無線のクマデン
中古パソコン、中古無線機、ジャンク品
- コメット(株)
アマチュア無線用アンテナ、周辺機器
- 第一電波工業(株)
アンテナ、周辺機器の展示
- アルインコ(株)福岡営業所
アマチュア無線機器の展示
- アイコム(株)
機能追加モデルのIC-7800を始めD-STAR機 アマチュア無線ライナップ
- (株)JVCケンウッド
アマチュア無線機器の展示
- 無線とパソコンのモリ
中古アマチュア無線機器の販売、その他
- (株)ウエダ無線
電鍵、コネクター、ウエダ無線オリジナル商品
- インターナショナル アワード チェイサーズ クラブ
クラブ紹介、アワード勧誘、クラブ規約、会報の配布
- 天領日田アワードハンターズグループ
発行アワード展示紹介、ジャンク品・特産物販売など
- ジャパンアワードハンターズグループ
JAGアワード展示、会報並びにルール配布
- JARL九州地方本部
子ども電子工作教室
■屋外イベント・展示等
- 苅田町等覚寺応援団
蕎麦立食いコーナー
- 第一電波工業(株)
アンテナの展示
- 2m SSBグループ福岡
移動運用車の展示
- JR6OFX
ガラクタ品、ジャンクなど
- 日東電機工業(株)
家庭用畜電装置の展示、記念局(8J6HAM)運用場所
- RGBデルタループ
デルタループアンテナの展示
■ゲストホール
- W5YI−VEC九州チーム
FCC試験
- 講演
(1)〜進化続けるアイコム〜
ID-5100とアマチュア無線の未来について
講師 高岡 奈瑞(たかおか なみ)さん(JK3AZL)
(2)電磁波と地震電磁気の不思議・アース通信の可能性
講師 國廣 秀光さん(JH6ARA)
- 日産自動車九州株式会社
日産自動車の展示
【遠隔地からJR日豊本線や北九州空港利用でご来場の方に】
最寄り駅の「苅田駅」や「小波瀬西工大前駅」から徒歩ですと40〜50分かかります(直線距離は小波瀬西工大前駅の方が近い)。
JR日豊本線利用でご来場の際は、駅からタクシーや車を利用の場合は「苅田駅」を、駅から「何としても頑張って徒歩で向かうぞ!」という方の場合は「小波瀬西工大前駅」をそれぞれ選ぶとよいでしょう。
まず苅田駅から日産自動車九州までのタクシーの利用について、少し調べてみましたので参考までにご紹介します。
会場に向かう際、苅田駅前にはタクシーがほぼ常駐していますので問題なく利用可能です。帰路、会場から苅田駅までお戻りの際は下記の例に示す、タクシー会社が電話による呼出、配車に対応してくれるようですので、ご利用になるとよいでしょう。
- かんだ安全タクシー 093-434-1035
- 北九州第一交通京築地区配車センター 0120-123152
- 太陽交通苅田営業所 0930-23-0700
- 京都タクシー 0120-519195
- 山田タクシー 0120-818020
苅田駅から日産自動車九州までのおおよそのタクシー乗車料金は1,100円ぐらいとのことです。
小波瀬西工大前駅から「何としても徒歩で会場に向かおう」という方は、途中で迷子にならないように事前に地図で徒歩ルートを十分に確認し、さらにできればルートをマークした現地付近の地図のコピーなどを持参して出かけるとよいでしょう。
【参考】JR苅田駅時刻表、
JR小波瀬西工大前駅時刻表
(両駅とも快速は通過駅です)
●北九州空港からのアクセス
東京(羽田)方面から北九州空港経由でご来場の方は、北九州空港から苅田駅まで、太陽交通バスの連絡バスが約1時間半に1本運行されています。
空港連絡バスの乗車料金は400円です。
なお、JR苅田駅から北九州空港までのおおよそのタクシー乗車料金は2,780円ぐらいとのことです。
●福岡空港から北九州方面へのアクセス
北九州空港の国内定期就航便は、現在のところ東京(羽田)線に限られています。東京・羽田空港を経由しない飛行機の利用を計画されている方は、国内各地への就航便が多い福岡空港の利用が便利です。
福岡空港から北九州方面へのルートは、福岡市営地下鉄空港線で博多駅に出て、山陽新幹線や在来線で小倉方面に向かうのが一般的ですが、
福岡空港から小倉駅行きの高速バスが1時間に1本程度運行されています。
また、博多駅から地下鉄でさらに三つ先の天神(西鉄福岡)の西鉄・天神バスセンターからは、苅田町や行橋市方面に直接アクセスできる高速バス(運行:西鉄バス北九州)も運行されていますので、これらの利用も併せて検討してみるのも一案でしょう。
- 福岡空港→(地下鉄)→博多→(山陽新幹線)→小倉
2,300円(所要時間40〜50分)
- 福岡空港→(地下鉄)→博多→(JR在来線特急:ソニック、きらめき等)→小倉
2,000円(所用時間:70〜80分)
- 福岡空港→(地下鉄)→博多→(JR在来線快速)→小倉
1,500円(所要時間:90〜100分)
- 福岡空港バスターミナル→(高速バス)→小倉駅前
1,200円(所要時間:約100分)
- 福岡空港→(地下鉄)→天神(西鉄福岡)→西鉄・天神バスセンター→(高速バス)→苅田・行橋
1,850円(所要時間:約100分)
※小倉駅から苅田駅までは、日豊本線乗車時間約25分(運賃360円)です。
※所要時間の表記は目安です。
なお、福岡空港から苅田町の会場周辺地まで、レンタカーなど車でアクセスする場合の最短ルートは約80kmとなります。
●遠方からご来場の方の宿泊先について
苅田町内や隣接の行橋市内に多数ビジネスホテルがあります。
また、北九州市内にも多数ビジネスホテルがありますが、北九州市内に宿を取る場合は、新幹線の停車駅であり日豊本線の起点でもある「小倉駅」周辺がアクセスがよく便利でしょう(参考:JR小倉駅時刻表。小倉駅始発の日豊本線(下り、苅田・行橋方面行き)は時刻表を参照のとおり、1時間に4〜5本運転されています)。
宿泊先の予約に便利な、代表的なインターネットサイトを紹介しますので、宿泊先予約の参考にして各自予約を取るようにしてください。
●西日本ハムフェア懇親会(前夜祭、受付を閉め切りました)
西日本ハムフェア前日の3月1日18:00から、福岡県行橋市の京都ホテル(行橋市宮市町9−18)において懇親会(前夜祭)を開催します。
会費(5,000円)は当日会場で徴収です。
参加を希望される方は、2月15日(土)までに西日本ハムフェア事務局にお申し込みください(受付は締め切りました)。
西日本ハムフェア事務局
井上 滋さん
je6onq(アットマーク)jarl.com
※上記E-mailアドレスは、スパムメール防止のため、「@」を(アットマーク)と表記しています。
【九州地方本部のWebサイト】
http://www.jarl.com/kyushu/
【西日本ハムフェアのWebサイト】
http://www.jarl.com/nishiham/
【事務局だより】
http://blog.livedoor.jp/nishiham2011/
【西日本ハムフェア13年の軌跡】
★西日本ハムフェアのルーツは支部イベント
西日本ハムフェアは、2001年に福岡県支部が福岡県山門郡瀬高町(現在のみやま市)「瀬高町中央公民館」で開催した「アマチュア無線おもしろフェア」をルーツに、イベントへの参加対象地域を広く九州全域に拡大しようということからスタートした催事です。
国内で開催の「アマチュア無線に関する広域から多数の来場者を迎えるイベント」のうち、「地元スタッフのボランティア」で運営しているイベントの規模的には、関西地方本部の「関西アマチュア無線フェスティバル」に次ぐ規模のイベントといえ、今年で13回目を迎えることとなりました。
★西日本ハムフェア黎明期
西日本ハムフェアは、2002年の第1回が福岡県山門郡瀬高町(現在のみやま市、地図:@)の「(瀬高)農村環境改善センター」、2003年の第2回は福岡県久留米市(地図:A)「久留米リサーチ・パーク」でそれぞれ開催され、2004〜2005年の第3回、第4回は佐賀県鳥栖市(地図:B〜C)の「サンメッセ鳥栖」で開催されました。
2006年の第5回は熊本県熊本市の「熊本県立劇場」で第48回JARL通常総会が開催されることから、熊本県熊本市(地図:D)で総会会場内での同時開催となりました。
★西日本ハムフェア成長期
そこまで、会場をさまざまな場所に変えてきた西日本ハムフェアですが、2007年の第6回に熊本県玉名郡長洲町(地図:E〜K)の「ユニバーサル造船(現、ジャパンマリンユナイテッド)有明事業所体育館」に会場を移して以来、7年連続でこの会場で開催されてきました。
同会場に移って以来、毎年来場者数も堅実に増加傾向を示し、主催者発表によると、2007年が約1,200名、2008年が約1,350名、2009年が約1,350名、2010年が約1,400名、2011年が約1,400名、2012年が約1,450名、2013年が約1,500名という来場者数実績を示してきました。7年間の長期に渡って、会場を長洲町の1カ所に固定できた効果も、決して少なくないことでしょう。
★そして新会場!「船」から「自動車」へ
そして既報の通り、今年の第13回西日本ハムフェアは、熊本県最北であり福岡県最南に位置する大牟田・荒尾都市圏の「造船メーカー」の体育館から、福岡県北部の北九州都市圏である京都郡苅田町(地図:L)の「自動車メーカー」の体育館へ会場を移して開催されることとなりました。
2002年に開催の第1回西日本ハムフェアから実行委員会の主要メンバーの一人として、また事務局としてまとめ役を務めているJE6ONQ井上 滋さんは、次のように語っています。
「西日本ハムフェアの会場が“船”から“自動車”に変わりました。これは半分冗談ですけど次回の会場は“飛行機”に変更できたらいいなと思っています。“飛行機”が無理であれば、いつかは“福岡ドーム”みたいな、大きな大きな夢を持ちながら前進していきたいと思っています」
★九州以外にも、もっとイベントの輪を大きく広げていこう
一方、長洲町の会場での過去7年間では、地元九州だけではなく、他のエリアからの出展団体や、来場者も確実に増加してきたようです。
事務局の井上さんは、
「今年の西日本ハムフェアは3エリアや、4エリアなどからの来場者が増えそうな気がしています。その証拠に、懇親会への九州地方以外の方の参加申込が増えています。北九州は大阪方面からでも、思い切って足を伸ばせば来られるというメリットがあるからでしょう。
実は、2002年の西日本ハムフェアのスタートのころ、原さん(当時JARL会長、JA1AN)から“西日本という名称は大げさではないの?”と言われた覚えがあります。そのとき私は、“九州だけでなく、3エリア、4エリア、5エリアも巻き込んだイベントに育てて行きたいから、西日本と命名するのです”とお答えしました。
それがようやく少しずつ実現してきているようで、大変嬉しく思っています。
それではみなさん、第13回西日本ハムフェアの会場でお会いしましょう」と語っています。
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