「IARU HF World Championship に参加する連盟本部局(HQ局)の 運用者(局の開設を含む)の公募および運用等に関する要領」 (略称:「HQ局の公募と運用等に関する要領」) |
IARUの構成団体であるJARLは、IARU主催のHF World championship に連盟局として参加します。参加するにあたっては、興味の一環の中で広く自由に楽しんでいただくことを目的としたコンテストの参加と考えていますので、コンテストに慣れている方はもとより、初心者の方でもお申し込みいただき、楽しんでいただきたいと思っています。 なお、JARLはIARUの主要国メンバーですので国際友好親善を含めて皆さんのご協力をいただいたうえでHQの実績を十分アピールしたいと考えています。 運用にあたっては、特別コールサイン8NxHQ局(予定)を用い、各国の連盟局に遜色ないスコアを達成したいと考えますので、JARL会員の協力により本運用に協力いただける団体等を次の要領で公募します。 また、募集期間は2025年1月1日(水)から2月28日(金)までとしますので、JARL事務局会員課宛て“電子メールで”お申し込みください。 (oper (at) jarl.org (at) は@マークに変えてください) 。 申込み書(フォーム)は、こちら ※総務省では令和5年3月22日からアマチュア無線に関する制度が改正されましたので、本HQ局の応募要領についても改正いたしました。HQ局の運用期間中に公開運用または体験運用を実施することを計画していただきます。運用期間中、相当の時間について行ってください(運用期間中のすべての時間を条件としているものではありません。)。応募要領をよくお読みいただき、お申し込みください。 1.応募にあたって (1)応募資格 応募資格は、代表者がJARL会員である任意の団体またはJARL登録クラブとし、局の運用については、代表者および構成員の中のJARL会員が行うこととします。(会員以外のゲスト運用も可能) (2)局の形態 8NxHQという特別なコールサインを免許申請するにあたり、局の形態(a) (b)いずれかについて申告してください。 (a)個人局免許を基とした応募 8NxHQ局を個人局との設備共用で免許申請します。(社団局同士の設備共用は、認められてませんのでご注意ください。) その際に必要となる設備共用の同意書などの提出をお願いします。 (b)新たに免許申請を行う形態での応募 8NxHQ局は各地方総合通信局の新設検査を受けることになります。 この場合は、検査に費用の負担を含めて申込者での対応をお願いします。 (3)運用に関する事項 参加可能なバンド・モードを申告してください。 複数のバンドで同時運用が可能である場合はそのバンド・モードを申し出てください。 (4)選定に必要な情報に関する事項 運用希望のバンド・モードと自局で達成ができると思われるQSO数、マルチの数、合計得点を歴代スコア等を参考に申告してください。 申告例 : 第1希望 7MHzCW 1000QSO 40マルチ 11万点 第2希望 7MHzPhone 2000QSO 50マルチ 14万点 第3希望 3.5MHzCW 400QSO 20マルチ 1万点 申告の最終締め切りは2025年2月28日(金)です。 過去の歴代スコアはここに参考掲載した資料のとおりです。 2.運用担当バンド・モードの決定について (1)申込受付後、連絡用のメーリングリスト(ML)を設置するとともに、ワーキンググループ(以下、WG)で審査させていただきます。 WGでは、スコア申告値に前年度の[達成値/申告値]で表される「信頼値」を掛けて評価を行います。 信頼値の最高は100%で最低は0%です。(0%とは無断不参加などです) 複数のバンド・モードを担当された場合は、ハイバンド(21/28MHz)、ミッドバンド(7/14MHz)、ローバンド(1.8/3.5MHz)で区分して信頼値を適用します。 過去の歴代スコアと自局の保有する能力を十分に勘案の上、達成可能なスコアの検討をお願いします。 (2)申告スコアにより、参加希望者全員が納得できる最高スコアである場合、その申込者がそのバンド・モードの担当となります。 (3)もし、申告スコアに疑問等がある場合は、その理由を添えてWGあてに申し出てください。 指摘を受けた申込者は、客観的なデータや過去の実績などに基づいて、申告スコアの妥当性を説明していただくことがあります。 (4)運用希望のなかったバンド・モードについては、ML上で個別に依頼をしますので、検討をお願いします。 (5)このプロセスでもバンド・モード割り当てがなかった場合は、JARL-IARU-HQ-WGにて検討を行って決定します。 なお、ML上でのやり取りの内容は審議中の事項ですので、ML登録者以外への転送は行わないでください。 関係者で情報共有する必要がある場合は、当該MLに参加登録の申し出をしてください。 3.参加者決定後の手続きについて (1)免許申請について JARL事務局から、参加申込時の局の参加形態にあわせて、免許申請に必要な書類の作成依頼を行いますので、記載漏れのないようにお願いします。 なお、総務省では令和5年3月22日からアマチュア無線に関する制度が改正されたことにより、本HQ局の応募要領についても改正しましたので、運用期間中に公開運用または体験運用を行うことを計画していただきます。運用期間中、相当の時間について行ってください(運用期間中のすべての時間を条件としているものではありません。)。 必要な書類の提出時期と必要書類一覧は別便にて情報提供と依頼をしますが、大まかには次のとおりです。 [運用担当局決定時] 運用申込書 特別局、特別記念局の申請、運営等に関する調査票 [免許申請時] 無線局の設置同意書 無線局の設備共用同意書(必要な局のみ) 既設局の免許状、事項書、工事設計書(電子申請をされている方はXMLドキュメントファイルをお送りいただきます)、送信機系統図の写し 運用体制(組織図・体制図等) 統括責任者、安全管理者、無線局運用担当、QSLカード発行責任者の氏名、コールサイン、連絡先電話番号を記載してください。 運用スケジュール表(カレンダー形式(日単位)とし、次の事項を含めて記載してください。) ・公開運用または体験運用(実施することを計画してください。申込み方法について記載してください。) 日時、担当者(監督者)を記載してください。 ・PR運用 日時、運用担当者を記載してください。 無線局から発射される電波の強度の基準値への適合を確認する書類(電波防護指針) ・電界強度の確認表 ・空中線の位置関係が分かる平面図 ・立面図 [運用後] 運用記録(本番のログ、事前運用のログ、オペレーターリスト、運用風景の写真など) 運用報告書 収支報告書 (2)コンテスト前の運用について 例年、おおむねコンテスト開始日の7日〜10日位前に免許状が発給されています。 おおよその免許状発給時期の詳細については、参加団体代表者の方へ個別にご連絡いたします。 コンテスト前の事前運用については、特にバンド・モード等の制限はありませんが、コンテスト開始直前の運用は、コンテスト開始時の得点に影響が出ることも考えられますので、できるだけ控えてください。 (3)実際の運用について @連絡先について 実運用の直前や運用中に不慮の事態に陥った際の連絡先として、各局の電話番号を事前に確認しますので、コンテスト中に確実に電話連絡が取れる番号をお知らせください。 A運用の留意点 コンテストルールでは、運用地点からのオペレーターの個々のコールサインを使ってのHQ局との交信は禁止されています。 しかし、運用地点以外からの交信は禁止されていませんので、各オペレーターが自宅からあるいは自動車からなどのQSOサービスは可能です。 また運用中は,HQ局から他のコールサインでの運用は禁止されています。 BDXクラスターの利用について DXクラスターなどを積極的に利用していただくことを推奨します。 ただし、自らの運用情報を自らがスポットすること(セルフスポット)は禁止されていますので注意してください。 C運用者について 一般のJARL記念局の場合は、JARL会員以外の方でも運用可能となっていますが、本行事はIARU構成団体のJARLが、JARLとして各連盟とスコアを競う行事ですので、運用者はJARL会員でなければならないと思われます。 都合により、JARL会員以外の方が運用しなければならない状況では、ゲストOP制度による運用で対応してください。 (4)運用記録(ログ)の提出について 運用の記録や整理集計結果は、運用後の翌日0900JST(2025年は7月14日0900JST)までにJARL事務局会員課(hf-c(at)jarl.org (at)は@マークに変えてください)にお送りください。 Cabrillo形式に限定させていただきます。 その後、WGでログの一本化作業を行い、IARUに提出できる体裁に整えていきます。 (5)QSLカードの作成と発行について @QSLカードは、連盟が定める「交信証及び受信証の転送取扱規程」に抵触しないものであって、事前に会長の承認を受けたものを使用していただきます。QSLカードのデザイン案が出来上がりましたら事務局までお申し出ください。 AQSLカード作成にかかる費用は上限2万円以内の実費をJARLが負担いたしますので、QSLカード作成後に領収書をJARL事務局会員課にお送りください。 BQSLカードは、運用終了後3か月以内に発送完了となるようお願いします。 (6)注意事項について @運用が行われる場合、周囲の諸事情で運用が継続できなくなることがないよう措置を講じてください。 A各運用担当局において作成されるログは、JARL局の運用ですのでJARLの管理下にあるものとご理解ください。 ログ内容の公開は、JARLが必要の範囲で行いますので、個人的な判断でログ内容の公開されないようご注意ください。 B一本化後のログを利用希望の場合は、別途申し込みをお願いします。 C次年度以降の参加局については、単に代表者が違うとかコールサインが違うといった点で異なった局であるとの判定はせず、局の実態を勘案して総合的に同一であるか否かを判断します。 (7)免許申請等にかかる費用の負担と連盟からの補助について @免許申請費用の負担 新設、変更等にかかる免許申請費用は参加者が負担することとします。 A連盟からの補助 (a)局の保守・管理費等として、連盟より各局につき1万円を補助します。 (b)(5)Aのとおり各局のQSLカード制作費として、上限2万円以内の実費を補助します。 (運用バンド数に応じて考慮します。) ------------------------------------------------------------------------- 2008年11月16日制定 2022年11月22日改正 JARL-IARU-HQ-WG (JARL IARU HF World Championship WG) 座長:JA1SLS 構成員:JA1HGY、JE1BJP、JR1CBC |