素晴らしかった"The Worldwide YL Meeting in 2004 Seoul, Korea"
                                                 

 去る10月8日から15日まで、韓国のソウルで"2004ワールド・ワイド・YLミーティング"が開催され、世界13カ国から184名のYLとその家族や友人が集まった。
 今回は、第7回国際YLミーティング。韓国情報通信省Kim, Chang Gon副大臣、KARL韓国アマチュア無線連盟のJeong, Gook Hyun会長、IARU Park,Young Soon理事、韓国のハムクラブの会長など多くの来賓が列席し盛大に開幕した。主催者代表HL1KDW, Chae, Do Sookさんは、まずJR3MVF三好京子さんにクリスタルの盾を授与した。それはサーズの流行その他の状況から参加を躊躇していたYLが多かったので、JR3MVFさんが電話やメールでのアドバイスのほか開催前に2回も訪韓して世界中にソウルへ行こうと呼びかけたという功績。次の日、プレゼントされたお揃いの茜色のシャッツを着て、VK9YL、AX9YLなど太平洋の島々や北緯80度の極北でのDXエクスペデションのビデオを観たり、アクティブなYLたちの活動報告に聞き入った。

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 メイン会場であるソウル市内のホテルの17階に開設された特別局DT04YLから、多くのJA局とQSOができた。ヨイド地区のハムのフリーマーケットでは大勢のハムたちが歩道橋、各ハムクラブのテント、車にまで大きな横断幕を掲げ、飲み物なども用意し大歓迎して下さった。その後、韓国情報通信省、SKテレコム、北朝鮮との国境の臨津閣観光地、景福宮、韓国民俗村などを見学し、韓国の現状と歴史を勉強した。サムルノリをはじめ伝統音楽演奏や踊りを鑑賞し、アイボールパーティでは、皆で一緒に歌ったり、踊ったりし、国籍を超えて心が一つになった。慶州や済州島ツアーでも暖かい歓迎は続き、参加者一同、感動の連続。 韓国の人たちに心から感謝したい。

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 この国際YLミーティングは、1991年、スエーデンのYLたちが、組織や団体に関係なく、世界中のYLとその家族と友人なら誰でも参加できるようにとスタートした。
 この考えに賛同するYLたちの情熱で7回、約15年も続いている。これはとても意義深い。まったく自発的にボランティア精神で主催者として名乗り出る。
 どこのハムクラブのイベントでもないため予算はゼロ。2年後の参加者の参加費だけをあてに準備する。開催場所が規制の厳しい都市の高級ホテルであっても、無線室を短時間で特設する。
 参加者の国籍はさまざまなので、空港への出迎えから外国語に精通した人が必要。
 ミーティングの内容は主催者のアイデアの見せ所。閉会と同時に多才な能力を発揮したオーガナイザーの役目も終了。
 このようなやり方で第2回は日本の大阪でJR3MVF三好京子さん、JH3SQN郷原望美さんと筆者の3人が中心になって1993年に「アジアYLミ―ティング」を開いた。国際YLミーティングに馴染みの薄いアジアのYLが一人でも多く参加して欲しいと願い名付けた。

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 その時、アジアから唯一、又、国際YLミーティングへの参加が初めてだった韓国のYLとその家族12名が参加し、桜が満開の大阪で「いつか韓国でも開催する」と宣言した。第3回は96年、ドイツのベルリン、第4回、98年ノルウェーの極北のスバルバード、第5回2000年、ニュージーランドのハミルトン、第6回2002年、イタリアのシシリー島パレルモ。そして、ついに、2004年、第7回は韓国のソウルで実現した。第8回は2006年、インドのムンバイ(旧ボンベイ)に決まり、アジアで3番目の開催となった。

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 毎回、国際YLミーティング参加者が増え続いていることに感動を覚える。最後に、国際YLミーティングは大規模なため、OMさんたちのサポート無くしては成功しない。韓国でも多くのOMさんたちにお世話になった。カームサハムニダ。
 是非、2年後、ムンバイの国際YLミーティングでお会いしましょう。

(JJ1CAS・菱木ひろみ)