国際宇宙ステーションと交信に成功 2007年2月12日、兵庫県明石市立花園小学校の児童がARISSスクールコンタクトで無事、国際宇宙ステーションとの交信に成功しました。 実施当日は、長谷川良彦JARL関西地方本部長(写真右)も会場に駆けつけ、子供たちに激励を送っていました。 そして定刻の18:12:06、8N3Fをオペレートする私(JG3QZN)の呼びかけにすぐに応答がありました。国際宇宙ステーションに滞在中の宇宙飛行士3人の唯一の女性、サニタ・L.・ウイリアムズさんです。 スクールコンタクトの女性の交信相手は、2002年8月2日におこなわれた大阪府池田市に続いて2回目となりました。 アメリカでの直前のスクールコンタクトは、呼びかけに応答がなく、約4分遅れで始まったと聞いていたため、コールバックがあるまで大変心配でした。 今回アンテナをクロス八木のシングルからスタックへ変更し、少しでも受信状態を良くしようと試みました。結果、約10分間の交信中は大変クリアーに聞こえ、20問の質問ができました。 明石市立花園小学校は、やや高台に位置し、西に播磨灘、南に淡路島、東に明石海峡大橋と、屋上からの眺めがすばらしいロケーションです。交信当日は、日没直後とあって、屋上から国際宇宙ステーションが、はっきり見えました。 質問した子どもたちは、同市にある天文科学館へ何度も通って、天体や宇宙の勉強に取り組み、今回のスクールコンタクトに臨みました。また以前から、同校では宇宙メダカも飼育しています。今回の交信で、より身近に宇宙を感じてくれたことでしょう。 最後になりましたが、お手伝いいただいたスタッフの皆さんをはじめ、近畿総合通信局の方々に、この場をお借りしてお礼申し上げます。ありがとうございました。 (レポート:JG3QZN田中一吉)
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