May 2012 NEWS TOPICS INFORMATION


JARLが第21回中央非常通信協議会表彰

 非常通信協議会は、非常事態が発生した場合に人命救助、災害の救援、交通通信の確保または秩序の維持のために必要な非常通信の円滑な運用を図ることを目的に、総務省が中心となって国、地方公共団体、電気通信事業者等の防災関係機関で構成する協議機関で、中央非常通信協議会(会長:総務省総合通信基盤局長)、地方非常通信協議会および地区非常通信協議会等によって組織、運営され、JARLも中央・地方非常通信協議会の構成団体として参加しています。

 中央非常通信協議会では毎年、非常通信の分野で功績があった団体や個人の表彰をおこなっていますが、平成24年5月25日に総務省で開催される第21回中央非常通信協議会表彰式において、JARLが団体表彰を受けることとなりました(右の写真は桜井 俊中央非常通信協議会会長から、JARLを代表して表彰状を受け取るJARL稲毛 章会長(JA5MG))。

 今回のJARLの功績の要旨は、
『東日本大震災において、中央非常通信協議会会長から送付された「被災地の通信確保のためのアマチュア局の積極的活用について(要請)」に基づき、非常通信の確保に多大な貢献をした。また、台風12号においては、日本アマチュア無線連盟三重県支部の登録クラブである熊野無線クラブ、くまの市役所無線クラブほかが、地域住民の救援活動に多大な貢献をした』
というものですが、非常災害時において通信の確保に協力された全国のアマチュア無線家の皆様の功績による受賞といえます。

 また、第21回中央非常通信協議会表彰式では、JARLの団体表彰のほか、被災地の病院勤務の医師であった、岡崎宣夫さん(JA1LRT、故人)が表彰を受けました。

 岡崎さんの功績の要旨は、
『東日本大震災の直後から、臨時のレピータ局を設置・運営して岩手県沿岸南部と内陸部の通信を確保し各地の被災者への医療活動をおこなった』というものです。

 なお、今回の中央非常通信協議会表彰では、アマチュア無線機器メーカーのアイコム(株)、アルインコ(株)、(株)JVCケンウッド、八重洲無線(株)をはじめ、無線機器メーカー等13団体が「災害時に多数の機器等を提供し、被災地の救援に寄与した」として団体表彰を受けています。

(5月24日)
(5月25日更新、写真を追加)


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東海地方本部が科学技術振興機構(JST)の事業
(地域の子供たちを対象とした電子工作教室の実施)に5年連続の採択

 東海地方本部は平成20年度から、独立行政法人科学技術振興機構(JST)の事業に応募、採択を受けて4年連続で地域の子供たちを対象とした「電子工作教室」を実施してきました。

 今年、平成24年度もJSTの「科学技術コミュニケーション推進事業 活動実施支援」の新規採択企画に、東海地方本部が申請していた「電波のふしぎを体験!モリゾー&キッコロの親子電子工作とサイエンス実験」が採択され、東海地方各地で子供たちを対象とした「電子工作教室」を実施する運びとなりました。

■「電波のふしぎを体験!モリゾー&キッコロの親子電子工作とサイエンス実験」ただいま、参加者募集中!

 東海地方各地(静岡、岐阜、愛知、三重の各県)でたのしい電子工作教室を実施します。対象年齢のお子さんがいらっしゃるご家庭の方は、奮ってご参加ください。
 また、対象年齢のお子さんがいらっしゃるお知り合いのご家族があれば、ぜひ参加をお勧めください。

【内容】 愛・地球博の人気もの「モリゾー&キッコロ」が「ピカッ!」と光る 「モリゾー&キッコロ・ウィンカー」を作ります。電子工作が初めての方でも大丈夫。やさしいスタッフがお手伝いしてくれます。
 電子工作が完成したら、次はテレビや携帯電話等の電波を使ったおもしろ科学実験をみんなで体験します。
【対象】小学生(4年生〜6年生)と保護者(2人1組)
【定員】各会場とも25組(50名)(定員を越えた場合には抽選で参加者を決定し通知します)
【受講料】1組800円(傷害保険料と工作材料費の一部をご負担いただきます。当日会場で徴収します)

【日時と会場、申込締切】
 次の5会場での実施を予定しています。

★愛知県会場(参加申込受付中)

  • 日時:2012年7月1日(日)13:00〜16:00
  • 場所:常滑市中央公民館 2階 美術工作室
    〒479-0837 常滑市新開町五丁目65番地
    (名鉄常滑線、「常滑」駅下車10分、駐車場あり)
  • 申込締切:6月22日(金)(当日消印有効)
  • 案内通知:6月25日(月)ごろに郵送で通知します

★岐阜県会場(参加申込受付中)

  • 日時:2012年8月19日(日)13:00〜16:00
  • 場所:木の国 七宗コミュニティーセンター クリエイトルーム
    〒509-0401 岐阜県加茂郡七宗町上麻生2125-1
    (JR高山本線「上麻生」駅下車徒歩8分)、車でお越しの場合、駐車場が利用できます。
  • 申込締切:8月10日(金)(当日消印有効)
  • 案内通知:8月13日(月)ごろに郵送で通知します
★名古屋市会場(参加申込受付中)
  • 日時:2012年12月16日(日)13:00〜16:00
  • 場所: 中京大学名古屋キャンパスセンタービル2階 ヤマテホール
    〒466-8666 名古屋市昭和区八事本町101-2
    (名古屋市営地下鉄鶴舞線・名城線「八事」駅5番出口下車徒歩0分)
  • 申込締切:12月7日(金)(当日消印有効)
  • 案内通知:12月10日(月)ごろに郵送で通知します
★静岡県会場、三重県会場
 両会場の開催日は未定です。決まり次第、Webサイトでお知らせします。

☆     ☆

 なお、参加申し込み方法等の詳細は、Webサイトでご確認ください。

(5月18日)


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九州工業大学の小型アマチュア衛星「鳳龍」(ほうりゅう)が誕生

 5月18日01:39(JST)、第一期水循環変動観測衛星「しずく」および相乗り衛星の小型衛星を搭載したH-IIAロケット21号機が、種子島宇宙センターから打ち上げられました。

 今回の打ち上げでは相乗り小型衛星の1機として、九州工業大学の学生(衛星開発プロジェクトチーム)の製作による小型アマチュア衛星「鳳龍」も打ち上げられました(写真は九州工業大学衛星開発プロジェクトチームのWebサイトより)。

 鳳龍のコールサインはJG6YBW。ダウンリンク周波数は437.375MHz(CW、FM AX.25 1200bps)

 衛星開発プロジェクトチームの発表によれば、同日05:00ごろのパスで、鳳龍のCWビーコンの受信に成功している模様です。

 衛星開発プロジェクトチームはWebサイト上で「データ解析プログラム」を配布しており、「多くのアマチュア無線家の方々に鳳龍の受信に協力して欲しい」と呼びかけています。

(5月18日)


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平成24年度の情報通信月間 5月15日〜6月15日実施

 総務省と、情報通信関連団体で構成される「情報通信月間推進協議会」 (JARL、JARDも構成団体になっています)は、毎年「電波の日」(6月1 日)をはさむ5月15日〜6月15日を「情報通信月間」として、6月1日に 各地で開催される「記念式典」をはじめ、情報通信に関する各種のイベン トや講演などを開催しています。

 平成24年度の情報通信月間のテーマは、「ICTで 安心安全 スマート ライフ」で、JARLの地方本部や支部も多くの参加行事の開催、出展など を予定しています。

【北海道地方】

  • オホーツク支部(6月3日)
    日本アマチュア無線連盟オホーツク支部発足記念講演・フォーラム
    (北見市北網圏北見文化センター
【信越地方】
  • 地方本部(5月27日)
    2012ARDF信越地方大会(新潟県長岡市周辺)
  • 新潟県支部(5月26日)
    2012ARDF新潟大会(新潟県長岡市周辺)
  • 長野県支部(6月9日〜10日)
    2012ARDF長野大会(長野県松本市アルプス公園周辺)
【北陸地方】
【東海地方】

 また、各地では「総合通信局」が開催する講演会などの行事を始め、長野県、新潟県、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、栃木県、大阪府、和歌山県、兵庫県、香川県の各都府県各地では電波適正利用推進員協議会による、親子電波教室や電子工作教室ほか、青少年の電波に関する興味を引き出す行事等の開催も予定されている模様で、さらに、秋田県高等学校文化連盟自然科学部会無線部ほか、アマチュア無線関連の地元クラブ他による催事も計画されているようです。

 その他楽しそうなところでは、信越放送や新潟放送など、放送局が施設見学の開催を計画しているところもありますので、皆さんも興味のある行事等を見つけて参加してみませんか。

 なお各地で開催の行事の詳細は情報通信月間のWebサイトでご覧ください。

(5月2日)


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電波利用環境保護周知啓発強化期間「STOP!不法電波」

 総務省は、毎年6月1日〜10日までを「電波利用環境保護周知啓発強化期間」と定めて、関係各省庁や各種団体と協力して、電波法令の周知啓発と法令違反の未然 防止に関する広報活動をおこなっています。

 期間中、テレビCM等のメディアを活用した周知活動を展開するほか、不法無線局の取締を強化します。

(5月2日)


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