■逓信総合博物館が8月31日に閉館に(49年の歴史に幕)
公益財団法人通信文化協会は、平成25年4月25日付けで、現在同協会およびNTT東日本(株)の2機関で運営している「逓信総合博物館」(東京都千代田区大手町)を、大手町地区の再開発に伴い、平成25年8月31日(土)を限り閉館すると発表しています。
逓信総合博物館は、明治35年に当時の逓信省が、万国郵便連合加盟25年記念として「郵便博物館」を開館したことに始まり、昭和39年に郵政省(現在の日本郵政グループ)、日本電信電話公社(現在の日本電信電話(株))、NHK及び国際電信電話(株)(現在のKDDI(株)の4 社共同運営で我が国唯一の「情報通信関係の総合博物館」としてスタートしました。
同館には電気通信や郵便に関するさまざまな展示がおこなわれ、アマチュア無線家の方々も、これまで見学に行かれた方が多数いらっしゃることと思います。
逓信総合博物館とアマチュア無線との結びつきは他にもあります。実は、国内の社団局の先駆けとなった日本で最初の社団局(※注)「JA1YAA」は、この逓信総合博物館を常置場所として開設されていたのです(現在「JA1YAA」は、JARLが開設する局として免許を受けています)。
※注)後日情報によれば、「JA1YAA」(S35/03/25免許)の前に、「JA6YAA」(S35/03/18免許)が社団局の免許を受けていた模様です。(TNX JJ1WTL、4月30日修正)
同協会の発表によれば、逓信総合博物館の展示のうち「郵政資料館」については、平成26年3月1日(金)に東京スカイツリータウン®イーストヤード(東京都墨田区押上)で、リニューアルオープンの予定とのことです。
また、逓信総合博物館では「さよならていぱーく特別展「大逓信資料列品展」」を平成25年5月3日(金)から8月11日(日)まで、「夏休みファミリーイベント」を平成25年8月17日(土)から8 月31日(土)まで開催する予定とのことです。
(4月25日)
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