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関東総合通信局三浦電波監視センターが、
新バンドプラン施行に併せてHF帯以下のアマチュアバンドを特別監視
★国内の電波監視の総合拠点・三浦電波監視センター
関東総合通信局電波監理部(三浦電波監視センター、神奈川県三浦市初声町高円坊1691)は、国際電気通信条約附属無線通信規則や国内電波法に基づく電波監視をおこなう重要な拠点の一つです。
三浦電波監視センターの業務には、宇宙電波監視業務(静止衛星や周回衛星の位置確認や運用状態などの電波監視)をはじめとした多岐な業務がありますが、日本国内ではHF帯以下の周波数の電波監視をおこなっている唯一の施設でもあります。
HF帯アマチュアバンドへの侵入電波等についても、同センターの電波監視により発信地点を特定し国際電気通信連合(ITU)への報告をおこなったり、各地の総合通信局の電波監視業務支援のため、HF帯などにおける不法・違法局による電波の発信源探索などもおこなったりしている、実は私たちアマチュア無線家も、普段気づかないところで大変お世話になっている施設と言えるでしょう。
★平成27年1月5日、新バンドプラン施行!HF帯以下の周波数を特別監視
さて、平成27年1月5日、新しい周波数使用区別(バンドプラン)が施行されます。
今回のバンドプラン改正ではHF帯以下の周波数および50MHz帯等において、細かな改正がおこなわれます。
三浦電波監視センターは、平成26年12月26日付けの報道発表で、新バンドプランの施行に併せて「周波数等使用区別の移行状況確認等のため、施行の日から約1カ月間、HF帯以下のアマチュアバンドを重点的に監視する」と発表しています。
三浦電波監視センターによれば、今回の特別監視では「HF帯以下の各アマチュアバンドで、アマチュアバンドプランの改正を知らずに、改正前の区分で運用をおこなっている局等に対して注意喚起をおこなう」とのことですが、この記事をお読みの皆さんも注意を受けることがないように、新バンドプランを守った運用を心がけていきましょう。
▽関東総合通信局の報道発表
http://www.soumu.go.jp/soutsu/kanto/info/26/1226uk.html
▽アマチュアバンドプラン
http://www.jarl.org/Japanese/A_Shiryo/A-3_Band_Plan/A-3-0.htm
▽関東総合通信局・三浦電波監視センターってどんなところ? (2010年4月28日に掲載の記事)
http://www.jarl.org/Japanese/2_Joho/News2010/2010_news-4.htm#0428
(12月26日)
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