■
関西ハムシンポジウム2016(〜今年はなんと!全国から1,500名のも来場者が〜QSLカードの転送受付はみかん箱 15ケースに)
新年の恒例イベント「関西ハムのシンポジウム2016」(JARL兵庫県支部・JARL大阪府支部共催)が平成28年1月31日(日曜日)に兵庫県尼崎市(エーリック)で開催されました。
当日は寒さは残るものの快晴の中でも開催となり、今年も全国から多くの来場者(主催者発表1,500名)が朝早くから会場に押し寄せました。
開場を待つ来場者のお目当ては、大きなホールでおこなわれる人気の36団体51ブースにもおよぶ大ジャンク市。
開場直後の会場からのレポートでは、会場は大きなアンテナの展示や憧れのアイテムなど超破格値のさまざまなジャンクが持ち込まれて魅力満載。会場は一時、満員電車のような混雑ぶりだったようです。お目当てのジャンクを手にしてご満悦の方や手に入れたお宝の談義で盛り上がるようすも。
また今年のメーカー展示では、アイコム(株)・八重洲無線(株)・第一電波工業(株)が出展。各社話題の最新製品がジャンク市会場前のロビーに登場し、メーカー営業者へ直接質問や説明を受けるなどこちらも人気を集めていました。
関西ハムシンポジウムの魅力はジャンク市やメーカー展示だけではありません。2F・3Fなどでおこなわれる各種講演などの講座も多くの参加者で賑わいました。Aruduinoを活用したCWキーヤー・7MHz給電型アンテナの製作講座、モールス通信・サテライト通信・HAMLOGの活用講座など、もっとアマチュア無線を楽しむきっかけとなる講座には事前予約に加えて当日の飛び込み参加など、どの会場も立見の出るほどの人気講座もありました。
さて、ハムシンポジウムとして午前中には「これからのJARLとアマチュア無線」と題しJA9BOH前川副会長、JG2GFX種村理事、JF0JYR高橋理事、JH3GXF安孫子理事にパネラーとして登壇していただき、JA3DBD 宮本関西地方本部長の司会進行でJARLの現状と今後について語り合う場となりました。参加者からは、JARLの運営や青少年会員への取り組みなどについて質問があり、アマチュア無線の発展を担うJARLの取り組みについて会員からも活発な意見が寄せられました。
また、午後からのハムシンポジウムには「JARDフォーラム」としてJARD保証事業のセンター長の伊藤様、担当部長の谷鹿様をお招きし、JR3QHQ大阪府支部長の司会進行のもと「JARD保証業務の概要とスプリアスの経過措置対応について」と題し開催されました。平成34年11月末で期限を迎える旧スプリアス規格の無線設備について、新スプリアス規格へ適合させるフィルタを挿入するなどの改修やアマチュア局独自の保証制度を活用した、より簡便な方法の追加検討や自作機のスプリアスの有料実測サービスの提供などについて、JARDとしてより良いサービスの提供を検討していることが紹介されました。
関西ハムシンポジウムでは、その他のイベントとして、VE神戸チームによるVE試験の開催、DXCCのフィールドチェック、またランチタイムに開催される「新春パーティー」ではアマチュア無線家のシンガーソングライターJH1CBX Masacoさんのミニコンサートや豪華景品が当たる大抽選会「この箱の中は何Ωクイズ」なども開催され大いに盛り上がりました。QSLカードの転送受付は、最終的になんとみかん箱15ケースにもおよびました。
会場のさまざまな場所で、今年はじめて会う仲間同士の新春の挨拶や交流の輪がどこまでも広がっていました。来年も同時期に同じ会場での開催を予定しております。
ぜひ来年もお楽しみにお越しください。
(レポート:JL3JRY屋田純喜さん)
(2月8日)
|