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第24回関西アマチュア無線フェスティバル「KANHAM2019」盛大に開催される
西日本最大のアマチュア無線イベントである「第24回 関西アマチュア無線フェスティバル(KANHAM2019)」が、7月20日(土)・21日(日)の2日間、大阪府池田市の池田市民文化会館をメイン会場に開催されました。
初日の来場者数は5,000名、2日目が4,000名、合計のべ9,000名の来場者がクラブ展示やフリーマーケット、メーカー展示、販売店等による展示即売、各種講演会などを楽しみました。
9時50分からおこなわれた開会式では、主催者を代表してJL3JRY 屋田純喜 関西アマチュア無線フェスティバル実行委員長の挨拶、JG1KTC 尾義則JARL会長と元平修治 池田市副市長の祝辞、会場に届いた祝電の披露と続き、来賓と主催者の8名によるテープカットがおこなわれ、今年のKANHAMがスタートしました。
朝早くから入場を待っていた参加者は、一般入場が開始されると、全国高等学校アマチュア無線連盟(高ア連)の生徒11名が配布するパンフレットを受け取って、足早にメーカー・販売店ブースが軒を並べる「コンベンションルーム(2階)」、各種講演やセミナーがおこなわれる「小・中会議室」などへ向かい、会場内はあっという間に人混みで埋め尽くされました。 |
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■掘り出し物を求めて!! クラブ・販売店ブース、フリーマーケット
開場直後、最も人気を集めたのはクラブや販売店ブースです。掘り出し物の無線機器や中古品、パーツやジャンク品などを探す来場者で大変賑わいました。
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メイン会場になった池田市民文化会館に隣接する豊島野公園ではフリーマーケットがおこなわれ、ここにも20を超えるクラブや個人がテントを張ったり、ワゴン車の後部を使ったりして中古品やパーツ類などを出品。蒸し暑さの中でしたが、大勢の人が掘り出し物を探していました。 |
会場内にはKANHAMの特別記念局として「8N324A」「8J3XXIV」の運用ブースが設けられていましたが、このほかにも各出展ブース内で運用する特別記念局や記念局などがあちこちに見られました。
■もう1つの会場「池田市立カルチャープラザ」
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メイン会場から徒歩3分のところにある「池田市立カルチャープラザ」でも、毎年KANHAMの行事が開催されています。日本無線協会による3アマ・4アマの臨時国家試験、「Turbo HAMLOG講座」なども大盛況でした。 |
■ステージイベント・講演・シンポジウムなどの催事(小ホール)
●てんご堂雅落さん(JO3KHA)の落語とMasacoさん(JH1CBX)のミニライブ
KANHAM初日の定番イベントは、落語家のてんご堂雅落さん(JO3KHA)の無線落語と、シンガーソングライターでJARL広報大使のMasacoさん(JH1CBX)のミニライブです。今年もまずお二人でステージに登場し、まるで夫婦漫才のように息がぴったりの爆笑トークを繰り広げたあと、Masacoさんとヴァイオリニストの菅野朝子さんとの共演によるミニライブがおこなわれました。
●TELSTARと○×クイズ大会 中高生をメインターゲットに“宇宙への興味を0から1へ”を目標に活動する宇宙広報団体「TELSTAR」の皆さんが「宇宙○×クイズ大会」を開催。“宇宙服一着の値段は約10億円である”“最小サイズの人工衛星は20立方センチメートルである”などのクイズを出題。会場内は答えが発表されるたびに大きく盛り上がりました。
●はやぶさ2 リュウグウにタッチダウン世紀の感動を支える舞台裏
小惑星探査機「はやぶさ2」を手がけるJAXA職員、米倉克英さんを招いて、「はやぶさ2」のミッションや開発エピソード、小惑星「リュウグウ」への着陸を成功させた技術などのお話を聞くという内容で、親子連れの姿も目立ちました。
●終活シンポジウム「最期までハムライフを楽しもう!!」
「アマチュア無線家の“終活”を考える」というシンポジウムが開催され、家族などに迷惑をかけずにハムライフを楽しみながらおこなう“無線じまい”について、2つの講演がありました。
1つ目はJA3YZ 田中重之さんによる「アンテナ鉄塔始末記」。もう1つはJH3QFL 畑 多喜男さんによる “無線じまい”の互助会的なグループを立ち上げた目的や活動状況などを報告しました。
また、恒例となっている「JARLそこまで言って委員会」では、登壇の理事・社員からの発言に会場からの質疑もあって、予定時間を超える開催となりました。
■各種セミナー・フォーラムなどの開催(小会議室・中会議室)
池田市民文化会館の中2階にある中会議室と2つの小会議室では、さまざまな講演やセミナーなどが開催されました。
- 宇宙と無線のコズミックカレッジ in KANHAM
- パナソニックグループミーティング
- DXフォーラム:アマチュア無線を通して世界を見る2019
- DXCCフィールドチェック/DXフォーラム:HAM RADIO 2019 レポート
- 新デジタルモードFT8を運用しよう!
- XLXリフレクター講座
- SOTAを始めよう!
このほか中会議室では「モールス通信入門」、小会議室では「初心者のためのアマチュア衛星通信入門講座」「JARD講演会 あなたの無線機は大丈夫ですか?」「3エリア2mSSB連絡会」「大阪電通大 無線部OB会」なども開催されました。
宇宙と無線のコズミックカレッジ in KANHAMのもよう |
パナソニックグループミーティングのもよう |
■青少年向けイベントも多数が参加
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また池田市民文化会館3階では、毎年定評のKANHAMの子どもたち向け科学啓発イベント「楽しいこども科学実験スタンプラリー」が実施され、多くの子供たちがさまざまな工作や実験などを楽しみました。 |
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初日の夕方からは「全国高等学校アマチュア無線連盟(全国高等学校文化連盟アマチュア無線専門部会設立準備会)」の生徒交流会が開かれ、関西の加盟校のアマチュア無線系クラブ(学校によって部の名称はさまざま)の生徒が活動報告をおこないました。 |
今年も、多くの皆さんからJARL会費を預かりました。新規入会は19件を含む46件を受付けしました。また、転送用交信証は、ダンボール箱で19個詰を21日にビューロに発送しました。
関西のアマチュア無線家の皆さんの“無線にかける情熱”を感じる、KANHAM2019は無事に終了しました。また来年「KANHAM2020」の会場でお会いしましょう!
(7月31日)
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