September 2019 NEWS TOPICS INFORMATION

「第6回北海道ハムフェア」北海道札幌市で開催
  2日間で1,300名が来場

 9月21日(土)・22日(日)の2日間、北海道札幌市東区の札幌総合卸センター共同会館で、JARL北海道地方本部主催による「第6回北海道ハムフェア」が開かれました。
 「北海道ハムフェア」は1988年に第1回が開催され、その後1989年と1991年におこなわれた後、2015年に「第4回北海道ハムフェア」として24年ぶりに復活。以後は2017年、2019年と隔年秋に開催されています。
 来場者数は第4回がのべ1,500名、第5回がのべ1,700名、今回開催された第6回はのべ1,300名の皆さんが来場しました。
 今年の初日は、北海道の秋らしい爽やかな青空の下での開催となり、北海道内各地はもちろん、本州方面からも熱心なアマチュア無線家が初日の開場時刻(13時)前から集まり、会場入口でおこなわれる開幕セレモニーやテープカットなどを見守っていました。

 開場後はメーカーや販売店・クラブ等のブース(合計56ブースが出展)を回り、新製品を見たり、掘り出し物を散策したりする人たちで会場内はあっというまに混雑となりました。また1階入口付近では各種の講演会が開かれ、大勢の皆さんが熱心に聴講していたほか、3階では特別記念局「8J8HAM」の運用コーナーが設けられ、7MHz帯や430MHz帯でオペレートを楽しむ姿も見られました。
 実は「第6回北海道ハムフェア」と重なる9月21日と22日には、札幌ドーム(札幌市豊平区)で「ラグビーワールドカップ2019」の一部試合が開催され、国内外からラグビーファンが大挙して札幌を訪れたことや、行楽シーズンの3連休ということもあって、札幌市内のホテルや飛行機は予約が大変取りにくい状態となりました。これが今回、来場者が減少した理由と見られています。

 こうした状況にもかかわらず、遠方から泊まりがけで参加した人の中には、札幌市内を諦めて苫小牧市や小樽市内のホテルを取ったり、帰りの飛行機の予約が取れず“キャンセル待ち”状態のまま、取りあえず駆けつけたという熱心な無線家もいたようです。

(9月26日)




ARRL及びIARU名誉会長W4RA ラリー・プライス氏がサイレントキー

 アメリカの連盟ARRLは、2019年9月11日付けで、ARRL及び国際アマチュア無線連合(IARU)の名誉会長W4RA ラリー・プライス氏は9月10日に85歳で逝去されたと報じています(写真は2003年に開催されたWRC-03にて。左から当時のIARU前副会長VK3KIマイケル・オーエン氏、IARU副会長VK3ADWデビッド・ワードロー氏、IARU Reg.1議長 LA2RR オーレ・ガーペスタッド氏、IARU会長W4RA ラリー・プライス氏)。

 アーカンソー州リトルロック生まれのプライス氏は16歳で最初の免許WN5TIAを取得し、その後いくつかのコールサインを経てW4RAとなりました。電気工学の学士、経営学修士、博士号を取得した後、少尉として陸軍通信隊に入隊、大尉で名誉除隊しました。
 プライス氏は、ほとんどの職歴をジョージア南大学の経済学教授として過ごし、引退後は名誉教授及び名誉学部長の称号を贈られました。

 1973年にプライス氏はARRL南東地域の副理事に選出され、同年に理事となった。1980年、理事会で副会長に選任され、さらに1983年に第1副会長となり、翌年には会長に選任された。

 プライス氏は1989年から1992年までARRL会長を2期務めるとともに、IARU事務局長を併せて務めました。その後も、1999年にIARU会長に選任されるまで、IARU事務局長及びARRL国際担当副会長を務めました。IARU会長を10年間務め、退任にあたってIARU管理理事会から名誉会長の称号を贈られました。ARRL理事会は2011年に名誉会長の称号を贈りました。

 2014年、デイトン・ハムベンションはプライス氏をAmateur of the Yearとして顕彰し、同年のARRL100周年大会ではARRL名誉メダルが贈られました。

▽ARRL and IARU President Emeritus Larry Price, W4RA, SK(ARRL Web)
http://www.arrl.org/news/arrl-and-iaru-president-emeritus-larry-price-w4ra-sk

(9月13日)



   
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