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ボーイスカウト日本連盟のアマチュア無線体験プログラムをJARLが支援
−世界スカウト機構の公式国際行事「JOTA 2021」−
公益財団法人ボーイスカウト日本連盟は、スカウトの皆さんたちがアマチュア無線の電波を通じて国内各地や外国のスカウト仲間と交信し、お互いを理解して知識と友情を深めることを目的にした公式国際行事「JOTA 2021」(Jamboree on the Air 2021、主催/世界スカウト機構)の開催期間に合わせ、10月16日(土)〜17日(日)の2日間、東京都杉並区(8J1JOTA)等でイベントを開催しました。
JARLは、このイベントに参加するアマチュア無線資格を持たない子ども(スカウト)たちが、アマチュア無線に興味を持ち、より有意義な交信体験ができるようになることを目的に、各支部からサポート要員を派遣するなど全面的に協力しました。
▲JARL東京都支部、埼玉県支部のスタッフ |
▲通信の歴史を説明するJARL東京都支部のスタッフ |
10月16日に東京都杉並区の「スカウト会館」でおこなわれたイベントには、東京、神奈川、千葉の合計9団のボーイスカウト、カブスカウトらが参加。約40名が時間帯を区切り“三密”を避けながら、「自分の名前をモールス符号で打ってみよう」「アマチュア無線について学ぼう」「実際の無線交信にチャレンジ」といったプログラムを体験しました。
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▲有資格者の監督指導を受けながら、初交信を進めていく |
▲初めてのアマチュア無線交信記念にログの写しがプレゼントされた
| スカウトの皆さんたちが8J1JOTAからおこなう交信体験は、おもに144MHz帯や430MHz帯を使用。スカウト活動の経験がある一般局が応答し、信号リポートや氏名の交換だけでなく、「学校ではどんな部活動をしていますか?」「スカウト活動はどこが楽しいですか?」などといった質問を交え、普通の言葉でリラックスして交信できるよう配慮されていたのが印象的でした。 |
この日は、尾義則JARL会長(JG1KTC)も激励のために会場を訪問。体験運用の様子を見学したほか、スカウトの皆さんたちが覚えたてのモールス符号で名前を打つのを解読するコーナーに飛び入り参加したり、アマチュア無線の多彩な楽しみと社会的な意義についてをわかりやすく説明。参加者は目を輝かせて話に聞き入っていました。
▲アマチュア無線の魅力について話す尾会長 |
▲参加したスカウトの皆さん |
(10月20日)
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