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「ヤバいエモいラヂオ展」開催中!
〜NHK放送博物館で3月28日(日)まで〜
NHK放送博物館(東京都港区)では、3月28日(日)まで 〜もうすぐ放送100年・所蔵コレクション大公開!〜 企画展「ヤバいエモいラヂオ展」を開催中です。
1925年に日本のラジオから第一声が流れました。それからラジオはたくさんの情報を放送し続け、2025年に放送100年を迎えます。
100年を前に、ラジオにあまり馴染みのなかった若者からラジオが青春だったシニア世代までが「ヤバい(=すごい)エモい(=感情が揺さぶられる)」発見のできる企画展を開催。ラジオ受信機はもちろん、約100年前の無線雑誌や戦中のニュース原稿、GHQによって検閲された放送台本など、NHK放送博物館ならではの展示品が集まっています!
1.ラジオって、なんだ?
このコーナーでは聴取方法と原理を中心に、日本のラジオ放送が始まった1925年にアメリカで作られた受信機や、放送が始まった当時に流行した手作りラジオ(ゲルマニウムラジオ)の作り方などを展示・掲載しています。
中でも、第29代内閣総理大臣・犬養毅氏が首相官邸で実際に使っていたラジオ(左下)は歴史を伝える貴重な逸品で、足を止めて見られる方も多いのだとか。
▲犬養毅氏が首相官邸で使っていた手作りラジオ(1931年) |
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▲「無線と実験創刊号」(1924年)など、アマチュア無線にも関係が深い冊子なども展示
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2.ラジオって、凄かったんだぜ!
放送が始まった頃の貴重な資料が展示され、当時の熱狂ぶりや社会に与えた影響の大きさがうかがえるコーナーです。
ラジオは災害などの情報を伝える重要な役割をはじめ、ラジオ講座などの教育の社会化や、視聴者を楽しませる娯楽など幅広い役割を担います。機材や予算が限られていた時代の中でも、試行錯誤を繰り返してさまざまな番組が作り出されました。このコーナーでは戦時中の放送原稿(1943年)や、当時のユニークなラジオ講座のテキストなどが展示されています。
▲少年棋士による「リモート対局」が東京と大阪間でおこなわれた(のちの大山名人も出演) |
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▲芝増上寺から借用して除夜の鐘の音を出した
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3.みんなでラジオを囲む
一台のラジオのもとで家族が団欒する時代が訪れたあと、さらに時は進み、技術や生活基準の向上と共にラジオはより身近な存在へと変遷していきます。
3月16日(火)〜28日(日)には、「ラジオ深夜便」元アンカーの宇田川清江さんによる館内FM音声ガイドも期間限定で実施しています。イヤホン付きのFMラジオをお持ちいただいてお楽しみください。いま話題のSNS映えスポットで、美しく“エモい”ラジオの世界を堪能してみてはいかがでしょうか。
▲当時、多くのメーカーが真空管も製造・販売していた(右下) |
▲当時のポスターなどの展示の模様
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[取材協力・NHK放送博物館]
「ヤバいエモいラヂオ展」
■会期:2021年1月23日(土)〜3月28日(日)
■場所:NHK放送博物館(東京都港区愛宕2-1-1)
■入場料:無料
■休館日:毎週月曜日
▽詳細(NHK放送博物館・企画展示情報)
https://www.nhk.or.jp/museum/event/221012301.html
(3月12日)
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