アマチュア衛星「ふじ3号」(FO-29)のアナログ系中継器が停止している模様です。JARL技研の管制室の観測によると、5月31日の受信確認レポートを最後に停止した状態が続いています。現在、原因については調査中ですが、次のことが考えられます。
6月2日に「ふじ3号」の信号を確認したという海外のアマチュア局からの情報もありますが、これはまだ1局からの情報であること、2日以降に信号が全く確認できないことなどから誤報の可能性もあります。6月10日現在、停止の原因は太陽活動による可能性が高いと思われますので、管制局では衛星を復旧させるためのコマンド計画の立案と運用管制の整備をおこなっています。 6月14日・15日〜20日ごろまでにかけて、コマンドを送信して復旧を試みる予定です。
衛星通信に対応が可能なアマチュア局のみなさんへのお願い!
「ふじ3号」の可視時間帯に435.795MHzのCWビーコン周波数と435.91MHzのデジタル系周波数の受信をお願いいたします。衛星の信号が確認できましたら日時などのデータと内容を次まで連絡をお願いいたします。(WAVファイルやMP3ファイルを添付していただくと助かります)lab@jarl.or.jp また、CWテレメトリーが停止していても、中継器は動作していることも考えられますので、アナログ系中継器のループテストも、できましたら、お願いいたします。
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