アマチュア衛星
「ふじ3号」
デジトーカ運用
受信レポート紹介
【1996〜1999】
 デジトーカの受信に挑戦されたみなさんから,JARL技術研究所に届いた受信レポートをみなさんにご紹介します。このレポートは1996〜1999年の運用期間中にお寄せいただいたものです。

★7M3PAR・内山政人

 信号強度が周期的に変動。はじめと終わり頃はピークの時しか聞き取れない。変動間隔は5秒弱。


★JA6PY・桑原正興

 アマチュア衛星通信について,特に興味はないのですが,JARL NEWSに掲載されていたので受信してみました。


★7K4VWC・中田 望

 11日のお昼頃,衛星バンドをワッチしていたところ,アンカバーと思われる局が多数送信していました。


★JA8HCN・佐藤真一

 JARL NEWS11月号の記事で,場合によってはホイップで受信可能ということだったので,あえて実験しました。3エレの八木があれば十分受信可能と考えます。


★JS1CXP・柳 稔

 今回,JARL NEWS11月号の記事を目にしまして,「ふじ3号」のデジトーカー受信に挑戦しました。受信は大成功のうちに終わりました。また当初疑問視していた,ハンディー機+ハンディーホイップでの受信も良好にできて,驚き,また非常に感動しました。しかし,その半面残念だったのは,FM局の混信があったことです。何とかクリアーな受信のためにも,衛星バンドの保護を徹底して欲しいと思います。「ふじ3号」はこれだけ強力に受信できますと,今後多くのアマチュア局の注目を集めそうです。


★JA1VUC・星野隆敏

 2エレ八木は水平でも垂直でも偏波面を変えてみても,RSは変わらないようです。今まで私の設備ではムリだと思いこんでいて,サテライト通信はやったことがありませんでしたが,こんなにも簡単に受信できてしまい,技術の進歩に驚き,感動しながらレポートを書きました。


★JA2-7474・柴田幸次

 JARL NEWSの記事を参考にして受信してみました。430MHz帯GPアンテナとオールモード固定機でも受信してみましたが,ほとんど入感なしの状態でしたが,屋外ではハンディートランシーバだけで受信することができました。


★JN7AUD・橋本俊幸

 JARL NEWS11月号を読んで「本当かな?」と思いチャレンジしました。するとなんと聞こえて来るではありませんか!繰り返しではありますが,「RITTY JAS-2!(編注:正確にはTHIS IS JAS-2と流れています) こちらはJAS-2です」という音声を聞きながら,宇宙から地球を見ている気分になりました。まるで自分が地球に呼びかけているような,アマチュア無線の魅力にまた一歩引き込まれていく自分が恐い!!


★JR1VCV・仁枝 茂

 一時QRTしていましたが,一戸建てに転居したのを機会に常置場所でのハムを再開しました。手始めにJARL NEWSに「ふじ3号」入門の記事を見て,デジトーカー受信に挑戦してみました。

・11月9日1433〜

 初めての受信で要領がつかめず,受信できませんでした。

・11月10日1005〜1012,1332〜1344

 指定時間通り入感し,時間通りスッ!と聞こえなくなりました。アナウンスとアナウンスの間に,ザッ!ザッ!というノイズがあり,アナウンスによってノイズがマスクされて聞こえました。FMの特性によるものと思われます。

・11月11日1427〜1421

 仰角が0度とのことで期待していましたが,かえって少し仰角がある方が受信に向いているようです。方位は2〜3度違っていても影響は少ないようです。


★JA1DKU・伊藤 毅

 簡単に受信できたのにはびっくりしました。簡単に受信に成功したので次のオービットでも受信してみましたが,残念ながら信号が入感しませんでした。たぶん仰角が低い(17度)ため,周囲の建物や地形の影響を受けたのかと思われます。
 今後もデジトーカーの運用があるのでしょうか。
 また,運用の目的についてJARL NEWSで解説を期待しています。


★JA1WSE・村田由金

 ワクワクして待ちましたが,何かが聞こえ始めたときは感激でした。周りを5人で取り囲んで騒いでいましたが,デジトーカーの声が聞こえ始めると,みんな黙って耳を傾けました。東松山市で衛星講習会に参加していたので楽しみにしてました。
 こんなにはっきりと聞こえてくるとは驚きました。少しずつ実用化に向けて準備を進めているようなので期待しています。これからも技術開発推進に頑張ってください。


★JF1OVM・井上雅広

 衛星を受信したのは初めてです。435.91MHzから435.905MHzに周波数が移っていったようです。高度角も小さかったので,固定のビームアンテナで対応できたのだと思います。高度角の高いときに,同じアンテナで試してみたいと思います。


★7M1KNT・北見博孝

不法局が3グループほど確認できました。終始,波が繰り返して打ち寄せるようなノイズが入りました。


★JA1AAV・織田昌樹

 11月10日1041,FT-736MXでアンテナは240度で固定して受信。ハンディー機FT-73に付属ホイップでも受信を試みましたが,残念ながら受信できませんでした。


★JH1EDM・小沼春雄

 「女性の声」が聞こえた時には,ラジオ少年時代を思いだし,少し感激し若返りました。まさか,付属ホイップで聞こえるとは。昔は必要だった「28MHzプリアンプ」など,何のその…日進月歩の技術の発展の素晴らしさを味わった次第です。
 庭先で北・東・南・西と目が回るぐらいグルグル周りながら,またトランシーバーを横にしたり,盾にしたり,もちろんスケルチはOFFのザーッ!というノイズの中から聞こえてきた女性の声はとてもFBでしたよ。


★JH4EJK・藤井裕之

 大変クリアーに受信できました。一部の心ない方の妨害があったようです。また,バンドプランを守らない局(知らない局)が多いようです。JARLからの指導をお願いいたします。


★JJ2FZZ・浅田 進

 JARL NEWS11月号19ページのオービットカレンダーを参考にして受信しました。


★JM4PLH・生部 武

 「Fジャック こちらはジャック2」みたいに聞こえました。アンテナが悪くよく聞き取れませんでした。いずれは,衛星通信にも挑戦したいと思っています。


★JA3GWJ・馬場 泰

 11月9日0952に受信に挑戦。走行中,ピークでスケールはMAXで6を指示していました。その後,11月10日も含めてC520ハンディーと付属のアンテナで受信を試みましたが,Sが振れるには至らず「こちらはJAS-2」との女性のアナウンスのみが聞こえました。しかし,これほど強力に受信できるとは思いませんでした。


★大山一夫

 11月9日,海岸に出て11時32分〜45分ぐらいまで受信できました。こんなに長い間ドップラーを味わったのは初めてで,とても感激しました。最終周波数は435.71MHzでした。


★JM4UNI・石原国夫

 信号強度は非常に弱く,混信は全くなく,雑音は相当あり。伝搬障害が若干あり。総合で非常に聞きづらい受信状態でした。
 受信でき始めた時間からずーっと受信できていたというわけではなく,受信できるときと雑音だけしか聞こえないときがありました。記念すべき「ふじ3号」のデジトーカーが受信でき大変うれしく思います。JARL NEWSを拝見しましたが」,最初はまったく雲をつかむような話だと思いましたが,何とか受信することができました。


★JK2OEG・今枝達男

 木造2階のベランダで受信しました。アンテナを回しながら信号を(半信半疑で)待ちました。女性の声が聞こえたときは感激しました。部屋の中に持ち込んでみましたが,結構聞こえたので驚きました。次回はもっとゲインのあるアンテナでトライしてみたいと思います。


★室岡 清

 衛星より小さな八木アンテナで受信ができ,心躍るばかりです。最初はボリュームを大きくしていたのと,スケルチを解除していたために雑音が大きかったのですが,アンテナの角度を変え衛星の方向を探し当て,はっきりと受信できました。
 天候が曇りのためにもう一つ衛星のスピードがわからなかったので,何回か受信できない時がありましたが,最後まで周波数をおとして受信することができました。ありがとうございました。


★相馬秀喜

 15エレの八木を手に持って,ふじ3号を追いかけました。風が強く部分的にしか入りませんでした(アンテナが動いてしまって),ふじ3号の動きがわかりました。
 やったことはありませんが,ARDFでFOXを探している気分にもなりました。
 スケルチを解除しなくでも大丈夫でした。


★JL2VLG・酒井次郎

 11月10日8時52分から受信。RSは51ですが,2〜3秒周期の大きなフェージングがあり,谷間では全く了解できませんでした。8時58分ごろ45度傾斜のモービルホイップで受信してみましたが,フェージングなしのR=3〜4でしたので,円偏波の影響らしく感じましたがいかがでしょうか。


★JA3BNV・大川与四晴

 こちらは ジャックス(←この部分の発音が聞き取りにくい) THIS IS ジャックと女性の音声で聞こえました。ときどき音声が途切れていたように感じます。衛星の信号を初めて聞きました。これから衛星通信について勉強していきたいと思います。


★JI1GQO・大浜 巌

 1年ほど前にJARL埼玉県支部で衛星通信についての講座が東松山市で開催され,JARLの技術課長から解説がありましたが,SSB機を持っておらず衛星からの信号をキャッチするのをあきらめていたのですが,今回のデジトーカーの記事を見て,さっそく受信することにしました。
 はじめての通信衛星からの信号で,ドップラーとはどんなものなのか,衛星からのFM信号は何を送ってくるのか,どのように聞こえるのか,いろいろの期待を持って,時間が来るのを待っていましたが,意外にあっさりと受信できてしまい,これがドップラー効果なのか…といった感動をするような場面はありませんでしたが,初めての通信衛星からの信号です。
 なお,午前中は不法局と思える交信が,衛星バンド内で多く聞かれ,とても通信衛星からの信号を受信できる状況ではなかったことを併せてご報告申し上げます。
 電波利用料を支払っている者としては,取り締まりの強化をお願いしたいと思います。


★佐々木 功

 はじめて「ふじ3号」からの信号を聞いたときは,「聞こえた!」と思わず声を出しました。感激です。


★JG0IPW・小田政栄

 JAS-2は一度も受信していませんでしたが,今回受信できて大変満足しています。今後,私もハムライフで生かしたいと思います。また,他の通信衛星受信方法がもっとわかれば面白いと思います。


★JE2CQJ・萩原 保

 私ははじめて自分の所有している無線機で衛星からの信号が聞けることをJARL NEWSで知り,さっそく11月9日9時30分に近くの公園に行き待機しました。公園の場所は,静岡市街地の北部に位置し建設省国土地理院の電子基準点No.93081があります。JARL NEWSのオービットカレンダー通りに44分,方位16度仰角0度で信号をキャッチし,10時2分まで受信しました。ただなにぶんアンテナを片手で持ち,方位・仰角・時間を気にしての動きは大変でした。衛星のスピードが予想よりずっと早く,受信内容を気にしているとアンテナの方向が狂ってしまい衛星を探しなおす始末です。
 今回は初めて衛星からの信号をキャッチするという気負いもあり苦労しましたが,次からは少しは楽な気持ちで勉強できると思います。


★JI1GCC・斎藤静男

 女性の声で「こちらはJAS-2です THIS IS JAS-2」と聞こえましたが,「です」の部分はノイズが多いため聞こえにくかったです。受信アンテナには9エレスタックを使用しましたが5/8λ3段GPでも受信できました。


★7K4SSR・吉田明広

 4分間ほど受信できました。スケルチは全開です。「ふじ〜2 こちらは〜2です」(?)と聞こえました。了解度が3〜4のため,完全に正しく聞き取れていません。
 また,アンテナは垂直に近い角度の方が明瞭でした。固定のGP(7mH)でも受信できました。


★JH4TFD・梶本協治

 初めての経験で,受信できるかどうか不安でしたが,何とか受信できたので大変喜んでいます。「ふじ3号」の運用が早くできるよう頑張ってください。


★7L3SJV・関 謙一

 「CQ ヤッホー こちらはJAS-2です」と聞こえました。“シャス”か“ジャス”かわかりづらかったです。受信実験は5エレの八木を使って高いところで2回,自宅で1回の計3回やってみました。クラブ(JM1YIK)では3人のメンバーが受信にチャレンジしました。


★JK1OQD・村田啓太朗

 所有の簡単なシステムで受信できるか大変不安でしたが,はっきり受信ができて感無量でした。今後,JARLはこのシステムをどのように応用するか,私としても興味深いところです。なお,パソコンを使い(Windows95)受信音をWAVファイルで録音しました。
 また,430MHz帯のバンドプランは守られていないようですね。周辺の周波数に移動局同士と思われる交信がありました。ガイダンス局の今後の活躍を期待いたします。


★JG1XHT・井澤政人

 JARL NEWS11月号を読んでデジトーカーを受信してみました。簡単な設備と操作で衛星からの信号が受信できて,とてもよい体験ができました。


★JK8CEE・中村大輔

 JAS-2「ふじ3号」の完成,打ち上げ成功,誠におめでとうございます。今回のJAS-2「ふじ3号」は電信・SSBのほか,1200bps/9600bpsのパケット通信,そしてデジトーカーとデジタル系が使えるということで大変期待していました。今回デジトーカーを受信しましたが,当局のGPだけでなく,モービルホイップでも受信でき,衛星が今までより身近なものに感じました。
 これからは,その素晴らしい衛星JAS-2の機能をフルに活用できるよう,関係者のみなさんに期待しております。


★JE4NGO・冨田浩司

 聞こえだしてから,435.92から5KHzステップで下げていきましたが,クリアーに受信できませんでした。435.92そのままの方がよく聞こえていました。


★JA0-4585/1(JJ1WTL)・本林良太

 このような設備(広帯域レシーバー+GPアンテナ)でも受信でき大変うれしいです。JARL NEWSでの親切なアドバイス,ありがとうございました。


★JH8KVF・水谷安孝

 方位角・仰角およびアンテナの角度は,信号強度が最強になるように,アンテナを手に持ち受信しながら調整しました。11月9日0758分のパスは,アンテナを水平位置にした場合が最も感度がよかったようです。最接近時の仰角が11度と低いことから,受信位置との相対速度は最大時より相当低く,したがってドップラー効果の影響は少ないと判断し,435.91MHz固定で終始受信しましたが,特に支障はありませんでした。


★JQ1LMW・金沢孝昌

 ベランダでハンディー機を手持ちで受信しました。ハンディー機の向きおよび周波数を微調整するだけで,安定して受信ができました。


★JA6BX・江崎昌男

 木造2階の部屋での受信実験でしたが,ハンディー機/アンテナの方向や場所を変えてみた結果,ハンディー機/アンテナを水平にして回転しながら感度のよくなる所を探すと,結構FBに聞こえていました。アンテナを垂直に立てた状態よりも,水平に寝かせて方向を探ると,かなり安定して受信でき,わずかにノイズが残るものの,メリットは完全に5で,YLのアナウンスを4〜5回は連続して受信可能でした。
 問題はドップラーで,およそ435.92MHzから435.90MHzの間を連続的に変移するので,10kHz単位でのQSYしかできないハンディー機では,FMとは言え追従するのに多少コツがいるようです。


★JE2DYY・今田 亘

 人工衛星からの電波が簡単な設備で受信でき,大変驚いています。サテライト通信にチャレンジしたい。


★JG5AVM・吉本秋嗣

 大変びっくりしました。前回も聞いたのですが,日時を忘れてしまいました。たいへんよく聞こえていましたことをレポートします。


★JN7IIR・斎藤正人

 11月9日の3回目の受信で,かろうじて送信内容を聞き取りました。ハンディートランシーバーを固定にして,GPアンテナで聞いたので受信できないかなとあきらめていたのですが,キャッチできて本当にうれしく感じました。


★JA1BBZ・飛田克美

 FMで衛星からの信号を受信でき,エキサイティングな経験をさせて頂きました。今後のますますのご発展をお祈りしております。


★JJ1HHJ・松浦 匡

 C500といういささか時代がかった,最近の無線機に比べると感度の悪いトランシーバとBNCコネクターで接続した2エレの八木(JARL NEWSにオススメとあったのには驚きました)で,室内(木造2階建ての1軒家)から一体受信できるのか不安だったのですが,受信できてしまいました。
 高校で天文部に所属しているため,衛星通信やEME(リグもアンテナも他にないので夢の夢ですが)に特に興味を持っており,今日,室内であるにも関わらず「こちらは……」という声,そしてアンテナの向きを変えていくうちに「こちらはJAS-2です THIS IS JAS-2 こちらは……」というメッセージが聞こえて来たときは本当に感動しました。


★7M2XCA・水野龍介

 このたびは,「ふじ3号」の運用が開始されることとなり,ご関係の皆様におきましては大変お慶びのことと存じます。
 「ふじ3号」から発信されるデジトーカーを聞いていると,皆様方の喜びと今後にかけるいろいろな思いを感じました。


★JM7PKD・佐々木雄大

 「ふじ3号」のデジトーカーについて,JARL NEWSを読んで興味を持ちました。記事の中に「ドップラー効果により,最大約8kHzのドップラーがある」というのを見つけて,人工衛星から来る電波にもこの効果があるのだと知り驚きました。学校の物理の授業で,救急車やパトカーのサイレンのドップラー効果はおなじみでしたが,このことは初めて知りました。自分は高校3年生なので,しばらくの間は勉強ということで無線から離れなければならないと考えていますが,受信程度ならよいと思い,また関心もありましたので挑戦しました。


★JM7BDA・及川 智

 JARL NEWSで,ふじ3号のデジトーカーが受信できることを知り,もしやと思い11月8日夕方からワッチしていたら,21時前後と22時45分前後にスケルチが開いて聞こえて来ましたので,ハンディー機でも受信は可能と思い,JARL NEWSのオービットカレンダーを見てデジトーカーを受信しました。
 ハンディー機しか持っていないので,衛星通信の運用はムリとしても,受信ぐらいならできそうです。ケーブルロスが多いのか,GPアンテナでも1/4λのホイップアンテナでも同じぐらいのレベルで受信できるのが不思議です。
 11月10日の状態では,QSBが多くシグナル11〜53ピークと数秒間隔で大きく変化し,GPアンテナでは安定した受信はできませんでした。


★JH2PRZ・辻 政信

 JARL NEWS11月号の「ふじ3号」入門の記事は,衛星通信のユーザー層拡大に役立つ大変よい企画だと思います。宇宙少年団(YAC)の小・中学生の団員たちにもデジトーカーに関する情報を伝えることができれば,きっと興味を持つことと思います。


★佐々木正幸

 ハンディー機にホイップアンテナという簡単な設備でも受信できたことに驚いています。デジトーカーの最大送信時間は何秒なのでしょうか。ハンディー機で聞くことができるデジトーカーの応用を期待します。


★JF2PTA

 AOSから5分くらいの間が一番信号が強いようです。TCAの前後数分はやはり仰角をつけたアンテナがないと受信不可でした。 LOS前5分間もよく聞こえますが,AOSの後ほど信号は強くありませんでした。F3モードでこれだけ入感すれば,A3Jならもっとクリアーに受信できると思います。


★JF0OEO・宮沢宇彦

 はじめて衛星からの信号をキャッチしました。ちょっと感動ものです。オービット表のとおり,LOSにははっきり聞こえなくなり「JAS-2が視界から消えたんだ!」と再び妙な感動がありました。


★7N1PRD・とよだたけお

 5階建て団地の4階のベランダから受信しました。「THIS IS JAS-2 こちらはJAS-2です」の女性の声のメッセージが明瞭に了解できました。偏波の回転によるQSBがあり,アンテナの偏波面は水平でも垂直でも良好でした。また,ホイップでも入感しました。ドップラーの偏移も明瞭でした。


★JF6YZT・有田工業高校アマチュア無線クラブ(馬場久和)

 受信することはできましたが,ノイズがすごかったです。でも,シグナルは最高で4まで上がりました。ジャック2〜3とか聞こえたような気がします。


★JA5OJS・志内正則

 フェージングを伴いながらの弱い信号で,フェージングの谷間に落ち込んだとき受信できなくなりました。時間にして約10分ほどの受信でした。アンテナがGPだったのもかなり影響したのでしょう。次回はぜひともビームアンテナを使おうと思いました。


★JM4FCF・河相寿太郎

 初めて受信することができました。ドップラー効果も体験しました。アンテナを少し動かしてみたりしてクリアーな受信にするのは大変でした。送信内容がもう少しよければ,もっとよかったのですが。


★7L1JED・森口 仁

 了解度が5であれば判断に迷うことはなかったのかもしれませんが,手持ちの追跡であったのと受信機のスケルチを解除していたためノイズがあり,“F JAS-2 こちらはJAS-2”と聞こえました。“F”の部分は“S”あるいは“DEF”のようにも聞こえました。
 また,ハンディ付属のホイップアンテナでの受信にも挑戦してみました。アンテナの指向性が微妙だったのと,モービル局からの混信があったので,衛星からの電波が消されてしまうことが多々ありました。当然のことですが,了解度の方も八木アンテナに比べて落ちました。しかし,デジトーカーの送信がされていれば,これらの組み合わせでも衛星の方位(位置)はともかく,その存在ぐらいは確認できそうです。


★JH4DHX/3・大谷芳充

 受信信号はゆっくりと,かつ深いフェーディングを伴っていました。垂直偏波では,偏波面が合わない時には消信してしまうほど落ち込むようです。
 ハンディー機での受信も可能と思われますが,室内では少々困難でした。付属のホイップアンテナではなく,外部アンテナを使用すればかなり安定に受信可能と思われます。


★JG2NMU・長澤友香

 はじめての衛星受信でした。感激です。


★JG2NMY・長澤洋行

 とても神秘的でした。


★四之宮敏久

 長さ10cmのハンディー用ホイップアンテナでも受信できました。仰角5度の軌道で3エレ八木で52(QSBあり)で受信できました。
 仰角12度の軌道において,1/4λGPで51(QSB)で受信できました。


★大北晋也

 サテライトに関しては全くの無知ですが,まさかGPで受信できるとは思ってもいませんでした。


★7K4RWF・高田 淳

 非常に感動しました!宇宙から来た電波が,うちの貧弱なシステムでも受信できたことに嬉しく思っています。


★JA1WCA・船山一広

 違法局の混信が最初ありましたが,ピークでは59++フルスケールで大変よく受信できました。QSBの谷間では残念ながら聞き取れませんでした。受信アンテナの変更の必要性を感じました。
 また,違法局が出てくるのが非常に残念です。


★大川大允

 まず11月9日に挑戦しましたが,ウイークデーだったので,違法無線局(ダンプ)が出没し,混信を受けながらデジトーカーをキャッチしました。
 11月10日に再挑戦しメッセージを確認しました。以後の挑戦でも受信できました。何か新しい世界や分野が見えてきた感じがします。


★JK3TCY・室 幸男

 11月11日19時50分ごろより435.915MHzを受信していたところ,19時54分から女性の声で音声が周期の早いフェーディングを伴いながら聞こえてきました。電波が最も強力になったのは19時57分頃で,フェーディングはあるものの非常に安定して受信できました。
 その後,周波数を下方にずらしながら受信を続けていましたが,受信状態が悪化しはじめ,また,435.900MHzのFM移動局の混信がひどくなり,20時04分ごろ受信不能になりました。


★JL7JSH・佐藤広市

 11月9日に受信に挑戦しました。当日の天候は,曇り時々小雨でしたが,オービットカレンダーをたよりに9時11分ころから準備し,アンテナを片手にドキドキしながら待ち受けました。
 9時44分21秒に突如音声が入り,思わず興奮した次第です。衛星の移動に伴い,アンテナの方向および受信周波数を435.91MHzに調整,9時49分にはSメーター53でクリアーに受信できました。その後,9時58分ごろ音声がとぎれノイズ信号に変わりました。
 わずかな時間でしたが,衛星通信は私にとって初めての体験であり感動の1日でした。


★藤崎政宗

 JARL NEWSを見て休みの11月10日にワッチしてみました。準備が悪くハンディー機のバッテリーがなく,急いで受信機に移動用のアンテナを付けて,外で西方面の空をサーチしました。上空より北がアウトのため時間より5分ぐらい過ぎたころかと思い,スケルチを開いて待っていました。
 10時42分ごろフーッ!と声が聞こえ始めたときは,ヤッター!と1人で喜んでしまいました。アンテナが動いているのが悪いのか,ノイズ混じりのQSBがありました。今後,サテライトQSOにも挑戦してみたいな!と思いました。


★JH8KIJ・吉澤光之進

 「ポッ ポッ JAS-2 こちらはJAS-2です」というアナウンスが繰り返し流れていました。はじめの高い周波数より入感していました。ドップラー効果によるものと思います。


★小野智昭

 受信に際してやはり最低5エレメントぐらいのアンテナが必要なようです。QSBがあるため,連続的な受信がちょっときつかったです。開局以来の感激でした。


★JN7DTT・佐々木利紀

 11日の夜はモービル走行しながら受信しましたが,少し聞きにくい時もありました。また,ハンディー機に付属ホイップで受信してみた時,ホイップアンテナでは1メッセージぐらいしか明瞭に受信することができませんでした。
 しかし,サテライト通信設備がなくても受信できるなんて,思ってもみなかったので,驚きながらも大変喜んでおりますし,また衛星の存在をこれほど身近に感じたこともありませんでした。


★JA3WVP/3

 補聴器の助けがなければ,日常会話も厳しくなって,ハムの世界も以前の半分ぐらいの最近。古いモデルで11月12日,13日の2日間とも難なく受信できましたが,やはり肝心な内容に関してはなかなか言葉として判別ができませんでした。
 RS58〜31程度でしょう。録音して何回も聞き直してみたのですが,だんだん先入観がじゃまをしはじめて,“JARLツール”とか“デジトーカー”とか“JAS-2”,“JARL F2”と言った語句が頭にこびりついてきます。
 JARLのご発展をお祈りします。


★JP1AHN・大沢 肇

 435.92MHzでは,違法(と思われる)モービル局のため受信不可能でした。ときどきJAS-2の声らしい女性の声の音声が聞こえるのですが,内容まで確認できませんでした。


★JF2UEW

 ベリカードを楽しみにしています。女性にもわかりやすく書いてくださるとありがたいです。


★JP1KVM・梶田孝司

 11月11日に挑戦しました。第1回目の0943には強い混信があり,混信の合間に女性の声で「こちらは……です。……」と聞こえますが,よくわかりませんでした。
 2135に再度トライしてみようとワッチしていると,女性の声が浮かび上がってきました。混信も全くなく,「こちらはJAS-2です。This is JAS-2」と,繰り返しているのが聞こえました。
 今回はGPアンテナでの挑戦でしたが,思ったよりよく聞こえました。これで八木アンテナを使っていれば…と思うとワクワクしています。
 GPからステップアップするいい機会になったと思いますし,ハムライフに新しい楽しみができました。


★JF7SAR・佐藤秀治

 JARL NEWS11月号を参考に受信しました。初めて衛星からの信号を受信しましたが,思ったよりクリアーでした。はじめはエコーがかかって聞こえるのかと思っていました。


★中野義浩

 JARL NEWS1996年11月号でデジトーカーのことを知りました。ハンディー機にホイップアンテナで部屋の中で聞こえました。最大仰角が小さいと聞こえないようでした。


★JM7XKC・村上隆秀

 デジトーカーはJARLからの情報提供に使用する…と記憶していますが,今後はどのように運用していくのか楽しみにしています。


★土屋岳人

 自分が幼いころ,夕暮れまで空を見上げると,明るく光った人工衛星がよく見えました。まるで,海を航海する船のようにゆっくりと,そして見えない空の軌道を進む衛星の光景は,それからの自分に宇宙の不思議と興味を感じさせる貴重な体験をさせてくれたと思います。今回のデジトーカー受信は,「ふじ3号」に触ることができたといった感覚で,また簡単な設備と容易な受信はとても素晴らしいことです。
 これからのさまざまな運用に,心から期待しています。


★JA8BXY・鈴木勝典

 アンテナの仰角が調整できませんでしたので,平均にRSが悪かったのですが,SSB/CWでしたら了解度が上がると思っています。
 当地方でも衛星通信の周波数帯(145/435MHz)両方でF3で多数の局がコールサインも出さずにダンプカーではないかと思われる局が多数運用しています。F3が使える周波数も十分にあいているのですが……


★JG3EIJ・山形大悟

 簡単な設備でデジトーカーの音声を受信できてびっくりしています。また,衛星通信がより身近になったと思いますので,たくさんの方に受信してもらい,衛星通信にも興味を持ってもらえれば幸いではないでしょうか。



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