アマチュア無線への期待と注目のなかで


JARL会長


  JARL NEWS前号(2021年春号)やJARL Web、メールマガジン等ですでにご報告申し上げましたが、昨年度(令和2年度)末の当連盟会員数が前年同期比で574名増加いたしました。年度末時点での前年同期比の会員数増加は、平成6年以来、実に27年ぶりのこととなります。あらためて、連盟運営にご協力いただいている会員の皆さま方をはじめ、関係各位に感謝を申し上げます。

 この会員数増加については、コロナ禍のなかにあっての明るいニュースとして、テレビの報道番組や、全国紙の新聞など各種マスメディアで取り上げられることとなりました。このような形でアマチュア無線やJARLについて報じられることは、誠に喜ばしいことであり、アマチュア無線界全体にとっても大きな出来事となりました。

 今般の報道では、コロナ禍との関係の中でアマチュア無線への注目が報じられている面もございますが、「アマチュア無線局数」は、残念ながら年度末時点で前年度比で1万2千局余り減少しております。こうした状況の中で、当連盟の「会員数」が同時期に増加しているということについては、今回のテレビ・新聞の取材の中でも申し上げましたが、連盟としてこれまで取り組んでまいりました地方本部・支部による会員増強企画や、入会者や現会員に向けた各種キャンペーンの継続などの会員増強活動をはじめ、関係団体・企業などとの連携強化、さらには、アマチュア無線やJARLの活動についての積極的なPR推進が、今回の会員数増として実を結んだことと考えております。

 趣味としてのアマチュア無線への注目に加え、今春のアマチュア無線に関する制度改正もあり、社会貢献活動やICT人材育成においてアマチュア無線への期待が高まっております。アマチュア無線を楽しむ人々の裾野がさらに拡がるように、そして、ともに末永くアマチュア無線を楽しむ仲間として心をひとつにして会員の皆様がご活躍いただけるように、引き続き連盟の組織運営に努めて参ります。

 アマチュア無線への期待と注目が高まるなかで、昨年延期となった「東京オリンピック・パラリンピック競技大会」が今夏開催されることを記念して、記念局の運用を開始し、記念アワードや記念QSOパーティを開催しております。また、今秋には「ハムフェア2021」を10月2日・3日の2日間、東京ビッグサイトで開催する予定でございます。昨年はコロナ禍の影響により残念ながら中止となりましたが、今年は感染防止対策を徹底の上で、OMから青少年の皆様にご来場いただけるよう開催準備を進めているところでございます。

 アマチュア無線の振興・発展のため、そして会員皆様の満足度向上のため、今後も組織運営に尽力して参る所存でございます。従前にも増してより一層のご理解とご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

2021年7月

〒170-8073 東京都豊島区南大塚3丁目43番1号
一般社団法人 日本アマチュア無線連盟
会 長  髙尾 義則(JG1KTC)
TEL 03-3988-8741 FAX 03-3988-8771