withコロナの時代にあっても
アマチュア無線による社会貢献と次世代育成を
あけましておめでとうございます。会員の皆様方並びにアマチュア無線界に関係する皆様方に、謹んで新年のお慶びを申し上げます。
例年とは違ったwithコロナの中で新年を迎えることとなりましたが、当連盟運営へのご理解とご支援に厚く御礼を申し上げます。
これまで、皆様方に当連盟の活動にご理解をいただき、関係機関や関係の皆々様との連携を密にしながら、新たな取り組みを開始するなど積極的に連盟運営に取り組んでまいりました。本年で連盟創立95年を迎えますが、引き続き会員の皆様方のお役に立てる、さらに魅力ある組織として会員皆様により満足していただけるよう、創立100年に向かって、末永くご活躍いただける組織運営に邁進する所存です。
昨年JARLは、日本アマチュア無線振興協会(JARD)と共同で、総務省に、アマチュア無線の社会貢献活動での活用や、小中学生の皆さんなどのアマチュア無線の体験機会拡大について要望書を提出いたしました。
自然災害が多発する近年、ライフラインがストップした場合に有用な通信手段でもあるアマチュア無線が、地域社会における非常災害時等でのボランティア活動などを通じて、より一層生活の中で活用できる場が広まることや、昨年4月の新制度による無資格者による運用について、小中学生の皆さんなどへさらに範囲が拡大することを目指し要望をいたしました。
この要望書の提出により、制度の見直しが進められ、総務省よりアマチュア無線の社会貢献活動に関する取り組み等の電波法施行規則の一部改正案について意見募集がおこなわれました。さらに、武田総務大臣とご面談させていただき、今般の要望への迅速な対応に対して謝意を表し、早期実現のお願いと共に免許制度等へのご協力もお願いした次第です。
今般お願いをいたしましたアマチュア無線の社会貢献と体験機会拡大についての制度改正実現を通じて、withコロナの時代にあっても、アマチュア無線の魅力や社会における役割をより多くの皆様と共有し、さらに、次世代を担うアマチュア無線家を幅広く育てていきたいと考えております。
2019年1月から始まったJARLのラジオ情報番組「Radio JARL.com」も、お陰様で放送100回を超えることができました。今後も、こうした放送媒体をはじめ様々な媒体を通して、JARLの活動やアマチュア無線に関する新たな動きを引き続き皆様へお伝えしてまいります。
最後になりますが、本年も継続して組織一丸となりワンチームで、会員皆様のための組織運営を念頭に満足度の向上に努め、アマチュア無線界の発展に努めて参る所存でございます。従前にも増してより一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。
令和3年も会員の皆様方のますますのご健勝とご活躍をご祈念申し上げます。
2021年1月
〒170-8073 東京都豊島区南大塚3丁目43番1号
一般社団法人 日本アマチュア無線連盟
会 長 髙尾 義則(JG1KTC)
TEL 03-3988-8741 FAX 03-3988-8771