令和4年新年度にあたって


JARL会長


 新しい年度を迎えるにあたり、会員皆様におかれましては連盟の運営にご理解とご支援を賜り厚く御礼申し上げます。

 平成28年6月に会長職を拝命し、関係機関や関係の皆々様との連携を密にし、会員皆様ファーストを念頭に会員皆様の満足度の向上に取り組み、将来を担う方々のご入会など会員増強並びに将来に向けて財政改善に努めると共に、アマチュア無線の周知啓蒙活動に取り組んで参りました。
 会長就任後、アマチュア無線の資格の有無にかかわらず無料にて1年間会員としてサービスが受けられる「お試し入会制度」の新設、新たに免許を取得された方々に向けたニューカマーキャンペーン、会員証のコールサインを大きく印字しネームカードとしても活用いただけるようにデザイン変更、3年会費の皆様向けたプラスチック・カード会員証の発行、ライフメンバーの皆様に向けた「サンクス・プレミアム」の新設、会費金額や継続期間に応じた会員期間の延長サービス、ハムフェア「アイボールパーティ」の復活開催、多くの国会議員や関係機関の皆様にお集まりいただく年末の「アイボールミーテイング」の復活開催、アンテナ第三者賠償責任保険など会員皆様が快適にアマチュア無線をお楽しみいただけるように会員専用の各種保険の新設並びにグレードアップ、会員皆様への情報発信ラジオ情報番組「Radio JARL.com」の放送開始、読売アワード後継の1万局アワード新設、入会金無料キャンペーン、トランシーバ購入によりキャッシュバックが受けられる「JARLフレンドリーショップ会員ありがとうキャンペーン」の新設、QSOパーティの期間延長並びにお年玉特別企画、さらに十二支二巡目以降記念楯頒布の新設、新法人移行10周年を機に会員在籍表彰制度の新設など、会員皆様の満足度の向上、快適にアマチュア無線をお楽しみいただけるような新たな取り組みなど改善・改革を重ねて参りましたところです。

 昨年は、アマチュア無線に関する制度の改正や連盟会員数の27年ぶりの増加、オリンピック・パラリンピック記念局の運用など、当連盟にとって画期的な出来事が多くございました。一方で、ハムフェアが2年連続で中止になるなどコロナ禍の影響は払拭できませんでした。こうした中、アマチュア無線を愛し楽しむ皆様の団体として、本年度は、新たに実現したことを継続し、さらに発展させ、また実践することに取り組んで参りたいと考えております。

 令和2年10月に日本アマチュア無線振興協会(JARD)と共同で、総務省に、アマチュア無線の社会貢献活動での活用や体験機会拡大について要望書を提出いたしましたが、同要望書を踏まえ、電波法施行規則等の一部見直しが令和3年3月に行われ、社会貢献活動での活用と、小中学生の体験機会拡大をおこなうための制度改正が実現いたしました。
 アマチュア無線を身近なくらしの中で活用し、アマチュア無線の一層の地位向上を図るとともに、次世代を担うアマチュア無線家の育成を積極的に推進する制度が整いました。コロナ禍の影響により、今般の制度改正を生かす活動に様々な制限はございますが、そうした中にあっても実践に移す年と位置づけサポートして参りたいと考えております。

   さらに、デジタル社会の到来により、これを支える人材と技術革新がますます望まれている中で、アマチュア無線が無線技術への入り口となる趣味であり、デジタル通信技術をはじめ様々な研究や実験における活用によって、ワイヤレス人材やデジタル人材の育成にアマチュア無線が寄与することが期待されていることから、総務省は、ワイヤレス人材育成のためのアマチュア無線に係る制度・環境等の実現に向けての助言・提言を有識者から得ることを目的とした「ワイヤレス人材育成のためのアマチュア無線アドバイザリーボード」開催を開始しました。同アドバイザリーボードには、小職も構成員として参画しており、今後のアマチュア無線の振興・発展に資する要望、助言・提言もおこなって参ります。

 一方、当連盟においては、令和2年度末(令和3年3月)の会員数が平成6年以来、実に27年ぶりに前年同期比で増加いたしました。この会員数増加については、コロナ禍のなかにあっての明るいニュースとして、NHKの報道・情報番組をはじめとしたテレビ、全国紙など各種マスメディアで取り上げられ、当連盟の会員数増加とともにアマチュア無線の楽しさをマスメディアを通して広く伝える契機となりました。会員数については引き続き堅調であり、27年ぶりに実現した会員数の増加傾向をより確かなものとし、会員組織である当連盟の組織基盤強化に引き続き努めて参ります。

 昨年度は、当連盟とJARL会費受付業務代行店(JARLフレンドリーショップ)、そして協賛メーカーの三者が協力した初めてのキャンペーンを実現いたしました。同キャンペーンは、会員の皆様、JARLフレンドリーショップ、そして協賛メーカーから大変ご好評をいただき、今年度も内容をさらに充実させて実施いたします。さらに、長年にわたり連盟にご協力いただいているライフメンバーの皆様に向けたキャンペーンの新設や、将来を担う青少年の皆様に向けた「青少年お試し入会キャンペーン」、大人世代の新規入会者に向けた「ニューカマーキャンペーン」など各種キャンペーンを継続して実施して、会員増強活動(新規入会者の獲得、現会員の継続促進等)と会員皆様の満足度向上に努めるとともに、アマチュア無線界全体を盛り上げていきたいと考えております。
 また、ラジオ番組をはじめ、機関誌やアマチュ無線雑誌といった紙媒体、さらにWebやメルマガなどのインターネットを通じ、多角的にアマチュア無線やJARL についてのPR活動を引き続き積極的に推進して参ります。

 そして、今夏、日本のアマチュア無線界最大の祭典として皆様が心待ちにされている「ハムフェア」を、是非とも開催したいと思っております。今年の「ハムフェア2022」はキャッチフレーズを「CQCQ アマチュア無線!世代を越えてコミュニケーション」と題し、新型コロナウイルス感染症に対する万全な対策の下で、ご来場の皆様方やご出展者の皆様方、スタッフ等関係の方々の安全確保を最優先とし、3年ぶりとなるハムフェアを楽しみにお待ちいただいておりますすべての皆様に喜んでいただけるイベントにしたいと考えております。

 当連盟は、1926年に創立され間もなく100周年を迎えることとなります。間近に迫った「連盟創立100周年」を見据えて、先人が築いた礎をより強固なものとし、組織の発展並びに活性化、様々な事業活動を、さらにポジティブに、よりアグレッシブに取り組み、何事にもスピード感をもって対応して参りたいと考えております。引き続き、当連盟事業に対し一層のご理解とご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

2022年4月

〒170-8073 東京都豊島区南大塚3丁目43番1号
一般社団法人 日本アマチュア無線連盟
会 長  髙尾 義則(JG1KTC)
TEL 03-3988-8741 FAX 03-3988-8771