アマチュア無線のデジタル化と ネットワーク化について |
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JARLでは、「D-STAR」の名称でアマチュア無線のデジタル技術の導入に取り組んで来ました。 具体的には、平成10年度から12年度の3カ年にわたり当時の郵政省(現在、総務省)から、 「アマチュア無線のデジタル化技術の調査検討」について試験事務の委託を受け、 JAIA、JARDの協力のもとに検討をおこない、その後、平成13年度からこの検討結果に基づき、 当時のJARL次世代通信委員会を中心とするプロジェクトチームを発足させ、デジタル技術の 実用化に向けて取り組みました。 また、これと平行して総務省ともアマチュア無線におけるデジタル技術の導入に向けて、 免許関係等に関する電波法関係の省令及び電波法審査基準(平成13年総務省訓令)等の改正など を積極的に要望し、平成15年8月11日に関係法令か改正され、一部(再免許手続に関するもの は即日施行)を除き、平成16年1月13日から施行されました。 当初は関東、東海、関西の各地方本部区域内で運用を開始したD-STARのレピータ・ ネットワーク・システムですが、2011年3月現在では国内の10のエリアに、64局のD-STAR レピータが開設され運用がおこなわれています。 ここでは、D-STARについて、JARL NEWSに記事として掲載したD-STARの概要、D-STARの運用指針及びインターネットを利用してアマチュア無線局の遠隔操作を行 う場合の指針について紹介いたします。また、D-STARの具体的な内容やD-STARの標準方式の詳細についても紹介いたします。 |