18.160MHzなどにおける中国語放送波混入について


 ここ数日、18.160MHzと同じプログラムによる放送と思われる電波が、14.180MHzにて受信できています。信号レベルもかなり強力で59+。今日23日のモニターでは、17時〜17時05分まで停波するところなども、18メガの放送波と一緒でした。この件も関東総合通信局へ報告、対応依頼しました。なお、情報があれば運用課までお寄せください。(2006.6.23)


 短波帯の監視をおこなっている総務省関東総合通信局によると、この18.160MHzにおける中国語放送波についてはすでに監査を終了しているとのことです。もちろん相手のあることなのでどうなるか予断はゆるせませんが、JARLとしても一刻も早い停波を願っています。本日(4/4)現在も大変強力に入感しています。(2006.4.4)


 昨年(2005年)の11月頃から受信できている18.160MHzにおける中国語放送ですが、昨年12月にはJARLから放送元と思われる China Radio に対して調査依頼メールもしました。アマチュアの方々から送られた受信リポートや巣鴨でモニターした範囲では、12月末頃から1月末頃までは入感はなかったようです。IARU R3 MS ニュースレター1月号にも停波したとの記事が出ました。(2月号で、まだ受信できると訂正されましたが)
 しかし、その後、再び入感するようになり、今度は18.160MHzから18.180MHzへ上がったり、あるいは2月には18.145MHzにQSY、おりからの3Y0Xペディションのさなかでもあったため混乱に拍車をかけていたとのリポートもいただきました。これらのリポートからみると、当初言われたように混変調で作り出されたものではなく、基本波でしかありえないと思われます。
 3月に入ってからは毎日ではないようですが依然18.160MHzで受信できています(ただし、ここ数日は入感無いもよう)。なお、この放送波に関しては、「希望之声国際广播電台」に対するジャミングであるとの指摘が海外放送受信サークルの名古屋DXersサークル(NDXC)のホームページの「NDXC掲示板」3/13投稿記事に出ていました。(2006.3.20)



 18MHzバンド(18.068〜18.168MHz)内の18.160MHzにおいて、最近、中国語による放送波が受信されます。ここ東京・巣鴨でも日中 59+20〜30dBと大変強力に入感しています。18MHzバンドは基本的にアマチュア無線に割り当てられているバンドで(一部の国では国内固定業務にも割り当て)、通常、放送波が送信されることはありません。
 IARU第3地域のモニタリングシステムのコーディネータであるArasu Manohar氏(VU2UR局)によれば、同波は「China Radio」であり、モニターをした結果、同じサイトから異なるバンドで電波を送信している「China Radio」の混変調により作り出された可能性が高い、として、現在、中国の連盟(CRSA)にこの件を伝え、中国当局への伝達と調査依頼をおこなっているとのことです。
 このため、中国当局において原因が判明しだいしかるべき処置がなされるものと思われます。
 本件に関して情報があれば運用課(TEL:03-5395-3112, e-mail: oper(at)jarl.or.jp )までお寄せください。(2005.12.8)


(2005.12.08up 2006.6.23update)
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