ハンディーレシーバーでもHIT-SAT受信に成功!

 北海道キューブサット開発チームの三橋助教授(北海道工業大学)から、CubeSat HIT-SATに関する新しいレポートをいただきました(10月8日付け)のでご紹介しましょう。

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 北海道工業大学にあるHIT-SAT地上局では、ダウンリンクへの混信がひどい場合がたびたびありますので、赤平市の(株)植松電機さんのご厚意で、工場敷地内の研究棟の一角にHIT-SATの受信設備を設置していただけました。

 10月7日に、設定作業のため赤平に行ってきました。写真左がその設備で、主要な機器類は北海道工業大学内の地上局と同じです。
 その際に、HIT-SATの開発メンバーの一人である堀 耕太郎さんが、写真右のようなハンディーの広帯域受信機と自作アンテナでFMパケット信号の受信を試したところ、受信に成功しました(音を聞いただけですが)。

 研究棟の窓からアンテナを持った手を伸ばしただけです。アンテナの角度などを変化させると受信強度が変化して、それだけでも楽しめました。

 その際に使用した機器類について、堀さんに尋ねたところ、下記のような回答が届きました。

 衛星からのパケット(FM)をハンディーの広帯域受信機で受信したときの機器構成です。

 10月7日、赤平で短時間ですがFMの受信を確認しました。

【自作アンテナ】
 別冊CQ ham radio バーチカルアンテナ (1993年3月号)に掲載されていたもの (143ページ ユニークアンテナ)JA1OGT 大原省一氏の記事のもの

【広帯域ハンディーレシーバー】アイコム IC-R3

【ケーブル(マウント)】Maldol EMW-325BC

 このような、簡単な設備でもHIT-SATの受信はできるおもしろい実例かと思います。
 みなさんもぜひ、お手持ちの身近な設備でぜひ、HIT-SATの受信にチャレンジしていただきたいと思います。

(10月10日)