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December 2005 NEWS TOPICS INFORMATION

大阪府堺市の7つの区名が決定!

 平成17年12月21日開催の堺市議会で、平成18年4月1日、同市の 政令指定都市化に際して誕生する7区(右図は堺市役所のホームページより) の名称が決定しました。
 なお、堺市に誕生する7区のJARL制定区ナンバーは次のとおりになります。
区名区名の読み区ナンバー
堺市堺区さかい250201
堺市中区なか250202
堺市東区ひがし250203
堺市西区にし250204
堺市南区みなみ250205
堺市北区きた250206
堺市美原区みはら250207

(12月22日)




内閣官房IT担当室が、「IT新改革戦略 −ITによる日本の改革−(案)」に関する意見を募集

 内閣官房IT担当室では、「IT新改革戦略 −ITによる日本の改革−(案)」に関するパブリックコメントを平成17年12月8日〜平成18年1月6日までの間募集しています。
 この案中の30ページには、UWBやPLCと言ったアマチュア無線をはじめとした従来からの無線通信への悪影響が懸念されるものの実用化を目指す、との記述が見られるため、JARLとしては同報告書案に対しての意見提出を検討中です。

(12月19日)




打ち上げを待つ日本大学のCubeSat SEEDSの現況

 CubeSat SEEDS(コールサインはJQ1YGU)の打ち上げを計画している、日本大学理工学部航空宇宙工学科中村・宮崎研究室では、当初10月には打ち上げられる予定だったSEEDSの打ち上げが延期となり、「2005年度中に打ち上げ予定」と発表しています。
 SEEDSは、CWビーコン、1200bpsのFMパケットテレメトリー(AX.25プロトコル)のほか、JARLの「ふじ3号」と同様に「デジトーカ」の機能を搭載したCubeSatで、デジトーカの信号はFMハンディートランシーバーなどの比較的簡単な設備でも受信できると予想されます。
 SEEDSの打ち上げ成功が待ち遠しいところです。
 さて、日本大学中村・宮崎両研究室では、多くの方にSEEDSの受信に参加してもらうことを目的として、CWビーコンや、パケットテレメトリーの受信報告書を送付してくれた方に、特別なベリカード(受信確認証)の発行を予定しています。
 ベリカードは、CW用、FMパケット用、デジトーカ用の3種類で、左の写真はCWビーコンの受信報告書を送るともらえるものです。

(12月09日)




平成17年JARL忘年会を開催

 12月7日、東京都港区の青山ダイヤモンドホールで、平成17年の JARL忘年会を開催しました。当日は150名の関係者が出席。
 開催に当たって、JA1AN原会長は、冒頭の挨拶で次のように語りま した。
 「今年は、アマチュア無線に影響を及ぼす可能性のある、PLC(電力 線搬送通信)とRF-ID(電子タグ)などに関して、総務省の研究会への 参加、合同実験の実施、関連各方面などへの折衝等に明け暮れた1年 でした。これらが、アマチュア無線への悪影響を及ぼすことがないよ うに、今後も研究会等のさまざまな場で、活発に活動をおこなってい きたい。
 一方、喜ばしい話題として、国家試験等におけるモールス電信の取 り扱いに関する試験制度の改正のおかげで、第一級〜第三級の受験者 が急増しました。非常に喜ばしい限りです。今後も、多くのアマチュ ア無線家の方々に上級の資格を目指していただきたい」(要旨)
 続いて、関谷勝嗣参議院議員(JA5FHB)、小野清子参議院議員 (7M3URU)、中原 爽参議院議員(JA1BNB)からは、アマチュア無線 に対する、熱い思いなどの楽しい祝辞をいただきました。
 その後、総務省総合通信基盤局の桜井 俊電波部長からは、次のよう な祝辞をいただきました。
 「皆様もご存じのとおり、総務省ではu-Japan政策を推進していますが、 この政策の実現のため周波数割り当ての見直し等をあらゆる観点から 検討しています。アマチュア無線家の皆様におかれましても、当政策 の推進にあたって、さまざなご協力を、そしてご理解をお願いしたい と思います。
 また、原会長のお話のように、先般の国家試験制度の改正により、 伸び悩みの傾向にあった従事者試験の受験者数が、改善の傾向にあり、 この傾向は今後もしばらくの間、続くものと思われます。アマチュア 無線家の皆様には、アマチュア無線の質の向上を目指していただきた い」(要旨)
 来賓挨拶の後、日本アマチュア無線機器工業会(JAIA)の河原春郎 会長の音頭で乾杯がおこなわれ、出席者は今年のアマチュア無線界を 振り返りながら歓談。
 最後に、JA1EYL山田千鶴恵さんの中締めで盛会のうちに終了しました。

写真左から開会の挨拶をする、JA1AN原会長、祝辞を述べるJA5FHB関谷勝嗣参議院議員、7M3URU小野清子参議院議員、JA1BNB中原 爽参議院議員

写真左から祝辞を述べる、総務省総合通信基盤局桜井 俊電波部長、乾杯の音頭をとるJAIA河原春郎会長、中締めをするJA1EYL山田千鶴恵さん

(12月08日)




大阪府堺市が平成18年4月1日から政令指定都市に

 平成17年10月21日の閣議決定を受けて、10月26日に政令が公布され、 大阪府堺市が平成18年4月1日より政令指定都市になります。
 堺市の政令指定都市化にともない、堺市は7つの区に分区となります。
 現在の7つの支所名(堺、中、東、西、南、北、美原)を区名の候補 として12月21日の市議会に諮られることとなっており、同市議会におい て正式決定される模様です。
 堺市に誕生する新区の区番号は、同市議会において区名が正式決定し 次第、本ホームページでお知らせします。

(12月01日)


November 2005 NEWS TOPICS INFORMATION


総務省が2007年世界無線通信会議(WRC-07)に対する我が国の暫定見解の公表・意見を募集

 総務省は平成19年(2007年)10月から11月にかけて開催予定の 国際電気通信連合(ITU)2007年世界無線通信会議(WRC-07)の議題 に対する我が国の暫定見解を策定して、11月22日に 総務省ホームページで 公表し、暫定見解に対する意見の募集を、平成17年(2005年)12月21日 までの間おこなっています。
 この暫定見解において、アマチュア無線に関連する議題は、 「議題1.13 短波帯の分配見直し」、「議題1.15 135.7-137.8kHz帯の アマチュア業務の2次分配」の両議題となります。
 詳細は 総務省のホームページをご参照ください。

(11月25日)



大阪府高槻市立日吉台小学校の子供たちが国際宇宙 ステーションと交信

 2005年11月17日19:34から約10分間、大阪府高槻市 の高槻市立日吉台小学校の小学生たちが、ARISSスクールコンタクトで国際宇宙 ステーションとの交信に成功しました。
 国内では、18例目となる日吉台小学校のスクール コンタクトは、高槻市教育センターの主催、高槻ア マチュア無線クラブ、関西ARISSプロジェクトチーム、 JAMSATの協力のもとで準備が進められました。
 当日、会場の日吉台小学校体育館には、同校の児童、 ご両親の方々などが多数来場。緊張の面持ちで国際宇 宙ステーションの飛来を待ちました。
 今回のスクールコンタクトのために、臨時に開設し た社団局は8N3A。
 ほぼ定刻どおりに、コントロールオペレーターの JK3NSD安藤 保さんが国際宇宙ステーションのアマ チュア局NA1SSをコールすると、宇宙から強力なシグ ナルが帰ってきました。
 その後、10名の日吉台小学校の6年生児童による 20の質問への回答をもらうことができました。

(情報・写真協力:JA3ATJ、JA3CHS)

(11月21日)




国際宇宙ステーションが、宇宙服衛星SuitSat-1を12月8日放出予定!(続報:スケジュールが変更になっています)

 ARISSでは国際宇宙ステーション(ISS)から「宇宙服衛星」(SuitSat-1)を打ち出す計画を進めていますが、AMSAT(アマチュア衛星通信協会)によれば、12月8日、このSuitSat-1の放出が予定されている模様です。

【続報(11/22掲載)】SuitSat-1の放出予定は、2006年1月以降に延期になった模様です。
【続報(11/24掲載)】SuitSat-1の放出予定は、2006年2月2日に決定した模様です。

 SuitSat-1はISSに残されている使用期限が切れた宇宙服に、アマチュア無線の送信機を装置した衛星で、寿命は電源の電池が切れた時か、大気圏に突入して燃え尽きるまでという、数週間の衛星です(写真はAMSATのホームページより)。
 ARISSでは、このSuitSat-1計画に際して、本年6月頃、全世界の学校を対象として「School Spacewalk」(注)への参加を呼びかけていました。
 日本国内にもこのSchool Spacewalkに応募した学校もあるもようです。
 なお、AMSATではこのSuitSat-1が送信するテレメトリーや画像(SSTV)、音声(FM)を受信した方にアワードの発行を予定しているそうです。

 詳細はAMSATの次のホームページ(英語)をご参照ください。
http://www.amsat.org/amsat-new/articles/SuitSat/
http://www.amsat.org/amsat-new/articles/BauerSuitsat/index.php

【注】各学校の特色などを表現した絵、図版、またはデジタル写真などを募集してCDに記録し、SuitSat-1に搭載して地球を周回する軌道に乗せようとする計画。

(TNX 7M3TJZ)

(11月14日掲載)
(11日22日続報掲載)
(11日24日続報掲載)




広島県三次市の3小学校の児童が国際宇宙ステーションと交信に成功

 11月3日、広島県三次市川地地区の3校(青河小学校、川地小学校、志和地小学校)の小学生たちが、ARISSスクールコンタクトで国際宇宙ステーションとの交信に成功しました。
 広島県初・国内で17例目、世界では200例目の実施となります。
 くしくも前日の11月2日は、国際宇宙ステーションに宇宙飛行士が搭乗し始めてから、ちょうど5年目となります。
 今回のスクールコンタクトのために、臨時に開設した社団局は8J4ISS。コントロールオペレーターのJA4HCG前川一麻さんが、 国際宇宙ステーションのアマチュア局NA1SSをコールすると3回目のコールで、NA1SSのオペレーター、ビル宇宙飛行士(KC5ACR) からの応答があり、約9分間で19名の子供たちが交信に成功し、場内は拍手の渦に包まれました。

(TNX JA4HCG)

(11月06日)



October 2005 NEWS TOPICS INFORMATION

東京大学のCubeSat2号機XI-V宇宙へ!

 10月27日15:52(JST)、ロシアのプレセツク宇宙基地からコスモス3Mロケットで、 東京大学のCubeSat2号機XI-Vが宇宙に旅立ちました(写真はESAがストリーミング 配信していたコスモス3Mロケット打ち上げの瞬間)。
 今回の打ち上げでは、イギリス、中国、ロシア、イランの衛星のほか、 欧州宇宙機関(ESA:European Space Agency)の教育部門の Student Space Education and Technology Initiative(SSETI)が、 欧州各国の大学生の参加を募り製作を進めた、技術実証衛星 SSETI Express(アマチュア無線の430MHz帯、2,400MHz帯の トランスポンダーを搭載)が相乗りし、XI-Vはドイツの CubeSat「UWE-1」やノルウェーのCubeSat「NCUBE」とともに、 SSETI Expressの分離衛星として宇宙に旅立ちました。
 東京大学中須賀研究室CubeSatチームの発表によれば、 17:35(JST)には、SSETI Expressの正常動作が確認された 後、3機のCubeSat(XI-V、UWE-1、NCUBE)がSSETI Express から分離され、22:46には東大・東工大でXI-VのCWビーコンの受信に成功。 XI-Vの誕生が無事確認されました。

(10月29日)




千葉県浦安市立富岡小学校がARISSスクールコンタクトで国際宇宙ステーションと交信

 10月24日、千葉県浦安市立富岡小学校の16名の児童たちが、 ARISSスクールコンタクトで国際宇宙ステーションとの交信に 成功しました。全国では16例目、関東では4例目の実施と なります。
 富岡小学校のスクールコンタクトは、同小学校の主宰、 保護者の方で構成される「富小ネットボランティア」 「富小お父さんの会」、そして「浦安市アマチュア無線の会」 ほかの協力で実施され、実際に交信に挑戦する児童16名をは じめ36名の児童、また英語指導ボランティア2名、技術指導 ボランティア10名が参加して実施されました。
 今回のスクールコンタクトは、先に交代した国際宇宙 ステーション第12次クルーのオペレーターによる最初の交信 となります。
 富岡小学校のスクールコンタクトは、当初10月28日に実施の予定でした が、国際宇宙ステーションの軌道修正が予定通りに行かなかったことから、 急遽、24日に変更となり、今回のスクールコンタクトのとりまとめを おこなったJH8HKG矢口仁志さんによれば、「関係者一同、大変困惑 しましたが、学校からの緊急連絡網を活用して、保護者への通達を徹底し、 会場には650人もの見学者が集まりました」とのことです。
 スクールコンタクトのために、臨時に開設した社団局は8J1UTE。 最大仰角53度の南西から北東に抜ける軌道で、浦安市の上空を通過 する20:39から、コントロールオペレーターのJE1OWA伊藤範康 さんの呼びかけに対して、NA1SSのオペレーターのウィリアム・マッカーサー宇宙飛行士 (KC5ACR)からの応答があり、その後14人の児童の質問に対して、 宇宙ステーションからの回答をもらうことができました。

(TNX JH8HKG)

(10月27日)




「受信環境クリーン図案コンクール」で各地の中学生が表彰に

 受信環境クリーン中央協議会(関係省庁、JARLほか関係業界団体などの 協力によって設立された任意団体)では、10月1日から10月31日までの間を 「受信環境クリーン月間」とさだめ、中央協議会と11の地方協議会により 全国各地で放送電波の受信障害の防止に向けた活動を集中的に実施しています。
 平成17年度の「受信環境クリーン月間」実施にあたり、全国の中学生を 対象に「受信環境クリーン図案コンクール」を実施し、各地方協議会で中学生 が描いた優秀な作品が表彰を受けています。
 右の写真は、近畿受信環境クリーン協議会でJARL関西賞を受賞した、 兵庫県加古川市立綾南中学校3年の金久花枝(かねひさ かえ)さんの作品。 金久さんには長谷川良彦JARL関西地方本部長から表彰状が授与されました(写真下)。

(TNX JA3DKW)

(10月26日)





総務省が、高速電力線搬送通信と無線利用との共存条件案に係る意見を募集

   総務省は、平成17年1月から「高速電力線搬送通信に関する研究会」を開催していますが、 本ホームページの10月7日掲載の記事で既報のとおり、 同研究会において、高速電力線搬送通信と無線利用との共存条件案が取りまとめられ ました。
 総務省では、この案について平成17年(2005年)11月21日(月)までの間、総務省のホーム ページ上で意見を募集しています。

(10月21日)




東京大学のCubeSat2号機XI-Vが10月27日打ち上げ予定

 東京大学中須賀研究室の発表によると、数度 に渡り打ち上げが延期となっていた、同大学の CubeSat2号機XI-V(コールサインはJQ1YGW) の打ち上げが10月27日に決定し、コスモス3Mの射場 であるロシアのプレセツク宇宙基地で、10月19日 から打ち上げ準備が再開されたとのことです。
 東京大学中須賀研究室では、XI-Vの打ち上げに 際して受信データの提供など、多くのアマチュア 無線家の協力を求めています。
 なお打ち上げに関する詳細は、 東京大学中須賀研究室のCubeSatホームページに掲載されています。

(10月20日)




制度改正後、初の第三級アマチュア無線技士国家試験を実施

 日本無線協会は10月16日、制度改正後、初の第三級アマチュア無線技士国家試験を、 札幌、長野、東京、金沢、熊本の各会場で実施しました。
 電気通信術の試験が廃止され、法規の問題の中でモールス符号の理解度を確認する試験問題 (2問)が出題されることになった初の試験で、日本無線協会本部(東京都・晴海)でお こなわれた当日受付即日結果発表の国家試験は、例月に比べて受験者がかなり多かった ようです。
 なお、法規の問題中の「モールス符号の理解度を確認する試験問題」は、東京会場の国家試 験では次のような問題が出題されました。


[15] 4MUSEN をモールス符号で表したものは、次のどれか。
  1.  −・・・・ −−・ ・・− ・・・ ・ −・
  2.  −・・・・ −− ・・− ・・・ ・ −・・
  3.  ・・・・− −−・ ・・− ・・・ ・ −・・
  4.  ・・・・− −− ・・− ・・・ ・ −・
    注 モールス符号の表記(点、線の長さ及び間隔)は、簡略してある。

[16] 5VHIBFYA をモールス符号で表したものは、次のどれか。
  1.  ・・・・・ ・・・− ・・・・ ・・ ・−・・ ・・−・ −−・− ・−
  2.  ・・・・・ ・・・− ・・・・ ・・ −・・・ ・・−・ −・−− ・−
  3.  −−−−− ・・・− ・・・・ ・・ −・・・ ・・−・ −−・− ・−
  4.  −−−−− ・・・− ・・・・ ・・ ・−・・ ・・−・ −・−− ・−
    注 モールス符号の表記(点、線の長さ及び間隔)は、簡略してある。

(10月17日)




Jamboree-On-The AIRでバングラディシュの特別記念局(S21SHQ)が運用予定

 バングラディシュの連盟(BARL)から、JARL事務局に届いた情報によれば、本年度開催(2005年10月15〜16日)される、Jamboree-On-The AIR(JOTA=世界のボーイ&ガールスカウトがアマチュア無線で交信をおこなう催事)で、同国Chittagong、SitakundaのChandranath寺院の丘(海抜800m)から、150名のスカウトたちが特別記念局S21SHQの運用を計画している模様です(右の写真は2005年8月アジア太平洋地域JOTAでのS21SHQ参加者。写真提供:JH1FEL持木さん)。
 S21SHQは、7090kHz、14290kHz、18140kHz、21360kHz、28390kHzで運用を予定しているそうです。
 また、これを記念して、BARLのHQ局(S21HQ)も7060kHzで運用を予定しているそうです。興味のある方は、ぜひ交信に挑戦してみてください。

【追加情報】BARLからのJOTA特別記念局の情報は、JARLをはじめIARU Region 3加盟の連盟宛に配信されましたが、この情報を受けて、 スリランカの連盟RSSLのビクター会長(4S7VK)から「スリランカでも12局のJOTA局が参加します」 というメッセージが、インドネシアの連盟ORARIメンバーのIdaさん(YG0JZS)から「インドネシアからは、 YB0Sというコールサインで参加します」というRegion3加盟の各連盟に配信されました。

(10月11日掲載、12日更新)




CWビーコンの発射を停止していたアマチュア衛星「ふじ2号」(FO-20)がPSKビーコンを発射!

 JE9PEL/1脇田さんから、JARL技術課にいただいたレポートによると、 JARLのアマチュア衛星2号機「ふじ2号」が、435.795MHzでPSKビーコン を発射していることが、9月18日15:14〜15:36(JST)のパスで受信確認 されました(脇田さんが受信したPSKビーコンの 受信音。MP3形式)。
 脇田さんによれば、10月1日15:40〜16:05(JST)の太平洋岸仰角82度 のパスでも、ふじ2号のPSKビーコンを受信。TCA前後でかなり強く聞こえ、 ピークで435.792MHzだったとのことです。このときデコードの準備もして いたそうですが、残念ながらデコードには至らなかったそうです。
 435.795MHzは本来CWビーコンの発射周波数ですが、「ふじ2号」では 衛星管制の都合により、PSKビーコンに切り替えができるように回路設計 してあります。
 「ふじ2号」は現在、JAモード(アナログモード)のトランスポンダー で運用が可能な状態ですが、CWビーコンの発射は停止状態となっていました。
 今回の、435.795MHzでのPSKビーコンの発射の原因は現在調査中ですが、 このところ活発となっていた太陽活動の影響により、宇宙放射線の影響など を受けて、ビーコンがデジタルモードに切替わり、PSKビーコン が発射されているものと推測されます。
 なおPSKビーコンを受信、デコードに成功された方は、 JARL技術課までレポートをお送りください。

(TNX JE9PEL/1)

(10月03日)


September 2005 NEWS TOPICS INFORMATION


東京大学のCubeSat2号機XI-Vの打ち上げが再度延期に
(相乗り衛星のトラブル発生のため)

 ロシアのプレセツク宇宙基地から、9月30日、コスモス3Mロケットで 打ち上げられる予定だった、東京大学のCubeSat2号機XI-V(コールサイ ンはJQ1YGW)の打ち上げが、再度延期となりました。
 コスモス3Mロケットは、イギリスの地球観測技術実証衛星TopSat、 中国、ロシア、イランの衛星のほか、 欧州宇宙機関(ESA: European Space Agency)の教育部門 Student Space Education and Technology Initiative(SSETI) が、欧州各国の大学生の参加を募り製作を進めた、小型アマチュア衛星 SSETI Express(430MHz帯、2,400MHzのトランスポンダーを搭載)が相乗 りして、9月30日、打ち上げられる予定でした。
 東京大学のCubeSat XI-VはこのSSETI Expressの分離衛星として、 ドイツのCubeSat UWE-1、ノルウェーのCubeSat NCube-2とともに、 宇宙に旅立つ予定でしたが、コスモス3Mロケットに相乗りを予定 している、他衛星のトラブルにより、再度打ち上げが延期となりました。
 延期となった打ち上げスケジュールは、9月30日時点では未定とされています。
 なお打ち上げに関する詳細は、 東京大学中須賀研究室のCubeSatホームページ に決まり次第順次掲載となる模様です。

(9月30日)




2005日本国際博覧会「愛・地球博」特別記念局8J2AIが運用終了

   3月25日〜9月25日の間、愛知県名古屋東部丘陵で開催された、2005国際博覧会「愛・地球博」会場内、遊びと参加ゾーン「わんパク宝島」パビリオンで運用の8J2AIが、9月25日の博覧会終了を迎え同日20:30、185日間のロングラン運用にピリオドを打ちました。
 実行委員会の集計によると、期間中の総交信局数は3万局を超え、33,328局を数えました。
 愛・地球博は、地元を中心としたボランティアの方々をスタッフとして多数採用して開催するという運営スタイルが大きく注目された博覧会ですが、特別記念局8J2AIもこれと同様、実行委員会メンバーおよびボランティアスタッフがブースの運営を担当し、ブースに来場する運用希望者の運用のサポートをはじめ、パビリオンに来場する子供たちのための、工作教室のアドバイザーなどを勤めるという形で、185日間の長丁場を乗り越えてきました。
 博覧会に来場する子供たちを主対象とした「わんパク宝島」という特性から、開幕当初は、異質感が感じられたアマチュア無線コーナーですが、実行委員会では期間中、工作教室ほか小型サッカーロボット体験教室などの開催に積極的に取り組み、コーナーに来場する子供たちや家族の遊び心をつかむノウハウを、走りながら蓄積していき、会期の中盤からアマチュア無線ブースの工作教室は、わんパク宝島の数あるイベントの中でも、大人気のイベントの一つとなりました。
 また、子供たちにアマチュア無線の素晴らしさを体験してもらうため、南極隊員の方々に南極の今を教えてもらう「昭和基地」8J1RLとの交信(5月5日)をはじめ、9月2日には、一般公募により集まった21名の子供たちが、国際宇宙ステーションと交信する、ARISSスクールコンタクトも実施。テレビ、新聞などのマスコミ等でも大いに注目を集めました。
 最終日の9月25日20:30に、原会長が8J2AIのファイナル交信のマイクを握り、8J2AIの大成功をお空に宣言し185日間の運用にピリオドを打ちました。

(9月26日)




第6回IARU Reg.3 ARDFチャンピオンシップ開催

 9月20日、第6回IARU Reg.3 ARDFチャンピオンシップが新潟県阿賀野市で開幕しました。
 開会式は、阿賀野市ふれあい会館でおこなわれ、オープン参加のカザフスタン、 ロシア、アメリカなど9カ国の選手団、約100名を迎え、国際色豊かに開催されました。
式典では、本大会の実行委員長である中田仁(JA0HC)信越地方本部長の開会宣言ののち、 開催国の連盟としてJA1AN原 昌三会長(写真右上)、また、Reg.3を代表してヤン・スーン・パーク(HL1IFM)Reg.3議長、 来賓として出席いただいた泉田裕彦新潟県知事(7K1KJK、写真右下)、本田富雄阿賀野市長から祝辞をいただきました。
 競技大会は、9月21日に3.5MHz、9月23日に144MHzの各競技がおこなわれ、表彰式・閉会式がおこなわれます。

(9月21日)






10月1日〜31日に平成17年度「受信環境クリーン月間」を実施

 受信環境クリーン中央協議会(関係省庁、JARLほか関係業界団体などの協力 によって設立された任意団体)では、今年も10月1日から10月31日までの間を 「受信環境クリーン月間」とさだめ、全国各地で放送電波の受信障害の防止に 向けた活動を集中的に展開します。
 本月間中は、建造物障害対策、テレビ放送受信用ブースター障害対策、電気 雑音障害対策、無線局障害対策などに関する、セミナーや講習会の開催、相談所 の設置、調査・パトロールの実施とともに、NHK、民放各社の協力のもとで 広報番組を放送するほか、業界紙などへの記事掲載、ポスターの掲示、リーフ レットの配布など、幅広い周知・広報活動をおこないます。
 また、総務省・文部科学省・NHK・(社)日本民間放送連盟の後援で、 全国の中学生を対象に「受信環境クリーン図案コンクール」を実施します。
 平成17年度「受信環境クリーン月間」の詳細に関するお問い合わせは、 受信環境クリーン中央協議会事務局(電話03-3940-3981(財)電気通信振興会内) まで。

(9月20日)




日本宇宙少年団若狭流星分団(福井県小浜市)が国際宇宙ステーションと交信(北陸管内初)

 9月8日、福井県小浜市の小浜中央公民館で、ARISSスクールコンタクトが実施され、 日本宇宙少年団若狭流星分団の13名の子供たちが国際宇宙ステーションと交信に成功しました。
 国内では15例目。北陸地方では初の実施となります。
 今回のスクールコンタクトのために臨時に開設したアマチュア局は8J9YAC。
 当日、会場に97名の来場者と9社の報道関係者を迎えて、16:37からおこなわれた本番では、 コントロールオペレーターのJR9INQ津田雅幸さんが、国際宇宙ステーションのアマチュア局 NA1SSを何回かコールの後、ジョン・フィリップス宇宙飛行士から強力なシグナルが返ってきました。
 その後、13名の子供たちが約8分間の交信で16問の質問に答えてもらうことができました。

(9月9日)




平成18年(2006年)1月1日に「うるう秒」調整…次の元日はいつもより「1秒」長い1日

 総務省と独立行政法人情報通信研究機構(NICT)の発表によれば平成18年(2006年)1月1日、7年ぶり (前回は平成11年(1999 年)1月 1日) に「うるう秒」調整がおこ なわれます。
 日本の標準時の維持・通報を実施している独立行政法人情報通信研究機構 は、日本標準時に「うるう秒」を挿入する予定です。

【今回の調整】 : 平成18年(2006年)1月1日(日)午前8時59分59秒と午前9時00分00秒の間に、「8時59分60秒」を挿入します。

 来年の元日はいつもより「1秒」長い1日となります。

(09月08日)




免許を受けた無線局の数が全国で1億局を突破

 総務省の発表によれば、平成17年7月末現在の無線局数の統計データを集計した結果、 免許を受けた無線局の数が全国で1億局を突破しました。
 平成17年7月末現在で無線局の数が全国で約1億160万局となります。

(09月08日)




愛・地球博特別記念局ブースで子供たちが宇宙ステーションと交信成功!

愛・地球博アマチュア無線ブースのスクールコンタクトのひとこま

 いよいよラストスパートに入った愛・地球博の「わんパク宝島パビリオン」 アマチュア無線ブースで、9月2日、ARISSスクールコンタクトが実施され、 21名の子供たちが国際宇宙ステーションとの交信に成功しました。
 今回のスクールコンタクトのために臨時に開設した社団局は8N2AI。国際宇宙ステーションのウインドゥが開ける18:45:51ごろ、コントロールオペレーターの磯さん(7L1FFN)が国際宇宙ステーションのアマチュア局NA1SSをコールすると、ジョン・フィリップス宇宙飛行士(KE5DRY)から、1発で強力なシグナルが返ってきました。フィリップス宇宙飛行士は1問1問ていねいに答えてくれて、約9分間の交信で、子供たち全員の21問の質問に回答をもらえました。

(09月05日)




アメリカ南部を襲ったハリケーン「カトリーナ」被災地等で非常通信


 JJ1BDX 力武さんからの情報によると、アメリカ南部を襲った ハリケーン「カトリーナ」の被災地等で非常通信がおこなわれて いる模様です。
 力武さんがPete, KZ1Z から提供を受けた、下記の周波数のリストによれば、 3845〜3876kHz, 3910kHzより上、7225kHzより上、14265および14300kHzより上 でアメリカ国内で非常通信が継続している模様です。
 すでにDXクラスタ等では14265kHzの救世軍の通信への妨害が報告されている ようです。
 日本のアマチュア無線家のみなさんも、非常通信の信号が聞こえてきた ら、妨害を与えないように十分に注意して運用してください。

 非常通信がおこなわれている周波数リスト(KZ1Z提供)は次の通りです。

AMATEUR HIGH-FREQUENCY GULF COAST HURRICANE NETS
03845.0LSBGulf Coast West Hurricane
03862.5LSBMississippi Section Traffic
03873.0LSBCentral Gulf Coast Hurricane
03873.0LSBLouisiana ARES Emergency (night)
03873.0LSBTexas ARES Emergency (night)
03873.0LSBMississippi ARES Emergency
03910.0LSBMississippi ARES
03910.0LSBLouisiana Traffic
03923.0LSBMississippi ARES
03925.0LSBCentral Gulf Coast Hurricane
03925.0LSBLouisiana Emergency (altn)
03935.0LSBCentral Gulf Coast Hurricane
03935.0LSBLouisiana ARES (health & welfare)
03935.0LSBTexas ARES (health & welfare)
03935.0LSBMississippi ARES (health & welfare)
03935.0LSBAlabama Emergency
03940.0LSBSouthern Florida Emergency
03950.0LSBNorthern Florida Emergency
03955.0LSBSouth Texas Emergency
03965.0LSBAlabama Emergency (altn)
03967.0LSBGulf Coast (outgoing traffic)
03975.0LSBTexas RACES
03993.5LSBGulf Coast (health & welfare)
03995.0LSBGulf Coast Wx
07225.0LSBCentral Gulf Coast Hurricane
07235.0LSBLouisiana Emergency
07235.0LSBCentral Gulf Coast Hurricane
07235.0LSBLouisiana Emergency
07240.0LSBAmerican Red Cross US Gulf Coast Disaster
07240.0LSBTexas Emergency
07243.0LSBAlabama Emergency
07245.0LSBSouthern Louisiana
07248.0LSBTexas RACES
07250.0LSBTexas Emergency
07260.0LSBGulf Coast West Hurricane
07264.0LSBGulf Coast (health & welfare)
07265.0LSBSalvation Army Team Emergency Radio (SATERN) (altn)
07273.0LSBTexas ARES (altn)
07280.0LSBNTS Region 5
07280.0LSBLouisiana Emergency (altn)
07283.0LSBGulf Coast (outgoing only)
07285.0LSBWest Gulf ARES Emergency (day)
07285.0LSBLouisiana ARES Emergency (day)
07285.0LSBMississippi ARES Emergency
07285.0LSBTexas ARES Emergency (day)
07290.0LSBCentral Gulf Coast Hurricane
07290.0LSBGulf Coast Wx
07290.0LSBTexas ARES (health & welfare)
07290.0LSBLouisiana ARES (health & welfare) (day)
07290.0LSBTexas ARES (health & welfare)
07290.0LSBMississippi ARES (health & welfare)
14265.0USBSalvation Army Team Emergency Radio (SATERN) (health & welfare)
14300.0USBIntercontinental Traffic
14300.0USBMaritime Mobile Service
14303.0USBInternational Assistance & Traffic
14313.0USBIntercontinental Traffic (altn)
14313.0USBMaritime Mobile Service (altn)
14316.0USBHealth & Welfare
14320.0USBHealth & Welfare
14325.0USBHurricane Watch (Amateur-to-National Hurricane Center)
14340.0USBLouisiana (1900)

(9月3日)


August 2005 NEWS TOPICS INFORMATION


札幌ジュニアアマチュア無線クラブ(北海道札幌市東区)が、ARISSスクールコンタクトで国際宇宙ステーションと交信(北海道管内初)


 札幌ジュニアアマチュア無線クラブ(会長:JL8AQH 前田 準さん・高校3年)は、北海道札幌市東区で、8月22日23:28からARISSスクールコンタクトによる国際宇宙ステーションとの交信に成功しました。
 北海道教育委員会、札幌市教育委員会、JARL北海道地方本部の後援で実施された、このスクールコンタクトは日本国内では13例目、北海道管内では初となります。
 スクールコンタクトのために臨時に開設したアマチュア局は8J8X。最大仰角約77度と非常に高い軌道を使っての交信でしたが、交信時間は約9分間、13名が19問の質問をし、フィリップス宇宙飛行士から楽しい回答をもらうことができました。

(8月29日)




ARRLからK9LAカールさん(ARRL National Contest Journal編集長)とAE9YLヴィッキーさん来日(ハムフェア2005 DXCC申請受付業務のため)

JARL事務局でDXCC申請受付をするカールさんご夫妻

 8月18日、JARL事務局会議室にARRL(アメリカの連盟)から、K9LAカールさん(ARRL National Contest Journal編集長)とAE9YLヴィッキーさんご夫妻を迎えて、DXCCの申請受付がおこなわれました。
 ご夫妻は熱心なコンテストファンで、毎年ご夫妻でアメリカ国外に出かけて、非常にアクティブにコンテストを楽しんでいるそうです。
 今回のカールさんご夫妻の来日は、ハムフェア2005のDXCCデスクでのDXCC申請受付業務のためのもので、18〜19日はJARL事務局会議室で、20〜21日はハムフェア会場内DXCCデスクでDXCCの申請受付をおこないます。
特別記念局8J1Aでゲストオペ運用を楽しむカールさんご夫妻  ご夫妻は20日に「東京ベイ有明ワシントンホテル3F」で開催される、アイボールQSOパーティーにも出席しますので、会場でカールさんご夫妻を見かけたら、気軽に「Hello!! Carl and Vicky!」と声をかけてください。
 21日のイベントコーナーでは、カールさんご夫妻による「コンテストおよびサイクル23・24の電波伝搬」と題した講演も予定されています。

(08月18日)




青少年のための科学の祭典全国大会に出展!

8J1Aの1st QSOをする原会長

   7月28日〜8月2日、東京都千代田区の科学技術館で、青少年のための科学の祭典全国大会が開催されました。
 青少年のための科学の祭典は、財団法人日本科学技術振興財団が開催するもので、青少年に数々の楽しい実験から、身近な科学を体験し学んでもらおうという「体験型科学教育」のイベントで、地方大会は全国の各都道府県の科学館、学校・先生などの協力で実施されています。
8J1Aの1st QSOをする原会長  JARLの各支部でも、渡島檜山支部奈良県支部ほかが、各地方大会にブースを出展し工作教室や実験、公開運用を実施。子どもたちに電気や電波の不思議やすばらしさを体験してもらうというケースが年々に増えています。
8J1Aの1st QSOをする原会長  JARL東京都支部は2000年に以来、この祭典の全国大会にブース出展し、来場する子どもたちに「電波チェッカー」の工作教室や「電波の性質を目で見よう」という実験を実演して来ましたが、今年も第6回目のブース出展を大会後半の7月31日〜8月2日におこない、来場する子どもたちに楽しい工作や実験を子どもたちや来場する先生に披露し興味を集めていました。
 なお、日本科学技術振興財団の発表によれば、青少年のための科学の祭典全国大会全体での出展は151団体、期間中の総来場者数は64,000名とのことです。

(08月08日)




ハムフェア2005特別記念局8J1Aを運用

8J1Aの1st QSOをする原会長

 8月1日、東京・巣鴨のJARL事務局資料室で、東京都支部のメンバーが中心となって、ハムフェア2005特別記念局8J1Aの事前PR運用を開始しました。右の写真は、8J1Aの1st QSOをする原会長。原会長はこの1stオペレートで25局と交信しました。
 8J1Aの事前PR運用は、8月1日〜19日の間実施の予定です(期間中に運用のない日もあります。詳細な運用予定は東京都支部のホームページを参照)。多数の方々のコールをお待ちしています。
 また、PR期間中の8J1A運用を希望される方は、事前にJARL運用課(電話03-5395-3112)までお問い合わせください。
 なお8月20日(土)、21日(日)、ハムフェア2005開催の両日は、ハムフェア2005特別記念局ブースで運用をおこないます。

(08月01日)


July 2005 NEWS TOPICS INFORMATION


高知市立横浜小学校が国際宇宙ステーションと交信に成功

 7月4日、高知県高知市立横浜小学校が、ARISSスクールコンタクトで国際宇宙ステーションとの交信にみごと成功しました。
 四国地方では初となる今回のスクールコンタクトは、地域の3校(横浜中学校、横浜小学校、横浜新町小学校)から、交信希望の生徒・児童を募集し、横浜小学校区青少年育成協議会として実行委員会を結成して準備を進めてきました。
 準備にあたってはARISS運用委員の安田さん(7M3TJZ)をはじめ、大阪府支部の方々など、多くの方々の多大な援護をいただきました。
 当日18:17、コントロールオペレーター(JA5GSG)の呼びかけに対して、Phillips宇宙飛行士の応答がありました。
 Phillips宇宙飛行士は、スクールコンタクトのエキスパートで、応答にはジョークなども飛び出し、子供たちも安心感から落ち着いた態度で質問し、練習のときとは違ったようすにとても感心しました。
 交信に成功した子供たちは、今回の貴重な体験に充実感いっぱい。そして、多くの協力者の方々に対して謝辞を述べるなど、会場の聴衆から大きな拍手を受けていました。
 なお、今後8月中旬から9月上旬にかけて、札幌市ジュニアアマチュア無線クラブ(北海道札幌市)、愛・地球博アマチュア無線ブース(愛知県愛知郡長久手町)、福井県日本赤十字無線奉仕団若狭分団(福井県小浜市)で、ARISSスクールコンタクトの実施が予定されています。


(TNX JA5GSG)

(07月19日)




平成16年度末のアマ無線従事者数と平成16年度末のアマチュア局数

 総務省は情報通信統計データとして、年度別の資格別無線従事者数と無線局数を発表していますが、この統計によると平成7年度(平成6年3月末)〜平成16年度(平成17年3月末)の資格別アマチュア無線技士従事者資格者数は次表のとおりです。
年度 H7 H8 H9 H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16
第一級 16,867 18,735 20,241 20,995 21,644 22,115 22,353 22,594 22,817 23,050
第二級 68,187 69,598 70,819 71,517 72,061 72,383 72,621 72,854 73,088 73,281
第三級 136,338 140,043 142,407 144,113 145,567 146,455 147,169 147,923 148,722 149,404
第四級 2,659,041 2,733,351 2,779,292 2,812,711 2,842,877 2,863,163 2,879,314 2,894,522 2,909,162 2,924,065
小計 2,880,433 2,961,727 3,012,759 3,049,336 3,082,149 3,104,116 3,121,457 3,137,893 3,153,789 3,169,800

 また平成16年度末(平成17年3月末)現在のアマチュア局の総局数は599,425局で、平成13年度〜平成16年度の各総合通信局管内のアマチュア局数は次表のとおりです。
地方

H16
H15 H14 H13 地方

H16
H15 H14 H13
関東

155,124

167,629 180,729 200,015 沖縄

2,741

2,919 3,227 3,627
東海

87,066

95,695 105,201 117,526 東北

56,677

62,441 67,922 75,180
近畿

74,199

82,259 91,373 102,110 北海道

49,182

52,994 57,121 62,038
中国

44,494

49,600 55,614 63,072 北陸

17,064

18,936 20,912 23,572
四国

25,513

30,571 34,095 38,245 信越

28,078

31,576 35,217 39,522
九州

57,287

64,274 72,086 80,373 総局数

599,425

658,894 723,497 805,280

(7月7日)




ハムフェア2005自作品コンテスト第2次審査会を開催


ハムフェア2005自作品コンテスト第2次審査会を開催

 7月7日、東京都・巣鴨のJARL事務局会議室で、ハムフェア2005自作品コンテストの第2次審査会を開催しました。
 書類選考による第1次審査を見事に合格した作品を集めて、動作の確認、完成度の高さなど、さまざまな視点から審査が行われました。
 コンテストにご応募いただいた方には、8月上旬ごろ最終審査結果をお知らせします。また、入賞作品はハムフェア2005会場に展示するとともに、8月20日(土)イベントコーナーで表彰をおこないます。

(7月7日)




ハムフェア2005出展者説明会を実施


ハムフェア2005出展者説明会写真

 7月5日、東京都豊島区駒込の電通共済生協会館で、ハムフェア2005の出展者説明会を実施。この説明会はハムフェア2005の出展に当たっての注意や、備品、電気等の申込などに関する連絡事項を出展団体にお伝えするために開催しているものです。
 当日は、クラブ・コーナーのコマ割抽選もおこなわれました。当日ご都合により抽選にご出席いただけなかった、クラブのコマ割については後日、実行委員会で決定させていただきます。
 また、ご出席できなった団体には当日配布の資料等(備品、電気申込書等を含む)を連絡者宛にお送りいたします。

(7月7日)




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