延べ33,000名の来場者を迎えて盛大に開催される
【主 催】一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)
【後 援】総務省、文部科学省、東京都、NHK、読売新聞社、財団法人日本無線協会、一般財団法人日本アマチュア無線振興協会、日本アマチュア無線機器工業会、TOKYO MX、公益財団法人東京観光財団
【協 賛】電波新聞社、電波タイムス社、CQ ham radio、子供の科学

 8月25日(土)・26日(日)の2日間、東京・有明の「東京ビッグサイト」西2ホールで「アマチュア無線フェスティバル ハムフェア2012」が、総務省、文部科学省、東京都をはじめ多くのご後援を得て盛大に開催されました。

 今年で36回目の開催となったハムフェア2012は、「ビッグサイトで見つけるハムの未来」をキャッチフレーズに開催されました。

 会期中は猛暑にもかかわらず、8月25日(土)は22,000名(昨年:21,000名)、26日(日)には11,000名(昨年同)の2日間で合計延べ33,000名(前年比1,000名増)の来場者で大いに賑わいました。

 初日の開会式はJA5MG稲毛 章JARL会長の主催者挨拶、来賓の紹介の後、稲毛JARL会長、JAIA相神一裕会長、KARL(韓国の連盟)のソン・テグン会長、ARSI(インドの連盟)のゴパル・マドハバン会長、ARRL(アメリカの連盟)のノーム・フサロ氏によるテープカットで幕を開けました。

■ハムフェア2012特別記念局8J1A

 特別記念局8J1Aが今年も、ハムフェア2012会場から各周波数帯でアクティブに運用されました。また、8月1日から会期前のPR運用もおこなわれました。


■スタンプラリー/テーマ催事

 今年のハムフェアでも、会場にご来場いただく子供たちに、 ハムフェア会場内の見学を楽しみながら参加していただける イベントとして、中学生以下のお子さんを対象にスタンプラリー を開催しました。当日は約350名の子供たちが参加。会場内の協力 ブースのスタンプを探し求めて、元気に走り回っていました。

 またテーマ催事としては、「50年後の未来にアマチュア無線を残そう!」 という信念でアクティブに活動している「After 50 Project」メンバーの 高校生・中学生たちの協力で、来場の子供たちに向けの「特定小電力 トランシーバー」を使った無線交信体験のブースを設けました。

JARLコーナー

■興味深い講演や、楽しいイベントで大好評だった「イベントコーナー」

時間 8月25日(土) 8月26日(日)
11:00〜11:50 「ニューカマーの育つコミュニティづくり」

After 50 Projct
「好奇心が開く扉〜漫画とネットとアマチュア無線」

漫画家、小説家
JI1MFTすがやみつる氏
12:00〜12:50 「ARISSの今後」

7M3TJZ安田 聖氏
「ルクセンブルグのアマチュア無線」

ルクセンブルグ・アマチュア無線連盟
LX1KQミシェル・フレドリッシュ氏
(通訳:JA1CJP山本勝美JARL国際課長)
13:00〜13:50 「紀伊半島台風12号での活動報告」

三重県支部
JR2MHV冨岡 巧氏、JF2CTT甫本幹也氏
「What is Logbook of World」

ARRL
W3IZ ノーム・フサロ氏
(通訳:JE2EHP堤 善昭氏)
14:00〜14:50 〈JAIAタイム〉JAIA技術委員会
「HF帯運用にチャレンジ!
モービル及びアパマン運用
アンテナ設置大研究」

第一電波工業株式会社技術部
松崎茂樹氏
〈JAIAタイム〉JAIA普及委員会
「D-STARの近況と運用のポイント」

アイコム(株)
国内営業部営業企画課
JR1UTI藤田孝司氏
15:00〜15:50 表彰式
・ハムフェア2012自作品コンテスト
・ハムフェア2012絵画コンクール

総務省・JARL
表彰式
・関東UHFコンテスト

JARL関東地方本部

■DXCCデスクにはARRLからノーム・フサロ氏(W3IZ)が来日!申請受付を実施

 ハムフェア2012のDXCCアワード申請受付には、ARRLからW3IZノーム・フサロ氏が来日。JARLのDXCCフィールドチェッカーも補佐して申請受付をおこないました。

 ハムフェア会期前の2日間の申請受付もおこない、遠方の方々からの申請受付を郵送などでおこないました。

 郵送受付、事前受付を含むハムフェア期間中の申請受付は、320件を超える申請を受け付けました。

■ハムフェア2012自作品コンテスト・絵画コンクール入賞作品展示/表彰式

 ハムフェア2012自作品コンテスト・絵画コンクールの入賞作品展示は来場者の方々の熱い注目を集めました。 そして、8月25日のイベントコーナーでは見事に入賞された方々の表彰式がおこなわれました。  「自作」、「絵画」の両部門の最優秀賞者には、ご後援をいただいている総務省の電波部移動通信課長である田原康生様から総務大臣表彰が直接手渡されました。

 そうそう作品展示ブースでは、右のようなほのぼのとした光景も見られました。絵画コンクール最優秀賞(総務大臣表彰)作品「輝け未来」をバックに 記念撮影の箱崎裕紀さんのご家族です。
 見事に受賞した総務大臣表彰の賞状を手に「はいっ!ポーズ」

 入賞者のみなさん、おめでとうございます。

【自作品コンテスト入賞作品】【絵画コンクール入賞作品】

■「電気の散歩道」「工作教室」

 「電気の散歩道」は、身近な素材を使って電気の不思議が体験できる実験コーナーで、毎年子供たちや親子連れに大人気のコーナーです。
 今年も親子連れで不思議な実験を楽しむ方々が多かったようで、子供たちはもとより、大人の方々も大いに興味を示していたようです。

 今年の工作教室は、ハムフェアにご来場のできるだけ多くの子供たちに工作を楽しんでいただくための「AMラジオ」と「モールス練習機 兼 簡易地震報知器」を用意しました。
 また、今年の工作教室では韓国の連盟KARLから「スパイダー中波ラジオ」の提出もありました。

 ベテランスタッフの親切なサポートで、ハンダごてを初めて握る子供たちも熱心に製作に取り組んでいました。

■熱気あふれるクラブコーナー

 今年のクラブコーナーも、熱気むんむんの賑わいでした。特に初日のクラブコーナーは開場直後から 大変な人混みとなり、身動きが非常に取りにくい状態が長時間にわたり続きました。
 上の写真は、初日11:30ごろのクラブコーナーのようすです。当日、この時間にクラブコーナーを 歩いていた方がいらっしゃれば、写っているかもしれません。

 来場者の方々はクラブ活動のPRや自作品の展示の見学、不要品の展示販売で掘り出し物を探す方、 久々のアイボールを楽しむ方など、それぞれの楽しみ方でブース散策をされていたようです。

■注目の新製品や参考出品機種もずらり!
 ビジネスコーナー/JAIAコーナー

 今年のビジネスコーナー、JAIAコーナーでは各社から注目の新製品や参考出品機種などが数々展示されて大いに注目を集めていました。
 また、ハムフェア特価品などを取りそろえた販売店ブースも大いに賑わいを見せていました。

■日本無線協会が3・4アマ臨時国家試験を開催

 日本無線協会はハムフェア2012の開催に合わせて、初日の8月25日に東京ビッグサイト 会議棟で、第三級および第四級アマチュア無線技士の当日受付即日結果発表の臨時国家試験を開催しました。

 当日は、全受験者294人中4アマが200人受験して115人が合格、3アマは94人が受験して70人の方が合格し、 アマチュア無線家の仲間入りをしました。

■臨時D-STARレピータ局が設置

 近年大きな普及の兆しが見られるD-STAR利用者に活用していただくため、臨時D-STARレピータ局が設置されました。

■TIARAが40周年記念総会を開催

 ハムフェアと言えばおなじみのTIARA(Tokyo International Amateur Radio Association:会長JE1RYS/KI6EWA)が、25日にTIARA 40周年記念総会を開催。外国人アマチュア局40名が出席し盛会に行われました。日本からはJA1AN原 昌三氏(JARL名誉会員)、JA1AX野村五郎氏が招待され出席、原氏からこれまでのTIARAの日本国内の活動に対して感謝する旨の祝辞が述べられました。

■ハムフェア2013は2013年8月24日・25日開催予定

 来年のハムフェア2013は2013年8月24日(土)・25日(日)、本年と同会場の東京ビッグサイト西2展示ホールで開催を予定しています。
 それではみなさん、来年も東京ビッグサイトで、ハムフェア2013会場でお会いしましょう。


■稲毛 章JARL会長(JA5MG)が
藤谷光信参議院議員(JA4BVC)と
アマチュア無線の楽しさを語る。

 ハムフェア2012の初日、参議院議員で熱心なアマチュア無線家の1人でもある、藤谷光信氏(JA4BVC:写真右)が会場に駆けつけ、アマチュア無線の楽しみと今後の取り組みについてJARL稲毛会長と語り合い、また会場の見学を楽しまれたようです。
 対談の中、藤谷参議院議員は「国政に携わる者として、そしてアマチュア無線家の1人としても、アマチュア無線の世界への支援を惜しみません」と語っています。


ハムフェア2012実施要項

自作品コンテスト実施要項
(作品の募集を終了しました)

絵画コンクール実施要項
(作品の募集を終了しました)

開会前のご案内はこちらでご覧ください


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