JARL NEWS 履歴
今月の 2003年9・10月号 ■9-10月号の表紙■
 スイス・ジュネーブで開催された世界無線通信会議(WRC-03)には、アマチュア無線に関しても世界から多数の要人が集まり、7メガ帯バンド拡大ほかが決定しました。
 写真は、そのときの会議の模様と、会議に参加した各国のアマチュア無線団体首脳。
JARLからのお知らせは、「CQ ham radio」誌 ( CQ出版社刊 ) においても、毎号「FROM JARL」として掲載しております。なお、JARL NEWS 次号の発行は11-12月号(11月1日発行)です。


■9-10月号の主な記事■   
QTC
TOPICS
「ハムフェア2003 自作品コンテスト、絵画コンクール 入賞作品」と関連
「デジタル化に対応して、電波型式を新表示に」(pdf 1,454KB )  ※ JARL NEWS 9-10月号掲載のバンド区分および、これまでここで掲載のPDFファイルの一部に誤りがありましたので、ここで、修正・再掲載してお詫びいたします(2003.09.10)

「2003年世界無線通信会議(WRC-03)終わる」(pdf 553KB)
「第24回全市全郡コンテスト規約」
「ARDF競技大会の開催案内」
地方だより(各地の行事案内については、こちらをご参照ください)
インフォメーション
「第45回ALL JAコンテスト結果」

(訂正) AJAの区のある市のポイントのカウント方法について

JARL NEWS11月号以降の発行について



QTC

アマチュア無線に朗報 WRC-03を終えて

   2003年世界無線通信会議(WRC-03)が6月9日から開催され,国際的な電波秩序を規律する無線通信規則(RR)の改正などが審議されました。例年になく記録的に暑いジュネーブで,国際会議場の中でもまた熱い議論が4週間にわたり交わされました。
 念願であった7MHz帯の再編成も,2009年3月29日からアマチュアに200kHz幅が世界共通なものとなります。今回のWRC-03にあたって,その準備段階から携わってこられた総務省,NHKほか関係者の方々に厚くお礼を申し上げます。また,この成果を大切に,そして秩序正しくアマチュア無線発展のため有効に使いたいと,関係者として念願しています。
 また,アマチュア業務およびアマチュア衛星業務の規定や,そのコールサインに関する規定も,21世紀の時代に合わせて見直され,非常災害時の社会貢献や国際協力が望まれる,将来のアマチュア業務に必要な改正がおこなわれました。
 一方,バンドの共用も増えました。電波需要が多角化・多様化する昨今,いままでに増して電波の有効利用が必要とされています。これから益々アマチュア無線も,より活発で無駄のない電波資源の利用と,新しい技術の開発を目指したいところです。



TOPICS

■支部あて転送メールをスタート

 JARL会員から支部・支部長にあてたメールの便宜をはかるため,また,各支部の催しものの申し込みや問い合わせなどをはじめ,コンテストのログの送付先などとして,支部の私書箱的な事務連絡用メールアドレスとして,支部名@jarl.com のメール転送サービスの提供を,このほど開始いたしました。このサービスは,会員と支部とを結ぶパイプ役として,特に会員の方から支部へあてたメールの送付についての有効活用が期待されます。なお,詳細,ガイドライン,申し込み方法などは,JARL COM(http://www.jarl.com)トップページの【新着情報】からご案内いたしております。

■JARL販売品の一部がインターネットで購入可能に

 楽天ブックスとの提携によりJARL販売品の一部(申請書や書籍など)がJARL Webの販売品ページ上で直接購入できるようになりました。楽天ブックスをご利用の場合,購入総額1,500円以上で送料無料の特典があります。ぜひ,ご利用ください。詳細はJARL Web(http://www.jarl.or.jp/)トップページのJARL販売品のボタンからご参照ください。

■アマ局数と資格者数

 総務省発行の平成15年度版情報通信白書によれば,平成15年3月31日現在のアマチュア局数は723,497局。平成14年3月31日現在のアマチュア無線資格者数は,第1級が22,353人,第2級が72,621人,第3級が147,169人,第4級が2,879,314人です。

■超小型アマチュア衛星CubeSat「サイ」「キュート」打ち上げ成功

 東大と東工大の学生が国際プロジェクト「CubeSat」の一環として製作した,アマチュア衛星 CubeSat XI(サイ=東京大学)と CubeSat CUTE(キュート=東京工業大学)の2衛星が,6月30日23時15分26秒(JST)ロシアのロケットROCKOTで打ち上げに成功し運用中です。両大学では,アマチュア無線家に対して広く,テレメトリーの受信などに関する協力を求めています(技術情報はJN5-6,JN7-8月号参照)

■兵庫県尼崎市でARISSスクールコンタクトに成功!

 6月18日,兵庫県尼崎市の杭瀬小学校で,同校の小学校5・6年生の子供たちが,ARISSスクールコンタクトで国際宇宙ステーションのNA1SSとの交信に成功しました。国内のARISSスクールコンタクト成功はこれで5回目となります。

■JARL NEWS11月号以降の発行などについて■

 JARL NEWSの発行については、11月1日発行予定の11-12月号、1月1日発行予定の1-2月号、3月1日発行予定の3-4月号を、年度内に隔月で奇数月の上旬に会員のみなさんのお手元に届くように発行いたします。
 なお、地方だより、クラブニュース、QSPなどの原稿の締め切りについても、次のとおり予定しています。11-12月号(11月1日発行予定)の原稿締め切りは9月20日とし、11月上旬から1月上旬までの行事などを掲載させていただきます。みなさんのご協力をお願いいたします。


■ インフォメーション

■第461回理事会開催(JARL会員専用)

■委員会・分科会の開催
【アワード委員会】
 平成15年6月21日,JARL事務局でアワード委員会(委員長:JA1SIM)を開催。電子申請の導入などについて検討しました。

【電磁環境委員会】
 平成15年7月16日,JARL事務局会議室で電磁環境委員会(委員長:JA1XF)を開催。アマチュア無線を取り巻く電磁環境問題(PLC,ADSL,RFID)などについて検討をおこないました。

【コンテスト審査分科会】
 平成15年7月21日,JARL事務局でコンテスト審査分科会(分科会長:JF1SQC)を開催。第45回ALL JAコンテストの書類審査をおこないました。

【次世代通信委員会】
 平成15年7月29日,JARL事務局会議室で次世代通信委員会(委員長:JA1CIN)を開催。JARLアマチュア・デジタル通信システムの運用指針(案),実験,ハムフェア2003などについて検討しました。

■SHF帯交信記録の認定
(平成15年9月1日)
 次の局からSHF帯の交信記録認定の申請がありました。この公示については,2カ月以内にJARL会員2名以上から異議があった場合,記録が認定されない場合があります。

○JA4UBW/4
・運用地点:岡山県真庭郡新庄村野土路峠(標高800m)
○JI8ERJ/8
・運用地点:北海道亀田郡七飯町横津岳(標高851m)
○JA9BE/9
・運用地点:富山県高岡市二上山中腹(標高240m)
○JA9TYK/9
・運用地点:富山県西礪波郡福光町医王山(標高835m)
【相互間距離】
10.1GHz帯A1:654.21km
10.1GHz帯A3J:968.20km
10.1GHz帯F3:689.29km(申請3)
10.1GHz帯F3:968.20km(申請4)
○申請1:10.1GHz帯A1
・平成15年4月28日13:22〜
・無線設備
【JI8ERJ/8】IC-970D+UTV10G+電鍵,パラボラ50cmφ 1mH 出力300mW
【JA9BE/9】IC-1271+UTV-10G改,パラボラ60cmφ 1.5mH 出力2W
○申請3:10.1GHz帯A3J
・平成15年5月3日17:30〜
・無線設備
【JA4UBW/4】IC-970+UTV10G,パラボラ90cmφ 4mH 出力1W
【JI8ERJ/8】IC-970D+UTV10G,パラボラ50cmφ 1mH 出力300mW
○申請3:10.1GHz帯F3
・平成14年4月29日14:06〜
・無線設備
【JA9TYK/9】C601+自作デュアルBandトランスバーター,パラボラ60cmφ 1mH 出力1W
・交信相手局:JI8ERJ/8
・運用地点:北海道亀田郡七飯町横津岳(標高851m)
○申請4:10.1GHz帯F3
・平成15年5月3日18:20〜
・無線設備
【JA4UBW/4】,【JI8ERJ/8】申請2と同じ

■モールス電信技能認定
○ボランティア試験員の追加
JA0BKW千野民義(〒381-0015長野県長野市大字石渡)
JA5AOA谷本征治(〒763-0064香川県丸亀市前塩屋町)

■レピータ局の告知
@設置場所 A出力周波数 B運用時間 C代表者 D緊急連絡者
<変更>
・JR0VV C北原 勉JA0DBQ(0266-22-8882) D小平健一JH0PPD(0266-22-3089)
<運用再開>
・JR1VV A2425.76MHz(平成15年7月20日から運用)
・JP2YCO A439.90 MHz(平成15年6月8日から運用)
<停波>
・JP1YCS(439.78MHz),JP2YCE(439.70 MHz)無線機故障のため当分の間
・JP6YFA(439.24/1291.22MHz)災害発生のため当分の間
・JP7YCY(439.04/1291.20MHz)局舎改築工事のため平成16年5月31日(予定)まで
・JP0YDK(1292.20 MHz)落雷のため当分の間
<廃止>
・JR1WI,JR1WQ,JR1WS(平成15年7月31日付)
・JR2WM(平成15年8月8日付)
・JR5VS,JR5VV(平成15年7月18日付)
・JR6YM(平成15年7月25日付)
・JR7WP(平成15年7月11日付)
・JR7WG(平成15年7月18日付)

■サイレントキー
 次の会員の方がお亡くなりになりました。つつしんでご冥福をお祈りします(敬称略)。
JJ1SKY 金子敏雄 7K4WSS 尾澤佳典
JF2EZM 仁木弘悦 JH2KYT 鈴木文男
JR2OKX 石原義彦 JA3HQY 大橋 敏
JH4NXK 田中奎介 JA7NUG 芹澤修二
JA8UP 福士善美  お知り合いの方で,逝去された方がおられましたら,ハガキなどの書面により,会員事業課までお知らせください。

■JA1AYC松本理事が逝去
 JA1AYC松本正雄理事が6月27日早朝亡くなられました。
 松本理事は,生前は電通勤務のかたわら,内外でアマチュア無線に活発に活動されました。流暢な外国語で,毎年ハムフェアでの名司会や外国VIPハムのお世話をしていただいたり,JARL代表として長期にわたり国際会議への出席もしていただきました。  神奈川県支部長を長らくつとめられたあと,連盟理事として活躍されており,在任中の65歳という若さでお亡くなりになりました。  ご冥福をお祈りいたします。

■事務局休業のお知らせ
 10月17日(金)は,事務局毎年恒例のレクリエーションのため,事務局を休業いたしますので,あらかじめご了承願います。


AJAの区のある市のポイントのカウント方法について(訂正)


 JN9-10月号アワードページの記事の中で、「区のある市との交信は、市と区の両方のポイントとなる」旨の説明がありましたが、これは誤りで正しくは、「交信時点で政令指定都市による分区がされていなかった市との交信は、市としての交信ポイントとして計上できますが、分区後の市内の区との交信は、その区との交信ポイントとなり、該当する市のポイントとしては計上できない」と訂正させていただきます。
 たとえば、平成15年4月1日に分区された、さいたま市の場合(分区前日の3月31日までの交信は当然、市のポイントとして計上できますが)、分区後の4月1日以降の同市内との交信は、市のポイントとしては計上できず、該当する区のポイントとしての計上となります。
 なお、政令指定都市の施行年月日(区が設置された日)についても、JARL Webなどでリストアップしていきます。
(アワード委員会)


JARL NEWSの今後の発行について
  
 
平成15年11月以降の「JARL NEWS」の発行は、次のとおり予定されています。
   
11-12月号 ・・・・・・ (11月1日発行予定)
1-2月号 ・・・・・・ (1月1日発行予定)
3-3月号 ・・・・・・ (3月1日発行予定)



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