■第3回 前回 次回 ログページはこちら

▲昭和基地とオーロラ ▲内陸へ向かう雪上車
 
 今回は、8JIRLレポートの3回目となります。

 私事、しばらくの間、内陸旅行に出掛けていたことから、アマチュア無線の方もご無沙汰しておりましたが、基地に戻ってからは幾分コンディションの上昇した短波帯をワッチしながら可能な限りサービスを心掛けております。
 昭和基地の方では、我々が南極に到着した頃の白夜期から極夜期を経て、最近では2回目となる白夜期の訪れを感じさせるほど、真夜中でも薄明るい状態となっています。
このため、南極に来る楽しみでもあった、オーロラ観測も潮時を告げようとしており、各隊員は天候が良く、オーロラ発生の予感を察すると、寒さの中で長時間頑張っている姿もちらほら見受けられています。

 このような状況の中、8J1RLの交信局数は10月中旬現在において約1000局となりました。前回のレポートからは、SSBでのサービスが増えたことが特徴でしょうか。出来る限りQRVしようと心掛けておりますが、この期間もなかなかJAとのパスは開けてくれませんでしたので、この位に止まっています。
交信していただいた局には交信当日にQSLカードを書き上げるようにしておりますが、何分にも我々が帰国してから発送となりますので、申し訳ございませんが楽しみにお待ちください。
  残された期間、精一杯QRVするつもりでおりますので、聞こえておりましたら是非お呼び願います。

(第43次日本南極地域観測隊・氏家宏之)