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 転がる太陽

 前回のレポートで昭和基地にも太陽が射し始めたことをレポートしましたが、7/21には日照時間が約3時間となり、基地の中にも段々と活気が溢れてきました。写真はそんな太陽の軌跡を約30分間隔で撮影したもので、氷山の浮かぶ海氷上をまるでボールが転がるように見えるため「転がる太陽」と呼ばれています。これから毎日数分間ずつ日照時間が延び、11/23になると今度は逆に太陽が沈まない「白夜」の季節を迎えます。

転がる太陽

▲転がる太陽

 さて、お空のコンディションですが、太陽が顔を見せ始めてきたのと合わせるかのように、昨日は久し振りに一時間ほどオープンしました。幸い7/21は昭和基地も休日であったため、のんびりとQSOを楽しむことができました。
 44次隊ではほとんど電波を出してない14MHz電信での運用でしたが、一時間で100局弱の局から呼んでいただき感謝しております。SSBでも運用したかったのですが、残念ながらフェードアウトが早く次回のお楽しみとしておきます。
【7月21日昭和基地発】

(第44次南極地域観測隊 芝崎)

Tnx 国立極地研究所