■ 平成15年にサイレントキーとなられた方々を偲んで
|
平成15年を振り返りますと、アマチュア無線やJARLの発展に永年ご活躍された次の方々をはじめ多くのOMがサイレントキーになられました。ここに謹んで哀悼の意を表します。
(12月17日)
JP1BJR 大河内正陽氏(exJ2JJ)JARL名誉会員
戦前からとくにDXサーとして活躍され堀口文雄氏(J5CC)などとともに海外にも知られていました。戦後はJARL再結成に尽力され東工大の氏の研究室でたびたび準備会合が開かれるなどしました。JARLの理事長などを務められたりしておられましたがアマチュア無線の再開後は一時アマチュア無線から離れられていました。昭和40年代に再開局され、DXなどに活躍されていました。
JA3AU 塚村 泰夫氏(exJ3CW)JARL名誉会員
戦前から神戸でアマチュア無線局を開設され活躍、JARLの役員なども務められました。戦後も役員を長く務められとくに法人化後は副会長として活躍されました。関西の重鎮のお一人として、多くの後輩の方々に慕われていました。
JA1AG 黒川晃氏
アマチュア無線再開後直ぐにJA1AI稲葉氏、JA1AN原氏らとともに50MHzで電波を出し始めた数少ないお一人でした。昭和32-33年頃に海外交信が盛んになると短波帯のDX交信にも活躍され、著作も多くアマチュア無線の発展に努力されました。
JA1VX 香取 光世氏(exJ2OV)
戦前からJARLの役員を務められ、戦後も役員として活躍されました。戦前は氏のお宅にJARLの本部が置かれたこともあったようで、JARL50年史には、戦禍により「城東区亀戸の香取氏宅にあったJARL本部も焼失し、戦前の記録の大部分が失われた」との記述も見られます。
JA1AYC松本 正雄氏
神奈川県支部長を長らくつとめられたあと、連盟理事として活躍され、在任中の65歳という若さでお亡くなりになりました。生前は電通勤務のかたわら、内外でアマチュア無線活動に活発に活動されました。流暢な外国語で毎年ハムフェアでの名司会や外国VIPハムのお世話、また、JARL代表として長期にわたり国際会議への出席もしていただきました。アマチュア無線関係の著作も多く知識の普及に努められました。
JA1CJF 糸山嘉昭氏
トリオ(現在のケンウッド)に勤められ、アマチュア無線が盛んになり始めた初期の頃からメーカー製送信機・受信機など無線機器の開発に努力されました。アマチュア無線家としても熱心に活動され、知己も多く、JARLのクラブ対策、コンテスト、機関紙、周波数など各種委員会にも委員として積極的に参加され貢献されました。
JA1CMS阿部 克正氏
長くJARL神奈川県支部長として活躍、新人の育成などにも力を注がれました。また、ハムフェア発足当時からアイボールパーティーの司会なども務められ多くの方に親しまれました。
JA3AJ 小川 仁美氏
再開後早くから活躍され京都のOMとして親しまれ、JARLの評議員を務められました。
JA5AG 太田 等氏
香川県支部長や四国の監査長、また評議員などJARLの役職を多数歴任され、活躍されました。ベテランとして後輩の方々から慕われ、アマチュア無線の発展に長く貢献されました。
JA7HC 野口 光男氏
仙台市で東北電力に勤めておられ、法人化間もない頃からJARLの理事に就任され、8期16年の長きにわたり務められ、東北支部長、地方本部長としてアマチュア無線が急速に普及していく中で、東北地方のまとめ役として大活躍されました。
JA6VVS田中 好人氏
JARLの評議員を長く務められたほか、組織検討委員会の委員としても活躍。また桂林のアマチュア無線局の開設に協力するなど、中国との国際交流にも貢献されました。
JA8KQC久保 治夫氏
JARL網走県支部長を長く務められ活躍されました。
JA0ST中沢 剛司氏
JARLの評議員を務められたあと、JARL信越地方事務局の事務長としても長く活躍され、地元のアマチュア無線家の方々に慕われました。
|
■ ISSが特別運用、日本むけには11月29日(土)17:44 〜 30日(日)23:18
|
ARISSのスクールコンタクトをはじめ、ISS(国際宇宙ステーション)でのアマチュア無線交信の実現のために、NASA(米国航空宇宙局)との折衝をおこなうなど、その推進に大いに貢献したARISS・WGの元委員長、ロイ・ニール氏、K6DUEが8月15日に死去されました。
このほど、その追悼運用がISSでおこなわれることになり、日本向けには11月29日17:44から30日23:18まで、つぎのスケジュールで運用されますので参考にしてください。アップリンクは144.49MHz、ダウンリンクは145.80MHzです。
Nov 29
0844-0856 UTC North
1022-1032 UTC North
1158-1209 UTC North
1334-1345 UTC Central
1511-1519 UTC South
Nov 30
0741-0754 UTC North
0920-0930 UTC North
1056-1106 UTC North
1231-1243 UTC Central
1408-1418 UTC South
※ ARISS・WG=Amateur Radio on the International Space Station Working Group
(11月28日)
|
■電波法施行規則の一部改正案等に対する意見募集の結果 −高速電力線搬送通信設備に関する実験制度の導入−
|
総務省では、電力線搬送通信設備(2MHzから30MHzまでを使用)に関する実験制度の導入に向け、電波法施行規則等の一部改正案等について、平成15年8月29日から同年9月26日まで、意見募集をおこなってきましたが、その結果、のべ58件の意見が提出され、総務省の見解とあわせて11月7日公表されました。
なお、意見募集の対象のうち、無線設備規則の一部改正については、同年9月10日に電波監理審議会に諮問しているため、その答申後に、意見および答申を踏まえ、当該実験制度導入の準備を進めていくこととしています。
(11月08日)
|
■元理事・東北地方本部長 JA7HC野口光男氏が逝去
|
永年にわたりJARLの理事・東北地方本部長などを務められた、JA7HC野口光男氏が10月22日逝去されました。
氏は昭和35年から昭和53年の間に8期16年間理事を務められ、東北地方の支部長や地方本部長としても活躍、戦後再開後のわが国のアマチュア無線界および東北地方のアマチュア無線界の指導・育成に貢献されました。享年81歳。謹んでご冥福をお祈りいたします。
葬儀は、<通夜>10月23日(木)17時から セレモール仙台(仙台市青葉区郷6館22-1 電話022-226-2220)、<告別式>10月24日(金)13時から 龍宝寺(仙台市青葉区八幡4-8-32 ※大崎八幡神社の隣り 電話022-234-0005)。
(10月23日)
|
■小泉第二次改造内閣で、7M3URU 小野清子氏が国家公安委員長に就任
|
9月22日、小泉第二次改造内閣が発足しましたが、JARL会員であり、アマチュア無線に大きな理解をいただいている、7M3URU 小野清子氏(参院)が、国家公安委員会委員長 内閣府特命担当大臣(青少年育成及び少子化対策食品安全) に就任されました。
小野清子さんは、毎年、ハムフェアや年末の忘年会などで、多忙の中いつもご出席いただき、みづから「アマチュア無線の応援団です」と、会をなごませてくれます。
なお、総務大臣には、麻生太郎氏(衆院)が就任されました。
(9月24日)
|
8月11日付け官報で、電波法施行規則等の一部改正が周知されましたが、そのなかで即日施行された、アマチュア局の再免許申請期間についての改正はつぎのとおりです。
●無線局免許手続規則が一部改正され、アマチュア局の再免許の申請期間について、いままでは、免許の有効期間満了の1ヵ月前までに申請することになっていましたが、このたびの改正で、8月11日から、アマチュア局の再免許の申請期間については、「1年を超えない範囲で、1ヵ月以上前までに提出すること」と改正されました。
なお、今回改正された「電波の型式の新表示」に関連する件は平成16年1月13日施行の予定です。
(8月28日)
|
■「ふじ3号」のデジトーカを運用! 8月21日から9月10日までに延長!
|
太陽活動の影響によりアナログ系中継器の動作が停止した「ふじ3号」(FO-29)は、その後の運用管制により一過性の障害であることを確認しました。
衛星の電力収支も特に問題がありませんので、8月21日から26日まで(ご要望により9月10日まで期間延長しました)デジトーカ運用をおこないます。デジトーカは430MHz帯のハンディートランシーバと付属のアンテナでも簡単に受信することができますので、
ぜひ受信にチャレンジしてください。 デジトーカ受信の方法についての詳しい説明は、下の詳細ボタンをクリックしてください。
(8月21日)
|
JARL会員から支部・支部長にあてたメールの便宜をはかるため、また、各支部の催しものの申し込みや問い合わせなどをはじめ、コンテストのログの送付先などとして、支部の私書箱的な事務連絡用メールアドレスとして、支部名 @jarl.com のメール転送サービスの提供を8月1日から開始いたしました。
このサービスは、会員と支部とを結ぶパイプ役として、特に会員の方から支部へあてたメールの送付についての有効活用が期待されます。
ガイドライン、申し込み方法などの詳細は下の詳細ボタン、または
JARL.COM トップページ「新着情報」から。
(8月2日)
|
昭和基地のアマチュア局8J1RLから、夏休み特別運用のニュースが届きました。
日本国内の小中高生を優先して、8月16日と17日の両日、南極昭和基地から第44次南極地域観測隊が、「夏休み特別運用」をおこなうというものです。前回、子供の日の記念運用で交信できなかった、みなさんもチャレンジしてみてください。なお、PRにもご協力ください。
※電波伝搬状況などにより交信できない場合もありますので、あからじめご承知おきください。
●記念運用日時
8月16日(土)、17日(日) 18:00〜21:00(JST)
●使用周波数
21.205MHz±5kHz(ただし、電波伝搬の状況により24.960MHz±5kHzを使用する場合があります)
●電波型式 SSB
(8月2日)
|
■アマチュア局へのデジタル通信方式の導入等に関する意見募集の結果
|
総務省は、アマチュア局へのデジタル通信方式の導入等に関し、関係省令、関係告示および電波法関係審査基準の改正案について、平成15年4月25日から同年5月26日まで意見募集をおこないました。
その結果等を踏まえ、別紙(詳細のリンク先を参照)のとおり速やかに改正し、一定の周知期間等を設けた後施行する予定である旨、報道発表しました
(7月31日)
|
−WRC-03 速報− ■7MHz帯に100 kHz幅増加!!
|
世界各国の代表が出席して6月9日からスイス・ジュネーブで開催されていた世界無線通信会議 (WRC-03)には、JARLからも政府代表団の一員として参加しておりますが、7月3日、議案審議が終了し、アマチュア無線関係の結果について現地から情報が入りました。
主な情報は次のとおりです。
(1) 7MHz帯について
第1地域(ヨーロッパ・アフリカ)と第3地域(日本が属するアジア太平洋地域)の7MHz帯のアマチュア無線用周波数に新たに100 kHz幅の周波数が2009年3月29日から追加されるとのことです。(第1と第3地域は7,100kHz 〜7,200kHzを固定業務、移動業務にも分配)
なお、第2地域(南北アメリカ)は変更なし(7,000kHz 〜7,300kHz)とのことです。
(2) アマチュア業務およびアマチュア衛星業務の定義について
変更ありませんでした。
(3) モールス符号について
モールス符号の送受信要件は国際的な要求ではなくなり、それぞれの国の主管庁に委ねられることになりました。
(4) コールサインについて
サフィックスが最大4字にすることができるなど、大きな柔軟性が認められるようになるとのことです。
(7月4日、7日に詳細)
|
■超小型アマチュア衛星CubeSat 「サイ」と「キュート」が打ち上げ成功!
|
東大と東工大の学生が国際プロジェクト「キューブサット」の一環として製作した、アマチュア衛星 CubeSat XI (サイ=東京大学=写真左)と CubeSat CUTE (キュート=東京工業大学=写真右)の2衛星が、6月30日23時15分26秒(JST)ロシアのロケット ROCKOTで打ち上げられました。
一辺10センチ・重さ約1キロの箱型・超小型衛星を開発・製作した、東京大学と東京工業大学では、7月1日早朝に両衛星ともテレメトリーデータの受信成功を発表。JARLでも技研管制室で、CUTE は7月1日04:31〜04:44、 XI は同06:10〜06:26にかけてテレメトリデータを受信しました。
なお、両大学では今後も継続して両衛星の動作状態の確認と検証をおこなうとしています。両衛星の製作から打ち上げ、そのほかの詳細は【CubeSat XIのページ】 【CubeSat CUTEのページ】
(7月1日)
|
JA1AYC 松本正雄理事が6月27日早朝亡くなられましたので、お知らせいたします。
松本理事は、生前は電通勤務のかたわら、内外でアマチュア無線活動に活発に活動されました。流暢な外国語で毎年ハムフェアでの名司会や外国VIPハムのお世話をしていただいたり、JARL代表として長期にわたり国際会議への出席もしていただきました。
神奈川県支部長を長らくつとめられたあと、連盟理事として活躍されており、在任中の65歳という若さでお亡くなりになりました。重ねてご冥福をお祈りいたします。
通夜、葬儀は次のとおりおこなわれます。
通 夜 6月28日 土曜日 午後7時から午後8時
葬場祭 6月29日 日曜日 午前11時から12時
喪主は、松本京子様(奥様)
会 場 追浜 西庵(おっぱま さいあん)
横須賀市追浜本町1−14
電 話 046ー869ー0024
FAX 046−869−0124
(6月27日)
|
■通信総合研究所(CRL)施設 一般公開(入場無料)
|
■関東でJA1プリフィックスの3文字サフィックスのコールサインが再割り当て開始
|
1エリア(関東総合通信局管内)では、最近まで7N4プリフィックスのコールサインが発給されていましたが、6月20日、JA1プリフィックスの3文字サフィックスのコールサインの再割り当てが始まりました。
今後は、JA1、JE1、JF1、JG1、JH1・・の順に、空きコールサインによる発給となります。現在免許を切らしている方が、自身の旧コールサインでの再開局を希望・予定している方は、まず以前、自分に割り当てられていたコールサインが、現在再割り当て可能な状態(空きコールサインである)であることを確認して、再開局の申請をおこなっていただきます。詳しくはこちら「 旧コールサインの復活について 」
なお、JA6エリア(九州総合通信局管内)においても、JA6プリフィックスの3文字サフィックスのコールサインからの再割り当てがすでに実施されています。
(6月20日)
|
■JARL名誉会員JP1BJR 大河内正陽氏が逝去
|
戦前にアマチュア無線局(J1FP、J2JJ)を開局されDX交信などにも活躍、戦後は再結成されたJARLの理事長をつとめられ、わが国のアマチュア無線の再開などに努められた名誉会員のJP1BJR大河内正陽(まさはる)氏は、かねてから入院加療中のところ、6月1日逝去されました。87歳でした。謹んでご冥福をお祈りいたします。
通夜・葬儀告別式は次のとおりです。
喪主:大河内安子様(奥様)
通夜 6月3日(火)午後6時〜7時 桐ヶ谷斎場(東京都品川区西五反田5-32-20 電話03-3491-0213)
葬儀告別式 6月4日(水) 午前10時〜11時、場所は前記と同じ
「追悼の言葉」 大河内名誉会員は、戦後アマチュア無線再開時の最も苦しい時期にJARLの理事長になられ、アマチュア無線振興のためCQ誌の発刊に尽力され、昭和27年アマチュア無線再開に到るまで大変な努力をされました。そしてその後もアマチュア無線をこよなく愛し、発展に努力されました。その大河内OMを亡くし誠に残念のきわみです。謹んでご冥福をお祈りいたします。 (JARL会長 原 昌三)
(6月1日)
|
■超小型アマチュア衛星CubeSat 「サイ」と「キュート」に予備免許!
|
6月30日、ロシアのロケット ROCKOTで打ち上げが予定されているアマチュア衛星、CubeSat XI(サイ=東京大学)と CubeSat CUTE(キュート=東京工業大学)が、このたび総務省からアマチュア無線局の予備免許を受けました。
CubeSat XI のコールサインはJQ1YCW、また、CubeSat Cute のコールサインはJQ1YCYです。
衛星を開発・製作した、東京大学と東京工業大学では打ち上げに向けて、最終準備をおこなっています。関連サイト【CubeSat XIのページ】 【CubeSat CUTEのページ】
(5月8日)
|
JARLではレピータ局の重複アクセス解消のため、起動(トーン)信号などを変更して通信実験をおこなっています。これまで日本のレピータ局はすべて88.5Hzのトーンをレピータ局の起動信号として使用していましたが、重複アクセスが発生しているレピータ局のトーンを77Hzに変更して運用をおこなっています。
トーン周波数を77Hzに変更して運用をおこなっているレピータ局について、および詳細につきましては下の詳細ボタンをクリックしてください。
また、「重複アクセス」が発生しているレピータ局の起動用トーン周波数などの変更実験に参加を希望される管理団体は、重複アクセスがおこる管理団体と調整の上、 JARL事務局技術課気付 レピータ委員会 まで ご連絡をお願いいたします。
(5月7日)
|
JARLのアマチュア衛星ふじ2号については、この数年は太陽と衛星の間に地球が入り、ふじ2号に太陽光が当たらない日陰時に送信機が停止する現象が頻繁に発生しています。今年に入って3月ごろからは、日照時でも送信機が動作しないことが確認されています。ふじ2号は打上げからすでに13年が経過しており、太陽電池と蓄電池も経年変化による劣化が進んでいます。今後、アナログモードでの運用についても、正常な動作が困難になることが予測されます。
1990年2月7日に打ち上げられたFO-20(ふじ2号)は、世界中のアマチュア無線家の利用に供し、メールボックス機能を使って多くの衛星ファンを生み出すなど、幅広いアマチュア無線に親しまれていますが、そのふじ2号も打ち上げ後何回かの困難な状況を克服して現在に至っています。
2000年8月ごろからは、アナログ系の送信機が短時間停止する現象を確認していますが、これは停止する時間帯が日陰時や日陰明けであることから、衛星の蓄電池を保護するためのUVC(注)機能が動作しているためと考えられます。
(注)UVCとはUnder Voltage Controllerの略称で蓄電池の端子電圧が規定電圧値よりも低くなると送信機を一時停止する機能。
(JARL衛星管制室 5月6日)
|
3月26日〜28日に、PLC(電力線搬送通信)とその応用に関する国際シンポジュームが、京都全日空ホテルで開催されました。
JARLではこの会議に武藤電磁環境委員会委員(JH5ESM)を派遣し、昨年実施した電波産業会(ARIB)との合同実験および総務省研究会の実験結果についての講演をEMCセッションでおこないました。
そのときの発表論文は、下の詳細ボタンをクリック(pdfファイル712KB) してください。
(5月6日)
|
■8N3KANが歓喜の第一声!
関西アマチュア無線活性化月間特別局がスタート
|
5月1日午前10時から関西アマチュア無線活性化月間特別局「8N3KAN」が大阪府池田市で開局しました。
会場の池田市民文化会館には関係者ほか20名が集まり、長谷川良彦関西地方本部長(JA3HXJ)の第一声を待ちました。午前10時、第一声が発せられ、交信相手の8N3HAM/3(関ハム記念局)でも歓声がわき、お互いエールの交歓をおこないました。
写真は左が第一声の長谷川関西地方本部長。続いて交信を楽しむ女性ハムとその運用を温かく見守る、田中 透大阪府支部長(JR3QHQ)写真右。
運用は、6月30日まで。詳しくは関ハムHPでPRしています。また、8N3HAMと同様HPにてログサーチを始めています。(TNX:JR3QHQ)
(5月2日)
|
■アマチュア局へのデジタル通信方式の導入等に関する意見募集
|
総務省は、アマチュア局へのデジタル通信方式の導入等に関し、関係省令、関係告示及び電波法関係審査基準について、改正案を作成し、平成15年4月25日(金)から同年5月26日(月)まで意見募集をおこなうと報道発表しました。
改正の経緯等についてはつぎのとおり発表しています。
近年、無線通信は、情報通信技術の進展により、従来の音声を中心とした通信だけでなく、コンピュータと融合したデータ伝送やインターネットとの接続など、その利用形態がますます多様化・高度化してきております。
このような電波利用ニーズの進展に伴い、アマチュア無線においても、デジタル技術による音声及びデータ通信、レピーター局の高度利用、月面反射通信などのニーズが高まってきております。このような状況の中で、アマチュア局においてもデジタル通信技術に対応できるようにするとともに、運用上の規制の緩和を行うため、関係省令、関係告示及び電波法関係審査基準の改正を行うこととしたものです。
(4月25日)
|
■IARUに3つの団体が新しく加盟
グルジア、アルメニア、ベトナムの3団体
|
IARUによると、このほど次の3団体がIARUに加盟したこと伝えてきました。
□グルジアアマチュア無線協会(NARG) 2000年9月設立、会長Mamuka Kordzakhia,4L2M、事務局長David Devdariani,4L1DA 住所 Agamashenebeli Av.70,Tbilisi,Georgia Email:4L2M@rambler.ru
□アルメニア無線運動連盟(FRRA) 1999年1月設立、会長George Badalian,EK6GB 事務局長Vahe Terzyan,EK6VT 住所 87 Arshakuniats ave,Yerevan 375005,America Email:ek6gb@mfa.am
□ベトナムアマチュア・ラジオクラブ(VARC) 2002年設立、会長Nguyen Bac Ai,XV2A/3W6AR 事務局長Tran Ngoc Hung,3W2SG 住所 49 Ben Chuong Duong Str,District I .Ho Chi Minh City,Vietnam.
(4月16日)
|
■サイト「電波博物館」がオープン
電波適正利用推進員協議会を支援
|
電波適正利用推進員協議会の支援HP内に、このほど「電波博物館」というサイトが完成・公開されました。
この電波博物館では、電気通信サービスを提供する電波利用、行政を効果的に実施する電波利用、生活に関連する情報、企業・個人の電波利用の4つの分野にわけて、それぞれ歴史、使用のシステムを説明しています。
(4月16日)
|
■今度は埼玉県でARISSスクールコンタクト!
3月26日、入間市の東金子中で
|
3月26日、埼玉県入間市立東金子中学校の17名の生徒が、ARISSスクールコンタクトで国際宇宙ステーションと交信しました。
この日のスクールコンタクトのために臨時に開設された社団局は8N1ISS。17名の生徒が20問の質問を用意して18:45:53 から交信に臨みました。
今回コントロール・オペレーターをつとめた7M2MJM 江成さんは、一昨年の入間市児童センター(JK1ZAM)の交信でメインオペレターをつとめた江成(7M3SRN)君のお父さん。
かたや国際宇宙ステーション NA1SSのオペレーターとしてマイクを握ってくれたのは、先日(2月18日)の平野小学校のときと同じ、ISS Science Officer の Don Pettit(KD5MDT)さんでした。
今回の8N1ISSとの交信では、20問すべてに回答してもらい、質問が終わっても約1分残るという余裕の交信でした。過去4回のスクールコンタクトの中で、NA1SSとファイナルの交換までしたのは今回が初めて。
これまで、関東で2回、関西で2回実施されたスクールコンタクト。今後も全国各地の学校や教育施設などでどんどん実施されて欲しいものです。 (Tnx:ARISS運用委員 7M3TJZ 安田さん)
(3月27日)
|
■総務省がインターネットによる無線局免許情報の公表を近く開始
|
総務省は、無線局の免許に係る情報の提供について平成13年度から検討をおこなってきましたが、このたび電波法および電波法施行規則の改正手続きを終え、平成15年3月17日(月)午前10時からインターネットによる無線局免許情報の公表を開始するとしました。
これは、近年における電波のひっ迫状況の深刻化などに対処するため、無線局免許情報の提供制度を拡充する措置の一環として実施されるもので、民間における電波利用の一層の円滑化を図ることとしたものです。
公表されるホームページと検索方法などはつぎのとおりです。
検索方法
電波利用ホームページの「無線局情報検索」を選択し、「無線局免許情報検索」で可能となります。
提供内容等
無線局免許情報の提供内容等については、別紙(PDF)のとおりです。
(3月14日)
|
■ARISSスクールコンタクトに成功!
2月18日、神戸市西区の神戸市立平野小学校で
|
2001年の入間市、そして2002年8月の大阪府池田市に続き、一つの学校では最初のARISSスクールコンタクトが2月18日、神戸市西区の神戸市立平野小学校(三木博志校長)で実施され、成功しました。
2月18日16時59分、ISS(国際宇宙ステーション)のクルー、Don Pettit(KD5MDT)からの応答が聞こえてきました。それに応える子供たち。。。「交信相手のDonからの応答が確認されたとき、一番喜んだのは質問する子どもたちではなく自分自身だった」と語る田中兵庫県支部長(JG3QZN)。
なお、この8N3HESは平成15年4月2日までの有効期間を限定した、ARISSのための社団局で、JARLの特別局や特別記念局とは異なります。(tnx:JA3FKM)
(2月21日)
|
■グアムの短波放送でアマチュア無線特集
JA1DM 海老沢氏が出演して2月23日06:00〜
|
グアムの短波放送局「アドベンチスト・ワールドラジオ(AWR)」日本語放送で、2月23日の朝と夜、アマチュア無線特集が放送されます。番組は毎月第4日曜日放送の「川越勝(かわごえ・まさる)のちょっと一言」で、パーソナリティーの川越さん自身もアマチュア無線家です。
このアマチュア無線特集には、JARLの元専務理事JA1DM 海老沢政良さんが出演し、海老沢さんの長いアマチュア無線活動の中のエピソードを含め、アマチュア無線をこれから始める方や興味ある方に向けて、その楽しみとJARLの紹介がされています。
[AWR 日本語放送の放送時間・周波数]
06:00〜06:30 11980kHz, 11960kHz
22:00〜22:30 11980kHZ, 11755kHz (再放送)
(2月18日)
|
■平成15年度 第1級〜第4級アマチュア無線技士 国家試験案内
|
(財)日本無線協会では、このほど平成15年度 第1級から第4級アマチュア無線技士の国家試験案内を発表しました。
第1・2級アマ国試申請書の受付期間は、4月期が2月1日(土)から20日(木)まで、8月期が6月1日(日)から20日(金)、12月期が10月1日(水)から10月20日(月)まで。
4月期の1アマ試験日は4月6日(日)点字の試験を含む。2アマは4月13日(日)点字の試験を含む。試験科目は、ともに無線工学(09:30〜)、電気通信術(13:00〜)、法規(13:30〜)。
なお、第3・4級アマの試験については各地の試験地で随時おこなわれます。詳しくは下の詳細ボタンをクリックしてください。
(2月17日)
|
■特別記念局「8J1APG」が東京で運用開始、25日まで
|
WRC−03(世界無線通信会議)の議題などについて、APT(Asia Pacific Telecommunity)としての意見のとりまとめや共同提案などを検討することを目的とした会議である「第5回ART−WRC準備会合」の開催を記念・支援して、JARL東京都支部(JA1DXU本間支部長)では、特別記念局8J1APGを2月15日〜25日、東京・巣鴨のJARL事務局1階で運用します。
写真は2月15日、144MHz帯SSBで初運用するJA1AN原会長(左)と東京都支部長JA1DXU本間祐弘氏(右)。なお、運用は期間中の 10:00〜17:00 おこなわれます。
(2月15日)
|
■電波法関係審査基準の一部改正に対する意見の再募集の結果
|
総務省は、電波法関係審査基準の一部改正案(アマチュア局の52MHz 500Wを超え1kW以下の空中線電力を指定するものに関する件)について、意見募集を行っていましたが、2月7日付の報道資料で、電波法関係審査基準を速やかに改正・施行するとしました。
(2月7日)
|
■JARL創立75周年特別記念局 8N1OGA
国内25000局、海外37000局と交信して閉局
|
JARL創立75周年記念運用「小笠原・父島ペディション」の特別記念局8N1OGAは、2002年9月15日から東京都・小笠原村扇浦交流センターで運用を開始いらい、企画チームの派遣されない時期には運用者を公募するなど、長期にわたる運用をおこなってきましたが、1月28日に最終運用を終え、企画チーム代表JA1ELY草野利一氏からつぎのように終了のレポートが寄せられました。
JARL創立75周年記念による小笠原運用局8N1OGAは、1月26日午後から最終運用がおこなわれ、1月28日午前7時40分、7MHz SSBでJA6KCB浦田さんとの交信を最後に4カ月におよぶ運用を終了しました。
運用終了後、JD1AMA、JD1BIA、JA1ELYの3名により閉局作業がおこなわれました。8N1OGAの総交信局数は、160m〜6mのオールバンドで62000に達し、うちJAは25000、海外は37000でした。
QSLカードはダイレクト請求分を処理したあと、ビューロー分の発送作業にかかります。遅くとも3月末までには島根ビューローにすべてのQSLを送付する予定です。
小笠原村、JARL事務局、そして多くの会員の皆様のご支援に感謝申し上げます。
写真は、最終運用後一部のリグが残る運用デスク前でのツーショット。現地サポーターのJD1AMA 宮崎氏(左)とJD1BIA 田久保氏(右)。お2人には運用者全員がたいへんお世話になりました。
(1月31日)
|
■ 1エリアでコールサインの再割り当てが間もなくはじまります
|
1エリア(関東総合通信局管内)では、現在、7N4プリフィックスのコールサインが発給されていますが、まもなくそのプリフィックスの発給を終了いたします。終了後はJA1プリフィックスの3文字サフィックスのコールサインから、JE1、JF1、JG1、JH1・・の順に再割り当てがはじまります。このため、現在免許切れ状態になっているコールサインは、新しく開局する方に順次指定されていきます。
現在免許を切らしている方で、旧コールサインによる再開局を予定している方は、早急に免許申請の手続きをおこなうことをおすすめします。またみなさんのお知り合いの方で、現在免許を切らしている方にも、ぜひ教えてあげてください。
なお、6エリア(九州総合通信局管内)においては、すでにJA6プリフィックスの3文字サフィックスのコールサインの再割り当てが実施されています。 (関連情報 旧コールサインの復活について)
(1月30日)
|
■ 阿部克正 元神奈川県支部長(JA1CMS)逝去
|
元神奈川県支部長 阿部克正氏(JA1CMS)が1月12日(日)肺炎のため逝去されました。享年79歳。謹んでご冥福をお祈りいたします。
お通夜は1月14日(火)18:00より、告別式は1月15日(水)12:30より、いずれも神奈川県厚木市恩名122「白雲閣」(TEL 046-222-0012)でおこなわれます。喪主は阿部洋(ひろし)氏(ご長男)。
(1月12日)
|
■ 10.1GHz帯でOFDM(直交周波数分割多重)変調方式が初免許
|
ODFM(直交周波数分割多重)変調方式は、1970年代にデジタルTVの送受信方式として開発され、電波反射による多重経路の影響を軽減できる変調方式として、5GHz帯の54Mbps無線LANシステムなどに活用されています。
この変調方式のアマチュア無線への有効性の実験のために免許を申請していた7L1RLL、7K4OGWの2局に対して、10.125MHz帯でのOFDM(形式記号:18M0F9) 変調方式による免許が昨年12月24日に交付されました。
アマチュア無線へのOFDM変調方式の免許は日本初、両局の無線設備は5GHz帯の54Mbps無線LAN機材をもとに、局部発信周波数4900MHzを混合して、10.1GHzのアマチュア無線帯全電波型式帯でOFDM変調方式による18MHz以下の帯域の電波を発射するというものです。
詳細は下のボタンをクリックしてください。なお、マイクロ波関連については、マイクロ波委員会のHPをご覧ください。
(1月8日)
|
※WRC-03 関連ニュースなど、2002年暮れのニュースは、下の「2002年のNEWS」をクリックしてご覧ください。
| 2002年のNEWS |
|