■東海総合通信局の規正局とJARLアマチュアガイダンス局の合同運用を静岡県田方郡の十国峠レストハウス駐車場で実施(関東地方以外で初の実施)
東海地方本部監査指導委員会では、東海総合通信局との相互協力のもと、東海総合通信局の規正局とJARLアマチュアガイダンス局による合同運用を平成22年11月18日に静岡県田方郡の十国峠レストハウス駐車場で実施しました。総合通信局の規正局とJARLガイダンス局の合同運用は、これまで、関東地方で4回の実施例がありますが、関東地方以外での実施は初のケースとなります。
十国峠頂上(日金山、標高770m)は東には相模湾、房総半島、南に伊豆半島・伊豆七島、西に富士・駿河湾を一望できる抜群のロケーションです。ちなみに十国峠の名前の由来は、「伊豆・駿河・遠江・甲斐・信濃・武蔵・上総・下総・安房・相模の十カ国が見渡せるから」とのことです。
運用地の十国峠レストハウス駐車場は、この十国峠(日金山)の西側のふもとで標高約680m。南西方面の伊豆・駿河湾方面に開けたロケーションです。
当日はJARLのガイダンス局の運用をおこなう、静岡県支部の監査指導委員会メンバーのほか、木村時政東海地方本部長(JA2HDE)、宇野 孝東海地方本部監査長(JA2ANM)らが現地を訪れ、東海総合通信局の規正局担当官との打ち合わせの後、10:00ごろから運用を開始しました。
運用は静岡県支部監査指導委員会が運用違反等を発見した場合、東海総合通信局とJARLの両者で周波数等を確認し、まずJARLのガイダンス局が注意を喚起するメッセージを送出し、状況を見て、運用違反が続くようであれば、東海総合通信局の電波規正局から違反の局が運用を停止するまで正しい運用を指導するメッセージを繰り返し送出するという、関東地方で実施した方法と同様の形式でおこなわれました。
東海総合通信局の担当者と静岡県支部のガイダンス局担当者とのスムーズな連携によりおこなわれ、あいにくの雨に見舞われた運用終了の14:00ごろまで違反運用をおこなっていた局に対して、注意喚起・正しい運用に関する指導をおこなうことができました。
東海総合通信局の担当官の方によれば、今後もより一層、所管の各支部の監査指導委員会の方々との協力を深めて、運用違反者等に対する注意喚起に積極的に取り組んでいきたいとのことです。
各地方においても、このような連携協力の輪が大きく広がって欲しいものです。
(11月19日)
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