November 2010 NEWS TOPICS INFORMATION


アルインコ(株)の144/430MHz帯2バンドFMトランシーバーDR-620D(DV)/DR-620H(HV)の不具合について

 アマチュア無線機器の大手メーカーの1社であるアルインコ(株)から重要なお知らせが届きましたのでお知らせします。

 同社電子事業部が製造販売している144/430MHz帯2バンドFMトランシーバーDR-620D(DV)/DR-620H(HV)の一部のロットで、MIDパワー/10Wに設定して運用すると送信回路に異常発振が起きてスプリアスが発生し、他の重要な無線通信業務に混信を与える可能性があります。
 現在DR-620を使用されている方は、MIDパワー(10W)出力での運用をすぐに停止して、本件に関する同社の社告をご参照のうえお問い合せください。

 ハイパワーまたはローパワー設定では点検を受ける前でも引き続き運用ができます。

(11月29日)

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総務省が、アマチュア無線技士国家試験に係る試験科目(電気通信術(モールス電信))の見直し案に対する意見を募集

 総務省は、平成17年に第三級アマチュア無線技士の電気通信術(モールス電信)の試験科目を廃止して以降、アマチュア無線技士国家試験における電気通信術の試験方法のあり方について検討を続けてきましたが、このほど第一級及び第二級アマチュア無線技士国家試験に係る試験科目(電気通信術(モールス電信))の見直し案を公表し、平成22年11月22日から12月22日までの間、意見を募集しています。

 今回の改正案は、「第一級および第二級アマチュア無線技士の国家試験から、電気通信術(モールス符号の音響受信)の試験を廃止し、現行の第三級アマチュア無線技士の国家試験と同様、法規の試験においてモールス符号の理解度を筆記において確認する」とするものです。

(11月22日)

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東海総合通信局の規正局とJARLアマチュアガイダンス局の合同運用を静岡県田方郡の十国峠レストハウス駐車場で実施(関東地方以外で初の実施)

 東海地方本部監査指導委員会では、東海総合通信局との相互協力のもと、東海総合通信局の規正局とJARLアマチュアガイダンス局による合同運用を平成22年11月18日に静岡県田方郡の十国峠レストハウス駐車場で実施しました。総合通信局の規正局とJARLガイダンス局の合同運用は、これまで、関東地方で4回の実施例がありますが、関東地方以外での実施は初のケースとなります。

 十国峠頂上(日金山、標高770m)は東には相模湾、房総半島、南に伊豆半島・伊豆七島、西に富士・駿河湾を一望できる抜群のロケーションです。ちなみに十国峠の名前の由来は、「伊豆・駿河・遠江・甲斐・信濃・武蔵・上総・下総・安房・相模の十カ国が見渡せるから」とのことです。
 運用地の十国峠レストハウス駐車場は、この十国峠(日金山)の西側のふもとで標高約680m。南西方面の伊豆・駿河湾方面に開けたロケーションです。

 当日はJARLのガイダンス局の運用をおこなう、静岡県支部の監査指導委員会メンバーのほか、木村時政東海地方本部長(JA2HDE)、宇野 孝東海地方本部監査長(JA2ANM)らが現地を訪れ、東海総合通信局の規正局担当官との打ち合わせの後、10:00ごろから運用を開始しました。

 運用は静岡県支部監査指導委員会が運用違反等を発見した場合、東海総合通信局とJARLの両者で周波数等を確認し、まずJARLのガイダンス局が注意を喚起するメッセージを送出し、状況を見て、運用違反が続くようであれば、東海総合通信局の電波規正局から違反の局が運用を停止するまで正しい運用を指導するメッセージを繰り返し送出するという、関東地方で実施した方法と同様の形式でおこなわれました。

 東海総合通信局の担当者と静岡県支部のガイダンス局担当者とのスムーズな連携によりおこなわれ、あいにくの雨に見舞われた運用終了の14:00ごろまで違反運用をおこなっていた局に対して、注意喚起・正しい運用に関する指導をおこなうことができました。

 東海総合通信局の担当官の方によれば、今後もより一層、所管の各支部の監査指導委員会の方々との協力を深めて、運用違反者等に対する注意喚起に積極的に取り組んでいきたいとのことです。

 各地方においても、このような連携協力の輪が大きく広がって欲しいものです。

(11月19日)

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アマチュア衛星「ふじ3号」の現状について(中継器ONに成功)

 電力収支の確認のため、10月14日にアナログ送信機(JTA)をOFFにして以来、管制局からのアナログ送信機ONのコマンドが実行できない状況が続いていた、「ふじ3号」ですが、すでに約3年に渡る食の期間がスタートしている11月16日07:43のパス(オービット#70368)における、コマンドの送信で、中継器の起動に成功しました。
 07:50にCWテレメトリーを確認する事ができたことから、送信機がONになった正確な時刻は、07:46〜49と思われます。その後、19:30(UTC)のパスでも、元気なCWテレメトリーが受信され、11月19日現在も動作が確認されています。

 既報のとおり、過去の「ふじ3号」管制時においても、一時的にコマンドが通らない現象が発生したことがありますが、この際、衛星の内部温度が一定以上に上昇するとコマンドが通りにくくなる現象が発生することが確認されていることから、今回の障害は同様な原因によるものと推測されますが、食の期間を迎えて衛星の内部温度が、ある程度下がった状態になりコマンドを受けるようになったものと思われます。

 「ふじ3号」の当面の運用予定ですが、アナログモード(JAモード)の連続運用とし、バッテリー電圧の低下などの要因等で中継器がOFFになった場合、一定の充電期間をおいて管制局から適時中継器ONのコマンドをいたします。

 中継器がONになっているときの、中継器の使用は制限しませんが適正な電力でのアップリンクをお願いいたします。

 なお今後数カ月の間に、「ふじ3号」への日照時間は急激に変化し、食の時間が急激に増加していきます。
 アマチュア衛星通信愛好者の皆様には電力収支確認のため、受信テレメトリーの提供にご協力をお願いいたします。

 電力収支が悪化した際には、連続運用を中止し、一定の運用スケジュールによる計画運用に切り替える場合もありますのであらかじめご了承ください。

 なお、今後の運用計画等については、「FO-29管制局からのお知らせ」のページで逐次ご案内いたします。

▽受信テレメトリーデータの送付先
lab(アットマーク)jarl.or.jp
※上記E-mailアドレスは、スパムメール防止のため「@」を(アットマーク) と記載しています。

▽「FO-29管制局からのお知らせ」
http://blog.goo.ne.jp/fo-29/

(11月19日)

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九州総合通信局が移転(平成23年1月11日から新庁舎で業務開始)

 九州総合通信局(現在の所在地:熊本市二の丸1-4)は、平成20年7月から九州地方整備局において建設中だった、熊本地方合同庁舎A棟(熊本市春日2-10-1)10〜12階に移転し、平成23年1月11日より同庁舎における業務を開始すると発表しています。

 平成23年1月11日以降に、免許申請書の送付等をされる方は、ご注意ください。

 なお、熊本地方合同庁舎には九州総合通信局のほか、九州財務局、熊本労働局、九州農政局、熊本地方気象台、熊本営繕事務所の各官署が入居となる予定です。

【移転先】熊本市春日2-10-1 熊本地方合同庁舎(A棟)10〜12階

(11月12日)

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総務省が非常時におけるアマチュア局の運用規制の緩和に関する
 告示改正案に係る意見を募集

 総務省は、非常時における社団であるアマチュア局のより円滑な運用が可能となるよう、関係告示の一部を改正する告示案について、平成22年11月10日から平成22年12月10日までの間、意見を募集しています。

 総務省は今回の改正案の背景について「現在、非常時において、アマチュア局の無線設備を操作することができる資格を有する者が、他の免許人のアマチュア局を運用する場合は、当該免許人の立ち会いを必要としています。 本件は、社団であるアマチュア局に限り、非常時においては、一定要件の下でその立ち会いを要さないこととするために関係告示の一部を改正するもの」としています。

 意見募集の詳細は、総務省の報道発表をご参照ください。

(11月12日)

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東海総合通信局の規正局とJARLアマチュアガイダンス局の合同運用を実施(関東地方以外で初の実施)

 東海地方本部監査指導委員会では、東海総合通信局との相互協力のもと、東海総合通信局の規正局とJARLアマチュアガイダンス局による合同運用を次のとおり実施します。

  • 日 時  平成22年11月18日(木)10:00ごろ〜夕方まで
  • 場 所  十国峠レストハウス駐車場(静岡県田方郡)
  • 運用局  東海総合通信局の規正局とJARL東海地方本部アマチュアガイダンス局(運用担当:JARL静岡県監査指導委員会)
  • 周波数帯 144MHz帯および430MHz帯アマチュア無線周波数帯
  • 目 的  アマチュア無線周波数、中でもV/UHF帯アマチュア無線使用周波数の環境改善のため、同周波数帯におけるアマチュア無線局への遵法運用喚起並びに不法無線局への運用指導、不法運用抑制を目的とします。

 なお、総合通信局の規正局とJARLガイダンス局の合同運用は、これまで下記のように、関東地方で4回の実施例がありますが、関東地方以外での実施は初のケースとなります。

【参考】これまでの総合通信局の規正局とJARLアマチュアガイダンス局の合同運用
  1. 平成20年6月5日:神奈川県横浜市鶴見区
    関東総合通信局とJARL(神奈川県支部監査指導委員会)
  2. 平成20年11月20日:東京都江東区
    関東総合通信局とJARL(東京都支部監査指導委員会)
  3. 平成21年6月2日:千葉県船橋市
    関東総合通信局とJARL(千葉県支部監査指導委員会)
  4. 平成22年3月29日:埼玉県さいたま市桜区
    関東総合通信局とJARL(埼玉県支部監査指導委員会)

 また今後も各地でこのような合同運用が企画・実施されることが大いに期待 されます。

(11月01日)


   
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