October 2016 NEWS TOPICS INFORMATION


平成27年国勢調査確報値はナント!人口「50,004人」
 平成30年10月1日の単独市制を目指す福岡県筑紫郡那珂川町

 平成28年10月26日、平成27年国勢調査の確報値が発表されました。
 既報の通り、平成28年2月26日に発表された人口速報値で人口50,029人と、ぎりぎりで50,000人超えをクリアしていた福岡県筑紫郡那珂川町は、
『10月に総務省から発表される確報値における50,000人の達成は100%断言できるものではありませんが、本町のこれまでの国勢調査や県内市町村の実績から、確報値における人口50,000人の達成は確実なものと判断しました』
として、平成28年4月1日から市制準備室を設置し、単独市制を目指して「市制に関する住民アンケート」などを実施して市制施行のための準備を開始しましたが、確報値における人口50,000人のクリアは、このときはまだ確約されたものではなかったのです。

 那珂川町における市制施行時の市の名称に関しては、同町が設置した「市制施行名称検討委員会」による必要な検討、住民アンケートなどの調査および協議の結果等から、「“那珂川市”が適当である」とする答申が武末茂喜那珂川町長に対してなされている模様で、今後開催される那珂川町議会においても協議のうえ最終決定となる模様です。

 そして、このほど発表になった確報値における那珂川町の人口はナント!「50,004人」という結果で、人口50,000人の壁をまさに綱渡りで乗り越えた、かなりドラマチックな結果となりました。

 那珂川町は10月26日付けでホームページ上に『この結果をもって平成27年国勢調査人口が確定し、市制要件の一つである「人口50,000人以上」を達成いたしました。今後は、平成30年10月1日の市制施行を目指し、さらに取り組みを進めます』と発表しています。

 なお、那珂川町が市制を施行した場合、現在一郡一町である「筑紫郡」は消滅郡となります。

▽総務省の報道発表
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01toukei03_01000053.html
▽福岡県筑紫郡那珂川町のホームページ
http://www.town.fukuoka-nakagawa.lg.jp/


(10月26日)

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石川県監査指導員会の「能登半島に隣接する地区の海上運用と思われる不法・違法運用局向けガイダンス局運用」の試行結果

 JARL石川県監査指導委員会は、10月19日、石川県珠洲市で北陸地方本部監査長、福井県監査指導委員会の協力を得てガイダンス局の運用を試行しました。

 能登半島に隣接する地区の海上運用と思われる無線局を主眼に置いたものですが、当日はこの地区からの運用は確認できませんでした。

 しかし、遠方の海上運用と思われる漁業関係の交信が受信され、ガイダンス局による注意喚起を延べ5回おこない、 モービル運用と思われる局にバンドプランを守るよう注意喚起をおこないました。

レポート:JA9CZJ松盛裕吉さん(石川県監査指導委員)


(10月25日)




中国総合通信局が「Let's Try! 電子申請 in Hiroshima」を開催

 総務省 中国総合通信局は平成29年1月29日(日)、広島県広島市で、アマチュア無線を対象とした「Let's Try! 電子申請 in Hiroshima」の開催を予定しています。

 中国総合通信局管内でのこのイベントの実施は、平成27年3月22日、平成28年1月16日に続いて3回目となります。

【開催の概要】

  • 日時:平成29年1月29日(日)13:30〜16:00
  • 場所:JMSアステールプラザ4階中会議室(広島市中区加古町4-17)

▽中国総合通信局の発表(PDF型式)
http://www.soumu.go.jp/main_content/000444546.pdf
▽中国総合通信局のWebサイト
http://www.soumu.go.jp/soutsu/chugoku/

(10月21日)

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【マメ知識】こんな人もアマチュア無線家

 海外ニュースなどでも、大きく取り上げられましたが、タイ王国のプーミポン・アドゥンラヤデート(プミポン)国王(ラーマ9世、写真はRASTの公式サイトより)が、2016年10月13日に享年88歳で死去されました。多くの国民に愛されたプミポン国王の死を悲しむ国民の姿は長期に渡り見られている模様です。
 タイ王国のアマチュア無線連盟であるRASTも、プミポン国王追悼記事を連盟の公式サイトに掲載し国王の死を悼みましたが、実はプミポン国王はHS1Aのコールサインを持つアマチュア無線家でRASTの役員を務めた、タイ王国のアマチュア無線界にとって、とてもとても大切な存在でもあったのです。
 海外の偉大なアマチュア無線家の方として、プミポン国王のご冥福を心よりお祈りしましょう。

★アマチュア無線家の国王

 たいへん、熱心なアマチュア無線家だった国王としては、中東の国「ヨルダン・ハシェミット王国」の、フセイン1世・ビン・タラール(フセイン)国王(故人)が有名です。サフィックスのない「JY1」のコールサインのフセイン国王は、ヨルダン国内、国外などからも、機会があるたびにアクティブに運用されたそうで、日本のアマチュア無線家の中にも、JY1フセイン国王との交信に成功された方が少ないながらもいらっしゃるようです。

 その他に、アマチュア無線家である往年の国王には、モロッコ王国のハッサン2世国王(CN8MH、故人)、スペインのファン・カルロス国王(EA0JC、2014年に譲位)などが見られるようです。

 また国王ではありませんが、日本の歴代の内閣総理大臣の一人である、小渕恵三元首相(故人)も、JI1KITのコールサインを持つアマチュア無線家で、国会に関係者のアマチュア無線クラブを設立するなどたいへん熱心に活動されていたようです。

(10月17日)

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総務省が平成5年郵政省告示第326号の一部を改正する告示案に係る意見募集【アマチュア無線技士に係る相互承認対象国の拡大に関する制度整備】

 総務省は、平成5年郵政省告示第326号の一部を改正する告示案に関する意見の募集を平成28年10月13日〜11月11日までの間おこなっています。

 今回の意見募集は、平成5年郵政省告示第326号(外国において電波法第40条第1項第5号に掲げる資格に相当する資格、各資格によりおこなうことができる無線設備の操作の範囲や、各資格によりアマチュア局の無線設備の操作をおこなう場合の条件などの告示です)の一部の改正する告示案で、CEPT(欧州郵便電気通信主管庁会議)勧告T/R61-02付録第2号別表第1号に規定される国の資格を、日本の第一級アマチュア無線技士相当の資格として相互に認証するという告示案となります。

●CEPT(欧州郵便電気通信主管庁会議)勧告T/R61-02付録第2号別表第1号に規定される国
アルバニア、オーストリア、ベルギー、ベラルーシ、ブルガリア、クロアチア、キプロス、チェコ共和国、デンマーク、フェロー諸島、グリーンランド、エストニア、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、アイスランド、アイルランド、イタリア、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルク、マケドニア旧ユーゴスラビア共和国、マルタ、モルドバ、モナコ、モンテネグロ、オランダ、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、ルーマニア、ロシア連邦、セルビア、スロバキア共和国、スロベニア、スペイン、スウェーデン、スイス、トルコ、イギリス

▽総務省の報道発表
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban09_02000200.html
▽欧州郵便電気通信主管庁会議(CEPT)
http://www.cept.org/
▽CEPT(欧州郵便電気通信主管庁会議)勧告T/R61-02
http://www.erodocdb.dk/Docs/doc98/official/pdf/TR6102.PDF
▽海外でアマチュア無線を楽しもう(JARL Web)
http://www.jarl.org/Japanese/8_World/8-1_overseas/8-1_Overseas.htm

(10月14日)

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山梨学院中学校科学部の生徒たちがARISSスクールコンタクトで大西宇宙飛行士と交信に成功


▲交信開始前の開会式の模様

▲交信が成立した場面、左側がコントロールオペレーターのJR1ETY竹田さん

 10月1日、山梨学院中学校(山梨県甲府市)科学部の生徒たちが、ARISSスクールコンタクトで、大西卓哉宇宙飛行士との交信に成功しました。山梨学院中学校科学部のスクールコンタクトは、国内89例目で、大西宇宙飛行士と日本の学校との2度目の交信にあたります。
 山梨県内でのARISSスクールコンタクトの実施は今回が初めてとなり、同校の生徒たちが主体となりJARL山梨県支部メンバーの協力で実施に至ったものです。
 また写真をご覧になってもおわかりかと思いますが、今回のスクールコンタクトの会場は屋外です。屋外を交信会場としたスクールコンタクトの実施ケースは比較的珍しく、 昭島市立つつじが丘南小学校(同校校庭)、 和歌山大学宇宙教育研究所(和歌山大学電波観測通信施設)、 NHK『マサカメTV』(NHK放送センター屋上)、 日本ボーイスカウトアマチュア無線クラブ(第23回世界スカウトジャンボリー会場) の4例に続く5例目となります。
 サポートに当たったスタッフのおひとりである、JARL山梨県支部運営委員のJR1ETY竹田 泉さんから、今回のスクールコンタクトに関する詳細なレポートをお送りいただきましたのでご紹介します。

★          ★

 今回のスクールコンタクト実現の発端は、同校に在籍の中学1年生(当時)の生徒の一人から「アマチュア無線に関心を持って調べていたら、ARISSスクールコンタクトを知りぜひやってみたい」と考えたのがスタートです。昨年5月にその彼からJARL山梨県支部宛に「ARISSスクールコンタクトを実施したいので、立ち会う無線従事者の紹介をして欲しい」と協力を依頼する一通のメールが送られてきたのです。
 この件は昨年6月の支部役員会議で藤森千冬支部長(JA1UXC)から紹介され、詳細ヒアリングのため同校を訪問しました。その結果、生徒さんの意欲も高く学校側の熱意もあり、山梨県支部として協力する方針とし、その後の支部ハムの集いで提案し、支部会員の皆さんからも賛同をいただき決定しました。

 まずは申請書類を提出することがスタートとなりますが、英文の申請書類も作成もほとんどを生徒さんが主となり書き上げ、山梨県支部で記入した箇所は一部の技術的な項目のみでした。そして、昨年10月に書類を提出し審査結果を待つことになりました。

 朗報がもたらされたのは今年の4月です。ARISSスクールコンタクトのスケジュールが、9月26日から10月2日の週で可能との連絡を受け、会場の選定、役割分担など具体的準備作業に着手しました。

 9月に入り臨時に開設する社団局(8J1YGJH)の申請、事前リハーサルとして会場にアンテナを設置し低軌道衛星の受信をおこないその日に備えました。
 9月20日にはスケジュールが10月1日実施と決定し、翌21日には無線局免許が交付され、本番を迎えることができました。


▲生徒さんが質問する場面、左側から藤森支部長(JA1UXC)、生徒さん、竹田さん(JR1ETY)

▲交信終了後の校長先生のごあいさつ

 なお、このとき免許取得者は科学部員1名でしたが、今回のARISSスクールコンタクトを契機として、アマチュア無線の免許を取得したいという生徒さんがいるとのお話も聞きアマチュア無線や、それを通じて科学に触れることの楽しさを知ってもらえる機会となったと思います。
 そして何よりも今回、生徒さんや学校関係者の皆様と一緒に達成感と感動を共有できたことがJARL山梨県支部にとっても大きな成果となりました。

 文末となりますが、今回のARISSスクールコンタクトの実施に際し、ご支援をいただいた、総務省関東総合通信局、ARISS運用委員の安田 聖さん(7M3TJZ)、そしてJARL山梨県支部メンバーの皆さんに感謝とお礼を申し上げ今回の報告といたします。

レポート:JARL山梨県支部運営委員JR1ETY竹田 泉さん、写真提供:山梨学院中学校

(10月14日)




The ARRL DXCC LIST September 2016 Editionが新入荷

 ARRL(アメリカの連盟)が発行している、人気のDXアワード「DXCC」愛好者必携の、「The ARRL DXCC List」の2016年9月版(価格864円(税込)、送料82円)が新入荷しました。

 本版は前版(2012年4月版)以来、約4年半ぶりの改訂版で、2016年9月までに誕生したニューエンティティー、併せて消滅したエンティティーを網羅し、最新のDXCC Application Formなども収録されています。

 日頃からDXCCに挑戦されている方はもちろん、海外交信を楽しむ上での貴重な資料にもなる本リストをぜひ皆さんのシャックにも備え付けておきませんか。

 DXCCリスト2016年9月版のお求めはJARL販売係まで。

▽JARL販売品のご案内
http://www.jarl.org/Japanese/9_Hanbai/hanbai/menu.htm

(10月12日)

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