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April 2009 NEWS TOPICS INFORMATION


総務省が「平成21年度電波利用環境保護活動用CM」を制作発表

 総務省は4月30日、電波利用ホームページ「電波利用環境保護関連コンテンツ」のページの中に「平成21年度電波利用環境保護活動用テレビCM」を発表しました。

 CWのテーマは「電波のルールを守ろう」、不法電波編(前半)と技適マーク編(後半)の2本をあり、ともに女優の内山理名さんを採用しています。

 総務省では、既報の「みんなで守る電波のルール」のポスターとともに、今回発表した2本のCMで平成21年度の電波利用環境保護のPRを展開していきます。

http://www.tele.soumu.go.jp/j/monitoring/index.htm

(4月30日)






電波利用料の納付がコンビニエンス・ストア等でできるようになりました

 昨年成立した電波法の一部を改正する法律(平成20年法律第50号)により、電波法第103条の2第24項の規定によって電波利用料の納付がコンビニエンス・ストア等でも実施できる道が設けられましたが、実際の電波利用料の納付事務をおこなうコンビニエンス・ストア等が平成21年4月17日付の官報により、次のように公示されました。

 これらのコンビニエンス・ストア等での電波利用料の納付事務は、平成21年4月20日(月)から実施されるようです。

(株)エーエム・ピーエム・ジャパン、(株)エブリワン、国分グローサーズチェーン(株)、(株)ココストア、(株)ココストアイースト、(株)サークルKサンクス、(株)スリーエフ、(株)セーブオン、(株)セイコーマート、(株)セブン−イレブン・ジャパン、(株)デイリーヤマザキ、(株)ファミリーマート、(株)ポプラ、ミニストップ(株)、(株)ローソン、および(株)しんきん情報サービス(MMK設置店

(4月17日)






平成21年度の情報通信月間を5月15日〜6月15日実施

 総務省と、情報通信関連団体で構成される「情報通信月間推進協議会」(JARL、JARDも構成団体になっています)は、毎年「電波の日」(6月1日)をはさむ5月15日〜6月15日を「情報通信月間」として、6月1日に各地で開催される「記念式典」をはじめ、情報通信に関する各種のイベントや講演などを開催しています。

平成21年度の情報通信月間のテーマは、
「デジタルひろがる、暮らしかがやく」

 JARL、JARDも同協議会の一員として、アマチュア無線へのデジタル技術の普及を意図して、6月6日(土)00:00〜14日(日)24:00に「2009デジタルQSOパーティー」を開催します。

 JARLの地方本部では、四国地方本部が情報通信月間特別記念局8N5Iを開設・運用と資料展示、支部では愛知県支部が情報通信フェアに出展(親子フォックスハンティングほか、6月7日)、三重県支部が情報通信体験アラカルト(電波時計製作・アマチュア無線受信ほか、6月14日)、新潟県支部が「2009ARDF新潟大会」(5月31日)の開催を予定しています。

 他のアマチュア無線関連行事では、「秋田県高文連自然科学部会無線部」が、「第12回秋田県高校ARDF大会(アマチュア無線方向探索)」(6月6日)の開催が予定されています。

 また、各地方総合通信局や各地の電波適正利用推進協議会により、親子電波教室ほか、青少年の電波に関する興味を引き出す行事等の開催も予定されています。

 なお各地で開催の行事の詳細は情報通信月間のWebサイトでご覧ください。

(4月17日)






関東地方本部元監査長の関さんが、受信環境クリーン中央協議会で表彰される

 4月16日(木)に霞が関ビル33階の東海校友会館で開催された受信環境クリーン中央協議会総会の場で、関東地方本部元監査長の関 義則さん(JR1GDR)が第51回「電波障害防止に関する功労表彰」を受けられました。

 関さんは、昭和47年に当連盟の千葉県支部役員に就任し、平成5年からは当連盟の関東地方本部監査長として、述べ37年間の長きにわたり、放送の受信障害対策に関係する官庁及び諸団体と連携しながら、アマチュア無線局による電波障害防止の技術指導に尽力するとともに、不法・違法局の撲滅のための対策指導を積極的におこない、良好な電波利用秩序の環境維持多大な貢献をされてきたことから、このたびの表彰に輝かれたものです。

(4月17日)






電波法施行規則の一部を改正する省令案等に対する意見募集について

 総務省から、平成21年4月15日付の報道発表があり、電波法施行規則の一部を改正する省令案等に対する意見募集が実施されました。

 報道発表のアドレスは、次のとおりです。
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/02kiban09_000006.html

 これによりますと、今般の省令改正等により、アマチュア局に関するものは次のようなものがあります。

  1. 電波法施行規則第38条第1項に規定する「備付けを要する業務書類」の一部を改正し、これまで備付けが必要とされていた「法及びこれに基づく命令の集録(通称「電波法令集」)」の備付けを不要とする。
  2. 上記1の改正により、電波法施行規則第38条第4項の規定を削除し、「電波法令抄録」の制度をなくす。
  3. 新たに電波法第51条の3の規定を設け、申請又は届出を電子申請で行う場合に添付する書類をスキャナ等で読み取ってできた電磁的記録を申請又は届出時に併せて送信することができるようする。

 これらの改正の意見提出期限は、平成21年5月15日(金)午後5時までです。詳しくは、上記アドレスからご覧ください。

(4月16日)






市郡情報(平成22年1月1日、福岡県糸島市の誕生、前原市、糸島郡の消滅)

 平成21年4月16日付けの官報で、「福岡県前原市(市番号4028)」と「糸島郡(郡番号40002)の全2町」の合併が告示され、平成22年1月1日に糸島市が誕生します。

 新しく誕生する糸島市の市番号は4036となります。
 この合併にともない、福岡県前原市と糸島郡は平成21年12月31日をもって消滅市・郡となります。

 また、平成21年4月16日付けの官報には、この他3件の編入合併が告示されていますが、これらの編入合併にともなう消滅市郡はありません。

(4月16日)






兵庫県神戸市立桂木小学校の児童が国際宇宙ステーションと交信

 若田宇宙飛行士の初のスクールコンタクトに先立ち、3月31日には兵庫県神戸市立桂木小学校の児童とマイク・フィンク宇宙飛行士との国内30例目のスクールコンタクトが成功しています。
 この30例目のスクールコンタクトのとりまとめをおこなった、JG3QZN田中一吉さんからレポートをいただきましたご紹介します。

★      ★

 今回の主催は、子供たちにもっと科学に興味を持ってもらおうと結成され、私も所属しているNPO法人「サイエンス夢協会」であり、平成20年度事業の1つとして昨年11月にARISSに申請し実現したものです。
 申請の際には、若田宇宙飛行士の長期滞在の予定があったために、日本語での交信も選択できたのですが、開催予定の神戸市立桂木小学校は、国際理解の教育を支援する保護者の方々が中心となって2001年より、姉妹校提携しているオーストラリア・メリマック小学校と交流を続けており、授業の中にも英語活動を取り入れて英語に親しむことのできる環境づくりをおこなっているために、あえて日本語ではなく英語でチャレンジすることとしました。

 今回のスクールコンタクトのために臨時に開設した社団局は8N3S。タイムキーパーのカウントダウンの後、18:55:05、国際宇宙ステーションを呼び出しました(右の写真)。私自身は4度目のコントロールオペレーターでしたが、相手の応答があるまでは少し緊張気味でした。

 コールし終わりスタンバイすると、交信相手のマイクの声が聞こました。最大仰角14.7度と、かつてない低い軌道での交信でしたが、信号は強く明瞭に入感してきました。

 ところが、相手のマイク・フィンク宇宙飛行士のようすが変です。日本語混じりで、「もしもし、こちら宇宙ステーション。どうぞ」と何度もこちらをコールしてくるのですが、こちらの応答にたいして一向に返事がありません。
 しばらくしてマイク・フィンク宇宙飛行士は「サブチャンネル QSY」と指令してくれました。しかし周波数を変えても、いっこうに返事がありません。今回の交信予定時間は低仰角のために、約8分しかありません。気が付けばすでに5分が経過し、その後、国際宇宙ステーションは日本の上空を通り過ぎてしまいました。

 しかし国際宇宙ステーションからの緊急連絡が入り、次のパスも日本の上空を通過するパスだったことから、20:30のパスで再チャレンジすることになりました。

 そして20:30:06、再度NA1SSをコールしました。今度は、マイク・フィンク宇宙飛行士の返事がすぐにあり、交信は順調に始まりました(右の写真)。かつて名古屋にも住んでいたことのあるマイク・フィンク宇宙飛行士は、片言の日本語を交えながら子供たちの質問に答えてくれました。
 「宇宙食の中で、一番おいしいと思ったのはどんなメニューですか?」という問いに対して、「みそカツが大好き」という答えに、会場も終始和やかな雰囲気に包まれていました。

 今回スペースシャトル・ディスカバリーの5度の打ち上げ延期のために、スクールコンタクトの予定も延び延びとなり、一時は年度内の実施も危ぶまれましたが、3月31日の小学生最後の日に、国際宇宙ステーションのマイク・フィンク宇宙飛行士と交信できたことは、子供たちにとって小学生生活の中で大きな思い出になったことでしょう。
 今回も交信成功を支えてくれた関西ARISSプロジェクトチームのメンバーに、この場を借りて感謝の意を表したいと思います。

▲日頃子供たちに英語を教えているボランティアの方々。今回は質問の答えを翻訳してくださった

▲交信成功後の子供たちへのインタビューのようす

(レポート:JG3QZN田中一吉さん)

(4月16日)






総務省が平成21年度の電波利用環境保護のPR用のポスターのデザインを発表

 総務省は、電波利用ホームページの中で、平成21年度の電波利用環境保護のPR用のポスターのデザインを発表しました。

 今年のポスターのデザインは右のとおりで、イメージキャラクターに女優の鈴木 杏さんを採用したもので、メインキャッチコピーは「みんなで守る電波のルール」です。

 総務省では、このポスターで、平成21年度の電波利用環境保護のPRを展開していきます。

(4月13日)






国際宇宙ステーション長期滞在クルーの若田光一宇宙飛行士が
 出身小学校の後輩児童と交信に成功

 4月2日18:14、埼玉県さいたま市の宮原小学校の児童が、ARISSスクールコンタクトで国際宇宙ステーションに滞在の若田光一宇宙飛行士との交信に成功しました。
 国内では31例目のスクールコンタクトとなります。
 宮原小学校は若田宇宙飛行士の出身校(1〜4年まで在籍。その後新設された大宮別所小学校に転籍)の1校です。

【注】これに先立ち、3月31日には兵庫県神戸市立桂木小学校の児童とマイクフィンク宇宙飛行士との国内30例目のスクールコンタクトが成功していますが、そのレポートは後日紹介の予定です。

 宮原小学校のスクールコンタクトは、3月中旬後半に実施スケジュールが確定してから極めて短時間に準備が進められました。準備に際してアマチュア無線の資格を持つ同校の児童の保護者の協力もあったようです。

 当日、会場の宮原小学校体育館は17:00ごろから、400名を超える見学の児童・保護者でいっぱいになりました。

 コントロールオペレーターは、埼玉県狭山市柏原公民館のスクールコンタクト(国内23例目、2006年12月27日)のとりまとめをおこなったことがある吉田徹弥さんがつとめました。
 多数の児童・保護者が見守る中、18:13ごろから吉田さんが、国際宇宙ステーションの呼出を開始(臨時に開設した社団局は8J1KW)。
 最初は弱い混信があったようですが、ほどなく国際宇宙ステーションの若田宇宙飛行士から強力なシグナルが、会場内に響き渡り、14名の児童の交信がスタートしました。
 日本語での交信ということもあり、壇上の子供たちも自然体で質問をしているようすが感じられました。

 若田宇宙飛行士は、子供たちの質問に1問1問、親切丁寧にわかりやすく答えてくれて、交信の終了後、場内は歓喜の渦に包まれました。

●国際宇宙ステーションに長期滞在の日本人宇宙飛行士との
 スクールコンタクトについて

 若田宇宙飛行士と出身校の一つ、宮原小学校の後輩児童たちとのスクールコンタクトは、このように無事成功しました。

 今後の予定ですが、宮原小学校と同様に若田宇宙飛行士が交信を希望している出身校の、大宮別所小学校(5〜6年在籍、同校卒業)、宮原中学校を優先しつつ、現在ARISS Japanにお申し込みをいただいている学校や団体等の実施スケジュールが順次組み込まれていく予定です。

 しかしディスカバリー号の打ち上げミッションが遅れたこともあり、現在、お申し込みをいただいているすべての学校や団体等の児童・生徒と若田宇宙飛行士との交信のスケジュールを組むことは、滞在期間的に難しい状況のようです。

 ARISS Japanでは「現在お申し込みをいただいている学校や団体等については、野口聡一宇宙飛行士(2009年後半から2010年前半の6か月間長期滞在予定)、古川 聡宇宙飛行士(2011年春ごろから6か月間の長期滞在予定)との交信の順番に入っていただく場合がありますので、あらかじめご了承ください」としています。

 ARISS Japanでは引き続き、日本人宇宙飛行士とのスクールコンタクトの実施を希望する、学校や団体の募集を広くおこなっています。
 お知り合いの学校や教育施設等で、日本人宇宙飛行士宇宙飛行士との交信に関心を示している団体がありましたら、ぜひみなさんも積極的に協力をしていただき、子供たちの交信のサポートをお願いいたします。

 また、日本人宇宙飛行士との交信と同様、アメリカ人宇宙飛行士との英語によるスクールコンタクトについても、同様に募集をおこなっています。

 ARISSスクールコンタクトの詳細に関するお問い合わせは、ariss(アットマーク)jarl.or.jpまでお願いします。
【URL】http://www.jarl.or.jp/ariss/index.html
※上記メールアドレスは、スパムメール防止のため、「@」を(アットマーク)と表記しています。

(4月3日)




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