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December 2008 NEWS TOPICS INFORMATION


岡山県岡山市の区名と区割りが決定(岡山市の行政区のJARL制定区ナンバーについて)

 平成21年4月1日から、政令指定都市への移行が決定している岡山県岡山市(市番号3101)の、行政区の名称および区割りが、平成20年11月27日〜12月22日に開催されていた、平成20年11月定例市議会で正式決定し、岡山市には北区、中区、東区、南区の4つの行政区が誕生します(図は区割りの概略)。

 なお岡山市に誕生する4区のJARL制定区番号については、次の通りとなります。

  • 岡山市北区 310101
  • 岡山市中区 310102
  • 岡山市東区 310103
  • 岡山市南区 310104

    (12月22日)





ARISSが有人宇宙飛行による宇宙でのアマチュア無線運用25周年記念証を発行

 有人宇宙飛行による宇宙からのアマチュア無線運用は、1983年11月28日〜12月8日のスペースシャトル・コロンビア号のSTS-9ミッションにおける運用からスタートしこのほど25周年を迎えました。

 ARISSでは、宇宙におけるアマチュア無線の25周年を記念して、2008年11月30日〜2009年1月15日の間、国際宇宙ステーションのアマチュア局との交受信し、返信用切手を同封した報告書を送付してくださった方に25周年記念証を発行します。

●宇宙からのアマチュア無線25周年記念証

【ルール】

  • 国際宇宙ステーション(ISS)との、音声、パケット(APRS)、音声レピータによる交信。
  • ARISSの通信モード(音声、SSTV、スクールコンタクト、音声レピータ、デジタル)によるISSからの信号の受信。

【有効期間】2008年11月30日〜2009年1月15日
【報告事項】
A)通信日時、運用モード(SSTV, 音声、スクールコンタクト、等)、および交信、受信の別。
B)報告者の、郵便番号、住所、氏名および、姓名のローマ字表記(必ず記載してください)
【報告方法】
 返送用切手(140円分)をARISS JAPAN QSL担当(JARL国際課)へ送付してください(返送用封筒は不要です)。
 送付封筒の表面に「ARISS 25周年記念証申請」と明記。なお記念証は、実施期間終了の2〜3カ月後には発行される予定です。
【締切】2009年1月31日(消印有効)

【期間中の国際宇宙ステーションのアマチュア局運用情報】

  1. 12月15月〜19日

     国際宇宙ステーションのアマチュア局は、145.825MHzで1200bpsのパケット通信をおこなう予定です。PCSAT(AO-51)との構成ができれば、ダブルホップのAPRSが可能です。

  2. 12月21日〜26日

     クロスバンド・レピータモードの運用を計画しています。
    • アップリンク:145.99MHz(トーン=67.0Hz)
    • ダウンリンク:437.80MHz(ローパワーモード)

     ただし、この週には船外活動(22日)が計画されており、この日は運用をおこないません。

  3. 12月28日〜2009年1月3日

     特別実験のためのクロスバンド・リピータ運用を計画しています。これまで実験していなかったLバンドによるアップリンクのテストをおこないます。
    • アップリンク:1269.65MHz。
    • ダウンリンク:145.80MHz(ローパワーモード)

     国際宇宙ステーションのアマチュア局のLバンドシステムのケーブル損失をしのぐ、アップリンクとドップラー補正があれば通信は成功すると思われます。

【参考】

●国際宇宙ステーション開設局のコールサインなど

  • FM音声交信(アメリカ局):NA1SS
  • FM音声交信(ロシア局):RS0ISS, RZ3DZR
  • FM音声交信(ヨーロッパ局): DP0ISS, OR4ISS
  • FMパケット(BBS/メールボックス):RS0ISS-11
  • FMパケット(APRS unproto alias):ARISS

●国際宇宙ステーションが使用する交受信周波数

  • ダウンリンク(FM音声・パケット・SSTV):145.80MHz (全世界共通)
  • 音声アップリンク:144.49MHz (IARU R2/R3)
  • パケットアップリンク:145.99MHz(全世界共通)
  • パケット(シンプレックス)/SSTV:145.825MHz(全世界共通)
  • クロスバンド中継器ダウンリンク:145.80MHz (全世界共通)
  • クロスバンド中継器アップリンク:437.80MHz (全世界共通)

(12月11日)
(12月15日更新)





青少年の科学への興味を引き出すことを目標とした各種学会等との連携・合同活動 第1回「おもしろ科学教室」(名古屋大学)にイベント協力(東海地方本部)

 国立大学法人名古屋大学東山キャンパス(名古屋市千種区不老町)内「IB電子情報館」大講義室で、平成21年1月12日(月)、第1回「おもしろ科学教室」が開催されることになりました。

 この「おもしろ科学教室」は、応用物理学会東海支部電気学会東海支部電子情報通信学会東海支部日本アマチュア無線連盟東海地方本部日本赤外線学会日本物理学会名古屋支部プラズマ・核融合学会日本弁理士会東海支部NPO法人アスクネット名古屋大学愛知県の主催、 JSTイノベーションプラザ東海の共催、 中日新聞社NHK名古屋放送局の後援で、「日本の次世代科学技術を担う青少年の科学啓発のための学協会等連携による地域社会を対象とした科学技術理解増進を趣旨」として開催されるものです。

 イベントは「小学生」「中学生」「高校生」を対象として、「理科のおもしろさや楽しさを体験し、遊びの中で理科の色々な現象に対する興味と関心を持たせることによって理科好きの子供を育てるため、講演会、工作教室、展示等」がおこなわれます。

 JARL東海地方本部は「キツネを探せ!FOXハンティング」と題して、子供たちを対象にFMラジオを使ったFOXハンティングを実施します。

【日時】平成21年1月12日(月)祝日、午後
【場所】名古屋大学IB電子情報館大講義室(会場は300人ほど収容可能)
【イベントの予定】
13:00 開会式(平野名古屋大学総長挨拶:予定)
13:00〜13:45 講演会:中村光廣准教授(名大理学部)「ノーベル賞のひみつ素粒子のなぞ」
13:45〜14:45 主催団体による各種展示等

  • 核融合・プラズマ学会
    「プラズマ放電のくるくるヘリカル」「プラズマボール」「超伝導技術磁気浮上列車」
  • 応用物理学会東海支部
    「卓上SEMによるミクロの世界探検」「大気圧プラズマ」
  • 名古屋大学
    ノーベル賞紹介ビデオ及びパネル
  • 電気学会東海支部(展示内容検討中)
  • 日本弁理士会東海支部(13:45から30分)
    電子紙芝居「発明」、「特許」ってなあに?
  • 工作教室、各種イベント(14:45〜16:30)
    1. 風船を使ってホバークラフトとロケットを作ろう!(1年生以上60名、応用物理学会東海支部)
    2. 簡単モーターを使って回転だまし絵を作ろう!(3年生以上60名、電子情報通信学会東海支部)
    3. 超簡単火災報知機を作ろう!(5年生以上30名、日本赤外線学会)
    4. キツネを探せ!FOXハンティング(1年生以上50名。FOXハンティングに使用するFMラジオは参加者にプレゼントされます。日本アマチュア無線連盟東海地方本部)

 第1回「おもしろ科学教室」に参加する子供たちの募集は、地元有力紙の「中日新聞」の12月7日(日)付け折り込みチラシで、愛知県ほか近隣県の一般家庭を対象に12月19日までの間実施されています。東海地方以外からの参加も可能ですので、当日の案内チラシの要領でお申し込みください(参加は申込の先着順で、12月11日現在では、工作教室(1〜3)は定員オーバー。FOXハンティングについては参加可能枠がある模様です)。

 第1回「おもしろ科学教室」の案内チラシの拡大版(PDF形式)は、JARL Webの次のアドレスに掲載しておりますので、興味がある方はぜひご覧になってみてください。

http://www.jarl.or.jp/Japanese/2_Joho/20090112-univ-nagoya-event.pdf

 また、講演会の聴講や各種展示等の見学については、申込をしなくても会場スペースの余裕の範囲で自由ですので、申込が間に合わなかったご家庭の方々も、講演の聴講や展示の見学にでかけてみてはいかがでしょうか。

 なお、申込をされていない当日見学の方は、会場が満員のときは、入場できない場合がありますのであらかじめご了承ください。

 このような「青少年の科学への興味を引き出すことを目標とした各種学会」や「大学」「自治体」、そしてJARLほかの関連団体の連携・合同計画による「一般青少年に向けての体験型科学啓蒙イベント」の実施はこれまであまり前例がなく、今後も各団体の連携・協力を深め「第2回」「第3回」とイベントの輪が広がっていくことが大いに期待されます。

(12月11日)





JARLアイボールミーティング開催される

 12月3日、東京都港区の青山ダイヤモンドホールで、2008年のJARLアイボールミーティングが開催されました。
 当日は、逢沢一郎衆議院議員、小野清子前参議院議員(元国家公安委員長、7M3URU)、中原 爽前参議院議員(JA1BNB)、総務省関東総合通信局の岡崎 邦春無線通信部長をはじめ、アマチュア無線界に関連深い方々など120名の出席がありました。

 アイボールミーティングは原会長(JA1AN)の開会挨拶でスタートし、会長は挨拶の中で「来春、JARLとして悲願であった7MHz帯の拡大が実現され、また併せて長波帯135kHzの配分も現実のものとなろうとしています。また、JARLの会員数はこれまで漸減傾向を示していましたが、最近になって、ようやく歯止めがかかった傾向が伺われます。このことから2009年はアマチュア無線の世界にとって、非常に重要な年でもあり、出席者の皆様にはアマチュア無線界のために今後もより一層のご尽力をいただきたく思います」と語りました。

 原会長の挨拶に続いて、席上では本年4月29日の春の叙勲で、旭日大綬章(きょくじつだいじゅしょう)を受けた、小野清子氏にJA1EYL山田千鶴恵さんからお祝いの花束の贈呈がおこなわれ(写真下左)、小野氏から祝辞とお礼の言葉をいただきました。

 引き続き、逢沢一郎衆議院議員から「アマチュア無線は、インターネットの世界と違って、匿名性のないコミュニケーションであるところがすばらしい。今後のアマチュア無線の発展に期待している」との祝辞をいただきました。
 続いて、中原 爽前参議院議員から祝辞をいただき、その後日本アマチュア無線機器工業会の塩畑一男会長の乾杯の音頭を取り開会。

 開会の後、アメリカ電気電子学会(IEEE)のEMCソサエティーからIEEEのEMC(環境電磁工学)研究の分野において著しい貢献があったソサエティーのメンバー1名に付与される、環境電磁工学の分野では最も権威ある「ロレンスG.カミング賞」を受賞されたJA1XF芳野赳夫氏(電気通信大学名誉教授、JARL電磁環境委員会委員長)に、JF1IZM田中靖子さんから、お祝いの花束の贈呈(写真下右)がおこなわれるなど、終始和やかな雰囲気の中、盛会の内に終了しました。

(12月11日)





関東総合通信局の電波規正局とJARLのガイダンス局が東京地区で連携運用

 11月20日(木)、東京都江東区青海の暁ふ頭公園で、関東総合通信局とJARL(東京都支部監査指導委員会)が連携して使用区別違反や呼出符号不送出などの運用違反者等に対して、電波で注意を促しました。
 今回の連携運用は、6月5日に神奈川県監査指導委員会が実施して以来2度目となります。

 今回、連携運用をおこなった東京港湾地域は、前回実施した横浜ベイエリアの港湾地域と同様、144MHz帯や430MHz帯で運用する不法局等の出現する頻度が高い地域と言われており、関東総合通信局が横浜ベイエリア港湾地域と同様に重点的に取締をおこなっている地域の一つです。

 運用は東京都支部監査指導委員会が144MHz帯及び430MHz帯をモニターし、運用違反等を発見した場合、関東総合通信局とJARLの両者で周波数等を確認し、まずJARLのガイダンス局が注意を喚起するメッセージを送出し(写真上左)、状況を見て、運用違反が続くようであれば、関東総合通信局の移動監視車に搭載された電波規正局から違反の局が運用を停止するまで正しい運用を指導するメッセージを繰り返し送出する(写真上右)という前回と同様の形式で実施しました。

 前回と同様、山崎関東総合通信局電波監理部監視第一課長、JH1UBU根本関東地方本部長、JA1FY野田関東地方監査長ほか関係者が現場にかけつけ、関東総合通信局の担当者と東京都支部のガイダンス局担当者とのスムーズな連携によりおこなわれ、違反運用をおこなっていた局に対して、注意喚起・正しい運用に関する指導をおこなうことができました。

(12月11日)




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