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September 2007 NEWS TOPICS INFORMATION


東京工業大学が「Cute-1.7と一緒に宇宙に行こう!!」キャンペーンを実施

 東京工業大学松永研究室では、宇宙に対する熱い思いを込めたメッセージやイラストを広く募集しマイクロフィルムに記して、近く打ち上げが予定されている同大学の超小型アマチュア衛星「Cute-1.7+APD II」に搭載して打ち上げる、「Cute-1.7と一緒に宇宙に行こう!!」キャンペーンをおこなうと発表しています。
 募集するメッセージやイラストは、宇宙に対する想いや夢はもちろんのこと、将来の夢や未来想像図などで、特に内容に関する細かな取り決めはなく、同研究室では「皆様の熱い想いをメッセージやイラストに込めてください。応募の締切は、10月5日正午必着で短期間ではありますが、多数のご応募をお願いします」としています。

 みなさんもCute-1.7+APD IIに熱いメッセージを載せて宇宙に送り出しませんか。

 なおメッセージは200文字以内とし、イラスト・写真などはハガキ1枚またはファイルサイズ1Mバイト以下とし、応募はメッセージとイラスト・写真の両方、片方のみのどちらでもOKとのことです。

【応募方法】
 名前、年齢(任意)、職業・学校名等(任意)を明記の上、メールまたは官製ハガキで下記の宛先までご応募お願いします。

  1. メールの場合
     メッセージはメール本文にご記入いただき、イラスト・写真はメールの添付ファイルとして、「jpg」「pdf」「ai」のいずれかの形式で、1Mバイト以下でつぎのメールアドレスにお送りください。
    メールアドレス:cute17message [ at ] lss.mes.titech.ac.jp
    ( [ at ] の部分を@に変えてください。)
  2. ハガキの場合
     裏面(文面)にメッセージ、イラスト・写真をご記入下さい。そのままマイクロフィルムに転写します。
    送付先:〒152-8552 東京都目黒区大岡山2-12-1
    I1-63 東京工業大学松永研究室 メッセージ受付係

【締切】
 2007年10月5日正午必着

【関連の話題】
 アマチュア衛星でおこなわれた同種の試みとしては、東京大学中須賀研究室が、同大学のCubeSat1号機XI-IVの打ち上げ(2003年6月30日)に当たって「星の想い」と名付けて、メッセージやイラスト等を募集してマイクロフィルム化して搭載しました。
 宇宙服衛星SuitSat-1は、ARISSが世界の教育関係機関に対して広くメッセージやイラストなどを募集し、それらをCD-ROM化したものを装置し、2004年2月4日、宇宙に放出されました。
 また、今回Cute-1.7+APDと同時に打ち上げが予定されている、日本大学のSEEDS2号機も「マイクロフィルムプロジェクト」と名付けて、広く一般からメッセージの募集をおこない(2006年11月で募集締切)ました。
 現在カナダのトロント大学に保管され、Cute-1.7+APD IIとともに打ち上げを待つSEEDS2号機には、すでにメッセージを焼き付けたマイクロフイルムが搭載されています。
 このことから近く予定されている、SEEDS2号機、Cute-1.7+APD IIの打ち上げでは双方の衛星が、多くの方々から寄せられたメッセージやイラスト等を載せて、宇宙に旅立つこととなります。

(9月26日)




JARL発行アワードのサテライト特記が急増の傾向

 2007年もいよいよ終盤となりますが、このところJARL発行アワードのサテライト特記による申請が急激に増加の傾向を示しています。

 2004年10月1日〜2007年9月26日の、サテライト特記によるアワード申請の総数は69件です。サテライト特記自身これまでそれほど件数が多くはなく、2004年10〜12月は2件、2005年は通年で5件の申請に留まっていました。

 しかし、2006年の中盤からサテライト特記による申請件数が増加しています。サテライト特記による申請が急激に増えているのは、JCCアワードを目指す市郡ハンターの方々が「JARLのふじ3号」や「AO-51」などの、アマチュア衛星に積極的にオンエアーしている傾向があるためと見られます。
 特に、2006年9月以前までは特記順位が4位だった「JCC-300」は、2007年1月に特記順位が10位に到達。2006年まではサテライト特記による申請がなかった「JCC-400」は2007年6月末には10位に。「JCC-500」についても、2007年2月に初の特記申請があって以来、7月には10位に到達しています。「JCC-600」は、2007年5月に初のサテライト特記申請の後、2007年9月には9位。「JCC-700」も2007年8月に初のサテライト特記申請で2位となっています。
 このほか、2006年後半〜2007年9月現在までにJCC-100とJCG-100とJCG-200がそれぞれ2件、JCC-200に1件の申請がありました。

 なお、2004年10月1日〜2007年9月26日の間にサテライト特記による申請があったJCC/JCG以外のアワードは次のとおりです。

WAJA…7件、AJD…6件、WAC(代行申請)…4件、WASA-VU…1件、HAJA…1件、ADXA…1件

(9月26日)




情報通信研究機構(NICT)が「第3回電離圏の利用と影響に関するシンポジウム」を開催

 独立行政法人情報通信研究機構(NICT)は、名古屋大学太陽地球環境研究所と共催で2007年11月14日〜15日17:00(予定)、東京都小金井市のNICT本部国際会議室で、「第3回電離圏の利用と影響に関するシンポジウム」を開催します。
 このシンポジウムは、広く一般(通信・放送・測位利用期間、民間企業、アマチュア無線家など)の聴講者を対象として実施されるもので、電離圏が電波利用システムに与える影響や緒現象に関する、次のようなテーマなどについて、研究者の方々により最近の研究成果などを発表、討論するものです。

  • 全電子数(TEC)変動の観測およびGPS測位などへの影響
  • 不規則構造とVHF-UHF帯衛星電波伝搬への影響
  • スポラディックE諸現象の観測とVHF帯電波異常伝搬
  • 電離圏嵐のメカニズムと予測
  • HF通信への影響
  • その他

 シンポジウムの聴講は無料で、聴講に際しての申込みは不要です。
 興味のある方は聴講されてみてはいかがでしょうか。

【問合せ先】
〒184-8795東京都小金井市貫井北町4-2-1
独立行政法人情報通信研究機構
電磁波計測研究センター 宇宙環境計測グループ
電話:042-327-7540 FAX:042-327-6163

(9月26日)




受信環境クリーン月間(10月1日〜30日)

 総務省、NHK、民法各社、JARLなど、関連団体で構成される、受信環境クリー ン中央協議会は、受信障害の防止を図ることを目的として、毎年10月1日から10 月31日までの間を「受信環境クリーン月間」と定め、全国各地で放送電波の受信 障害の防止に向けた活動を展開しています。本月間中は、幅広い周知・広報活動 のほか、全国の中学生を対象に「受信環境クリーン図案コンクール」を実施して います。

 詳しくは、同協議会ホームページをご覧ください。

【受信環境クリーン中央協議会】
<トップページ>
http://www.clean-kyou.com/index.html
<平成18年度図案コンクール結果紹介>
http://www.clean-kyou.com/06concours/index.html
<協議会事務局>
〒170-8480東京都豊島区駒込2-3-10 財団法人電気通信振興会内
TEL:03-3940-3981

(9月20日)




総務省が無線設備規則の一部を改正する省令の一部および無線局免許規則の一部を改正
【スプリアス規定の経過措置の適用期間が平成29年11月30日まで延長】

 平成19年9月3日付けの官報で、無線設備規則の一部を改正する省令の一部および、無線局免許規則の一部を改正する省令が公布され即日施行となりました。

 スプリアス(必要周波数帯の外側に発射される不要な電波)の強度の許容値が世界無線通信会議(WRC)において無線通信規則(RR)が改正されたことに伴い平成17年12月に無線設備規則が改正されました。経過措置として、平成19年11月30日までの間、新たな免許申請などをおこなう場合は、旧スプリアス規定が適用されていましたが、平成19年12月1日からは、新しいスプリアス規定に適用した無線設備以外は、新たな免許申請もしくは無線設備の変更等ができないことになっていました。

 総務省では、この経過措置の期間の延長について要望が寄せられたことなどを受け、平成17年に改正された無線設備規則の一部を再度改正し、平成19年11月30日以前に製造された無線設備については、その使用期限を平成29年11月30日までの「10年間」延長するための関係省令を策定して、電波監理審議会に諮問し、この件に関しての意見の募集を、5月16日〜6月15日までの間おこなっていました。平成19年7月11日付けで、原案を適当とする電波監理審議会の答申を受けて、今回の改正が施行されることとなりました。

 この改正により、アマチュア局が該当する無線設備(平成19年11月30日までに製造されたもの)で新規開局もしくは変更の手続きをおこなう場合には、平成29年11月30日までは、当該無線設備が平成19年11月30日までに製造されている無線設備である旨を明記して申請をおこなうか、保証手続きによる申請をおこなうこととなります。

 なお、再免許申請については、平成19年8月1日より施行された方法によります。

 また、アマチュア局が平成19年11月30日以前に製造された無線設備を使用して平成29年12月1日以降も、新たな免許申請もしくは無線設備の変更等をおこなう場合には、保証手続きによりおこなうことになります。

(9月3日)



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