■第7回西日本ハムフェアを3月9日、ユニバーサル造船有明事業所 体育館(熊本県玉名郡長洲町)で開催。1280名が来場!
3月9日、熊本県玉名郡長洲町の「ユニバーサル造船有明事業所」体育館で、第7回西日本ハムフェアが開催されました。
前日の3月8日には、フェア会場そばの「有明会館」で前夜祭も開催されました。
【昨年を越える1280名が来場!】
ユニバーサル造船有明事業所のご厚意で会場を提供していただいて開催の西日本ハムフェアは昨年に続き2回目となります。当日の九州地方の天候はあいにくの雨でしたが、九州地方本部管内を含めた近隣の各エリアから、1280名のアマチュア無線家が来場し、さまざまな展示や催事を楽しみました。
開会式は10:00ごろにおこなわれ、来賓としてご出席いただいた総務省九州総合通信局の木村文彦課長(電波監理部電波利用環境課)、JA1AN原 昌三JARL会長、JA5MG稲毛 章四国地方本部長、JF6MIT宮川香枝子実行委員長(九州地方本部長)によるテープカットがおこなわれました。
▲テープカットのひとこま。左からJF6MIT宮川実行委員長、JA1AN原会長、九州総合通信局木村課長、JA5MG稲毛四国地方本部長 |
▲会場は10:00のオープン早々から、多くの来場者でにぎわいを見せ、13:00過ぎまで人混みが途絶えることがなかった。 |
無線関連機器メーカーや販売店、出版社、クラブや、電波利用関連団体などのブース展示をはじめ、数々のアワードの展示ブースも設けられ、また会場内に設けられた講演会場では、九州地方本部大会や、昨年も大好評だった笑福亭瓶太さん(JO3KHA)による九州の方言を交えた無線落語の上演などもおこなわれました。
会場内では西日本ハムフェアの特別記念局「8J6HAM」の運用もおこなわれました。昨年同様「造船所の施設」という会場の地の利を生かした、「造船所内見学バスツアー」も実施され、多くの来場者の方々が建造中の大型タンカーなどの見学を楽しまれたようです。
また例年同様、会場に親子連れで来場した子供たちのためのイベントも企画され、電子工作教室では、申込のあった多くの子供たちが、体育館ステージ上に設けられた工作教室のスペースで、ハンダ付け不要で製作できるFMラジオキット「FMはこらじ」の製作に取り組みました。また、リモコン「サッカーロボット」を楽しむコーナーもあり、嬉しそうに操作を楽しむ子供たちも多数見られました。
▲昨年に続き、笑福亭瓶太さんの無線落語を上演された。ところどころに九州地方の方言を交えた語り口に場内は爆笑に包まれた |
▲無線落語上演の後、会場で交信を楽しむ笑福亭瓶太さん(右)。左は交信をサポートするJR3QHQ田中大阪府支部長 |
冒頭でもお知らせしましたが、荒天にも関わらず今年の西日本ハムフェアは1280名の来場があり、開催時間内(10:00〜15:00)の13:00過ぎごろまで、体感的にも会場内の来場者数の増減があまり大きく感じられず、来場者の会場滞留時間が、例年より長かった傾向が感じ取れました。親子連れの来場も、昨年に比べて多くなっていたようです。
一般に広域から来場者を迎えるこの種のイベントは、交通の便のよい都市部での開催が有利ですが、交通の便のほかに開催会場を固定化することも、イベント開催の重要な要素と考えられます。たとえば関西地方本部で毎年開催の「関西アマチュア無線フェスティバル(KANHAM)」は、大阪府岸和田市、兵庫県尼崎市から、現在の大阪府池田市の池田市民文化会館に移って以来、長年にわたり会場を固定できた結果、「KANHAMと言えば池田!」というイメージがしっかり定着しました。
九州地方本部開催の「西日本ハムフェア」は、同フェアの前身となる福岡県支部のハムの祭典と第1回が福岡県山門郡瀬高町(現在の「みやま市」)、第2回が福岡県久留米市、第3回・第4回が佐賀県鳥栖市、第5回が「くまもと・火の国総会」と同時開催で熊本県熊本市というように転々と会場を変え、そして昨年の第6回から、福岡県と熊本県の県境そばに位置する、同会場に移ってきた経緯があります。
今回、来場者数の増加が見られたのは、「西日本ハムフェアといえばココ!」というように、「九州地方のアマチュア無線家の方々に同会場での開催が定着する足がかりができてきた」ということなのかもしれません。
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▲ステージ上の工作教室でFMラジオキット「FMはこらじ」の制作に取り組む子供たち!下は全員無事完成後の記念撮影 |
(3月12日)
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