■日本のD-STARレピータ局とデイトン・ハムベンション会場レピータ局との接続を実施(多くのD-STARユーザーがハムベンション会場と交信!)
5月16日から18日(現地時間=JST−13時間)までの間、アメリカのオハイオ州デイトンで開催のデイトン・ハムベンション会場に、臨時に開設されたD-STARレピータ局K5DIT Bと、日本に開設している次のD-STARレピータ局の接続がおこなわれ、デイトン・ハムベンション会場と日本のアマチュア局との交信がおこなわれました。
- デイトン・ハムベンション会場:K5DIT B(アメリカ・オハイオ州デイトン)
- 関東地方:JP1YIW(東京都西東京市)
- 東海地方:JP2YGI(愛知県名古屋市)
- 関西地方:JP3YHJ(大阪府東大阪市)
日本時間では深夜から早朝の時間帯にも関わらず、多くのD-STARユーザーの方々がデイトン・ハムベンション会場とのQSOに挑戦しました。
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「日本のD-STARレピータ3局とデイトン会場との接続」のアナウンスがなされた時、「アメリカのデイトン・ハムベンション会場と交信できると言っても、早口な英語のCQに答える勇気はないなぁ」というユーザーの方々も少なくなかったようです。
しかし当日K5DIT Bを使用して、日本のD-STARユーザー各局と交信に挑戦してくださったのは、日本に留学経験のあるYLオペレーターのKD7QDZモーリーンさん。
「モーリーンさんは少し日本語を話すことができる」という事前情報が流れたこともあって、多くの方々が定刻からモーリーンさんのCQを心待ちにして待機しました。
関東・東海・関西の各エリアのD-STARユーザーがモーリーンさん(写真右)や、当日デイトン・ハムベンションに参加されたAD6GZ安田さん(7M3TJZ)ほか、デイトン・ハムベンション会場のD-STARユーザーとの交信をおこなうことができました。
また会期中、日本の3局のD-STARレピータからは、現地アメリカのアマチュア無線家のネイティブイングリッシュでのJA向けCQや、CQに答える日本のD-STARユーザーの英語の交信も聞くことができました。
なお、現地レポートによるとアメリカでのD-STARへの注目度はかなり高まっている模様で、デイトン・ハムベンション会場に臨時に開設されたレピータK5DIT Bは、現地来場者のアクセス頻度も極めて高かったようです。
このため日本の局との交信中にもK5DIT Bには、現地来場者のアクセスが殺到し、しばしば交信しにくい状況になることもあったとのことです。
ともあれ、デイトン会場からのCQが聞こえてきた日本の各D-STARレピータでは、HF帯のDX交信さながらのオペレートやパイルアップで大いに盛り上がり、ユーザーの方々は、これまでになかった、とてもユニークな経験を大いに楽しんでいたようです。
(TNX 7M3TJZ、写真:Ed Woodrick WA4YIH)
(5月20日) |